2018/02/27

最近観た映画メモ「「犬神家の一族」」他

「007死ぬのは奴らだ」(1973年)
「犬神家の一族」(1976年)
「カジノ」(1995年)
「砂の器」(1974年)
「二百三高地」(1980年)
「八つ墓村」(1977年)
「1922」(2017年)
「ジョーズ」(1975年)

正月にドキュメンタリー映画何本か見て以後の8本。昨年よりめちゃ遅いペース。

●「007死ぬのは奴らだ」(1973年)
ロジャー・ムーアがボンドの第一作。全編ユルくて緊張感もサスペンスも皆無だし。真面目なのか笑わせようとしてるのかわからないしw テレビでチラチラといくつか見て、こういう感じがダメだからムーアの007は僕はまったく好みじゃないことわかってたんだよなあ。なのに1973年の映画の世界興行成績で第3位だったそう。。。。

●「犬神家の一族」(1976年)
テレビで見たことはあるけどちゃんと見たのは初めてかも。面白かった。全員キャラ立ち。2006年版もついでにチラッと見てみたけど、カット割りまで
ほぼ同じ。なぜ作った?w

●「カジノ」(1995年)
「グッドフェローズ」が成功してスコセッシのマフィアもの第二弾ということらしい。めちゃくちゃ面白かった。「状況がどんどんまずい方向へ転がってしまって抜け出せない」ってのは映画見てるといちばんイヤでいちばん楽しい部分だなあ。というか怖すぎるわジョー・ペシ。

●「砂の器」(1974年)
昭和の風景と丹波哲郎が辛抱強く捜査する前半はすごい好きなんだけどなあ。後半しつこく長すぎる印象。

●「二百三高地」(1980年)
まったくダメ。好みじゃない。このへんの時期にいくつか未見の大作歴史映画があるから見ておこうかと思ったけど、とりあえずヤメ。

●「八つ墓村」(1977年)
「犬神家」と同じくテレビで見たことはあるけどちゃんと見たのは初めてかも。さすがに面白かった。全員キャラ立ちも同じく。よくよく考えるとツッコミたくなる部分も多いけど、「犬神家」より好きかも。やっぱ「桜の舞い散る中を疾走する発狂した山崎努」の絵面は最高。キューブリックを感じるw

●「1922」(2017年)
Netflixオリジナル映画。先日、スティーヴン・キングの小説のほうを読んだばかり。小説をほぼ忠実に映像化って感じ。ネズミとか怪奇描写もやり過ぎにならずバランスいい。ラストは文章で全部説明しちゃう小説よりも映像でぼやかす映画のほうがいいかも。ただ、ものすごく面白いかといえば、、地味。

●「ジョーズ」(1975年)
Netflixにあったから、ちょっと見直そうと思ったら全部見ちゃったわ。ホントによく出来てるなあ。完璧映画。ゴチャゴチャした群像や町のバタバタから船の上の三人と一匹へ、一対一のクライマックスまで、砂時計のように一点に向かって収束してく感じがたまらん。

以前しつこく書いてたように「ジョーズ」は僕の原点みたいなもの。「スター・ウォーズ」も影響大きかったけどジョーズの延長線だったかも。何度かテレビで見たしDVDも持ってるけど、ちゃんと丸ごと見直したのは何十年ぶり。

今回気づいたのは3点。ロイ・シェイダーの署長はラスト以外は完全にヘタレとして描かれてたのね。マックイーンが断るわけだわ。あと、圧搾空気のボンベが危険ってことは何度も強調されて伏線になってたのね。おまけにラストでロバート・ショーがずり落ちる直接の原因もボンベだったり。もう一点は、夜のシーンの浮き樽の手描きアニメーションの効果がダサいってことw 特に効果が必要な場面じゃないのに。流れ星は悪くないんだけどな。

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