2011/08/17

アナログのペイント作業


昨日からカスタムペイントみたいな作業をやってる。リキテックスでフィギュアみたいのを塗ってるんだけど、まーーーーー時間かかるわ。modoとかでテクスチャペイントしたら20分で終わるような作業が丸一日かかっても半分くらいしか進まない。そりゃ普通に時間がかかるアナログ作業なんだからしかたないのは承知だけど。

デジタルは「効率を追求するために大切なものを置き忘れてる」的な言い方をされることがあるけど、その「大切なもの」と何十倍の所要時間とどっちが大切かというと、僕の場合時間のほうが大切だろうなあ。っていうか、時間以上に大切なものはないだろう的な。

あと、あらためて思うのは、立体物へのペイントを立体空間でやるのは非常に疲れる作業だってこと。CGソフトでの立体物へのペイントは平面作業だからラク。立体的ユーザーインターフェイスでCGをいじったりペイントできたら素晴らしい的発想は、たぶん本物の立体の作業をしたことない人かも。

アナログには「体を使う楽しさ」があるけど、それは時間とか効率とか考えない「ぜいたく」なことになりつつあるかも。また、デジタルの恩恵やスピード感に慣れちゃってるのに、リキテックスで描いてるのは時間の感覚がぜんぜんちがって無理がある。

デジタルの恩恵を最大に受けて全力の10万枚の絵を残す人とアナログで全力で1000枚の絵を残す人。アナログの人が1001枚目に描くはずだった絵が最高傑作になったかもしれないし、9万9999枚を描かないと10万枚目の最高傑作が生まれなかったかも。へんな理屈ですいませんけど、無駄な制作時間が足を引っぱってアーチストの成長を阻害するのは非常にもったいない、って考え。

結局、なんだかんだでこういうアナログペイント作業、一年に1ヶ月くらいやってるなあ。昨年は極端だった。立体制作関連で4ヶ月以上使った。しんどいとか苦しいとか言ってるけど、まあ好きな作業なんだろうな。とか言えればいいけど、作業を始めてから「あ、これってしんどくて大変な作業だった」って思い出すんだ毎回。完成したものを見ると、苦労とか関係なくなっちゃう。あるいは、次はもっと要領よくできるはずだって思っちゃう。っていうか毎回同じようなこと書いてる気がする。

フィギュアとかのアナログ作業でいいのは、ポッドキャストを集中して聴けること。町山氏や宇多丸氏の映画関係ポッドキャストとか伊集院光とかいっぱい聴いてる。デジタル作業だとポッドキャストも音楽も聴けない。時間がかかるアナログ作業は手を動かすだけで何も考えなくていい時間が多いけど、デジタルは作業の一つ一つがある意味重要な決断だから。

面相筆の先の狙いが定まらない、おかしいな、と思ったら地震だった。
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