2017/07/09

最近観た映画メモ「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」他

ピンチクリフ・グランプリ(1975年、日本公開1978年)
808(2015年)
猿の惑星:新世紀(2014年)
アイスエイジ(2002年)
インターステラー(2014年)
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年)

●ピンチクリフ・グランプリ(1975年、日本公開1978年)

ノルウェーのストップモーションの人形アニメ映画。これ、ロードショー誌とかでスチル写真などよく見たからずっと気になってた。最初のスター・ウォーズとほぼ同じ時期公開(一ヶ月遅れ)だったそうで、二本立て上映のところもあったかもしれない。めちゃくちゃおもしろいわけじゃないけど、楽しい。造形やセットはすごいけどストップモーションアニメに不慣れな人が動かしてる感じがした。基本的にほのぼのした子供向け映画なのに、後半のカーレースシーンはクルマ好きがマニアックに大暴走w けっこう迫力ある。1966年の「グラン・プリ」みたいな絵を撮りたかったんだろうなあw
https://stylenorway.jp/magazine_vol02_05

●808(2015年)
ローランドのドラムマシン「TR-808」に関するドキュメンタリー映画。アフリカ・バンバータはじめ有名ミュージシャンたちが「いかに808が音楽にかかせないものになったか?」について語る。フィル・コリンズ他数組くらい
しかわかんないけどw この分野では「創造主/神」である、先日亡くなったローランド創業者の梯郁太郎氏のインタビューもある。

●猿の惑星:新世紀(2014年)
映画館に観に行った第一作の「創世記」から十数年後の話。めちゃくちゃおもしろかった。昔の「猿の惑星」の続編いくつかを踏襲してるらしいんだけど、三作目の「新」までしか記憶ないからちょっともったいないかも。シーザーかっこいい!けど苦悩の表情や動きが以前メイキングとかで見た中の人アンディ・サーキスがそのまま透けて見えてきてるのはいかがなものかw もうすぐ公開される三作目「猿の惑星:聖戦記」が楽しみ!

●アイスエイジ(2002年)
昔DVD買ったのに何度もちゃんと見ようとして途中で挫折してたもの。ようやくラストまで見た。あんまり好みじゃないかも。ナマケモノ、マンモス、サーベルタイガーの三頭が主役なんだけど、感情移入できる主人公がいないのが弱点じゃないかと。あと当時も思ったけど、2002年のCG映画としては古すぎ感が。「モンスターズ・インク」と同じ年だもん。その後計5本も作られてシリーズになってるので、最近のは面白いかもしれない。

●インターステラー(2014年)
長いw でも淡々と進むストーリーはぜんぜん退屈しないっていうか面白かったし、けっこう感動。ただ、「ゼロ・グラビティ」もそうだったけど、ハードっぽい外観や科学考証に感動ストーリーを入れる映画は苦手かもしれない。ちょっと違和感残っちゃう。

●バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年)
バットマンだったマイケル・キートンとバードマンだった今は冴えない主人公を重ねてる点と、全編ワンカット撮影っぽくできてる、以外予備知識なしだった。なぜか「何十年ぶりにバードマンに戻って再起を果たそうとする俳優が七転八倒するコメディ」と思い込んでた。ぜんぜんちがったw めちゃくちゃ重くてキツい映画じゃんこれ。よかったです。「表現する職業」の人全員におすすめな感じ。やっぱハリウッドの映画人には響くんだろうからアカデミー作品賞も納得。
ワンカット長回しみたいにしてあるんだけど、出来事も妄想も同じ見かけで目の前で次々起きて連続してるから目が離せず、かなり疲れるw 空間の制約がない演劇みたいな。あと、コメディだと思ったけどちがった、とはいえ、これ基本的にコメディなんだろうな。キツすぎて笑えないコメディ(いや、笑えるところも多いけど)。

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