2009/06/30

「KORG DS-10 PLUS」の基調講演??

佐野氏による某基調講演風ビデオ。成りきってて最高。「One more thing」がないのが惜しい〜〜。そうそう、スティーブ・ジョブズが仕事に復帰してるそうですよ。

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2009/06/29

■グラフィック薄氷大魔王[183]ゆるキャラじゃないもの、不便なカタカナ英語

●ゆるキャラじゃないもの

「ゆるキャラ」って、「地域の団体などがシンボルキャラクターを作ろうとしたけど、思い入れが先走りすぎったのかトンデモなキャラクターになってしまった。しかし、そういった出来損ないのキャラクターたちは結果的にイイ味を出してるという、みうらじゅん氏によって発見された鑑賞方法で見た、キャラクターたち」だと思ってました。大げさに言えば「超芸術トマソン」のような、別の見方・楽しみ方の発見というアートみたいなもんかな。

なので、専門家によってデザインされた「はばタン」「ひこにゃん」「ニャンまげ」「せんとくん」等は、ゆるキャラとは呼びにくいなあ。でも最近は、そういった前提など関係なく、なごみ系のマスコットキャラクターは即、ゆるキャラと呼ばれちゃってるようですね。また、ゆるキャラという見方ありきで、ウケ狙いでわざと変なマスコットを作るところも出てきてるようです。

呼び方は定着しちゃったら何でもいいですけどね。親しみを持って呼ばれてるんだし。

●不便なカタカナ英語

先日、ある発表会で「デジカメで撮らなきゃ!」という貴重な機会があった。撮ろうとしたら、液晶に「ライトプロテクト」ってカタカナの注意メッセージが出て、シャッターが切れない。焦った。デジカメ的にライトプロテクトって「Light Protect」だと思いますよね、っていうか思っちゃったんだけど。光量とかホワイトバランスとかフラッシュライトなど照明系の機能がロックされてるんだろう、って。全部初期設定に戻すとかやってもダメ。メッセージはどうしても消えない。

続きは

2009/06/21

modo401プリセットHDRIで野外彫刻みたいな

前にもこういうのやったことあるけど、ハマります。だって、パソコンの中に作ったモノが、現実世界に「居る」んだもん。こりゃあ、高解像度HDRI素材集とかパノラマカメラとか欲しくなっちゃう。プリセットのHDRIは解像度が低いので、レンダリングしてからキャラクターをPhotoshopでボカしてなじませてます。



↓これもプリセットの屋内写真。こういうデカいフィギュア、ほしい〜。

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2009/06/20

modo401のレイアウトとプリセットの環境マップ


modo401のインターフェイスのレイアウトがとても便利になってる。
302までは、モデリングやUV作業やペイントなどのレイアウトを、作業ごとに切り替えて使っていた。ファンクションキーを割り当ててたんだけど、レイアウトの切替えのときに強制終了してしまうことがよくあった)。

401標準レイアウトではタブを切り替えるだけでパレットの内容も全部切り替わって、それぞれの作業に最適なレイアウトになる。とてもラク。401標準レイアウトに切り替えないと「ClearCoat Amount」とかの項目が出てこなくて使えないのはなんでだろ?

ところで、上の画像の左側に注目。環境光用のHDRIがプリセットでたくさん入ってる。野外、屋内、スタジオの3カテゴリに数十枚用意されてて、ダブルクリックするだけでシーンに適用される。
こんなのできちゃう。地面に落ちる影は「Shadow Catcher」という新機能で、地面を透明にして落ちる影だけを背景に加えるというもの。

上で書いたCrearCoatってのは、マテリアル自体がどんな設定でも、上からニスかトップコートを吹いたようにツルツルにする機能。クルマのボディーとかに使うらしいけど、僕が最近やってる作風にピッタリな機能。Shadow Chatcherといい、CrearCoatといい、僕向けの機能が増えてうれしい。

2009/06/19

新作アニメーション「YANS! GANS!」


YANS! GANS! [MEAT OR DIE]

スゴイ人たちと作ってます。
僕はキャラクターと、その他もろもろのデザインをやってます。
まだ第一作ですが、これから続々出ます。よろしく〜。

modo401リリース!

modo401がリリースされた。さっそくインストール。
新機能紹介はLuxologyとMarsのサイトにあります。

http://www.luxology.com/modo/tour/

まだインストールしただけで、ほとんどいじってません。どんな新機能があるのかよくわかってないので、いろいろ探検してみます。標準のOpenGL表示が映り込みも入ってきれいです。髪の毛や毛皮などを作る「Fur Material」だけちょっとためしてみました。が、やっぱ、レンダリング遅い〜〜。毛の調整もまだわからないし。

ボーンはまだ搭載されてないので本格的キャラクターアニメーションは無理ですけど、アニメーション機能も相当強化されてるようです。

2009/06/16

■グラフィック薄氷大魔王[182]「紙の本」VS「ディスプレイ」

一般に本は、「いつでもどこでも広げて読めるし、電気もいらないし、ペラペラめくれば内容を大まかに把握できる。デジタルにはマネのできない長所だ」と言われている。

でも、本を読む(見る)には、まず、本の実物が手の届く範囲にある必要があり、本棚から目的の本を見つけ出さなきゃいけない。座る場所を確保しなきゃいけないし、照明のために電気が必要だ。冊数が多ければ置き場所も大変だ。

大きな画集などを見る場合はもっと極端で、重い本を取り出して持ってくるのがおっくうじゃない程度の気力と体力と、本を安定して置ける机としっかり調整された照明が必要になってくる。好きでよく広げる本ほど痛みが激しく、洋書など糊がバリバリになってページがどんどん抜け落ちてしまう。消耗していく。紙の束に特別な価値を見いだしているのでないかぎり、本は、実はかなり不便だ。

その点、パソコンのディスプレイで読む場合(たとえばPDF)、照明も角度も完璧、重さはゼロ、目的の箇所は検索すれば出てくるし、バックアップさえ可能。それに、以前はパソコンの処理速度が遅くて現実的じゃなかったペラペラめくるのだって今ならぜんぜん可能だ。

なんでこんなこと書いてるかというと、またまた本の大処分をしたのです。昨年、かなり処分したのですが、あんなもんじゃないです。今度はマジ本気です。古くは30年以上前に買った本も含め、持ってた本のうち、たぶん三分の二、いや、四分の三くらい処分しました。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090610140400.html

2009/06/15

■グラフィック薄氷大魔王[181]ありったけScanSnap

ScanSnapを新調しました。基本的にMac以外でスキャン作業はしないと思われるので、Mac専用の「ScanSnap S300M」です。ドライバをダウンロードすればWindows用モデルもMacで使えるそうなので、Mac専用モデルでなきゃいけないこともないんだけど、白いボディに惹かれました。

「S1500M」の「A3サイズ対応」も魅力的だったけど、「S300M」の「USBバスパワー対応」が決め手になりました。ところが、この「USBバスパワー対応」にがっかり。スペック詳細を良く読めばよかった〜。確かにACアダプタでコンセントに繋がなくてもいいんだけど、読み取ったデータを転送するためのUSBの他に、二本目のUSBをパソコンに繋いで電力を供給する仕様でした。一本で済むのがイイのに〜。

とはいえ、上部の紙フィーダーをたためばスッキリ超コンパクトになるS300M、気に入ってます。必要なとき、電源スイッチを兼ねた上部のフタを開け、パカパカッとフィーダーを伸ばしてササッとスキャン。スキャン速度や画質もスペック上は上位機種と変わらない。少なくとも、以前使っていた初代ScanSnapより明らかにきれいにスキャンできる。紙詰まりの頻度も少ない気がする。ドライバの機能がWindows版より多少劣るようですが、普通に使う分にはほとんど支障ないです。

・参考「7年ぶりに発掘された初代ScanSnap」

ここ数週間、究極の大整理大会をやってました。以前ScanSnapについて書いたときは「もうスキャンする紙がない〜」などと甘っちょろいことをほざいてましたが、今回の整理ではScanSnapが大活躍。テーマは「紙のままとっておく必然性がない紙はすべてデータ化して捨てる」です。以前の決意、「ノートや手帳は金輪際使わない。スケッチもメモもペラの紙に書いてスキャンし、特に必要がない限りスキャンした紙は捨てることにしよう」を過去に遡って完全実践しようってわけです。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090603140300.html

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2009/06/14

■グラフィック薄氷大魔王[180]立ったままデスクワーク

それを他人に強制されるのだったら、僕は絶対ヤダ。そんな会社はただちにヤメる。

柴田さんも後記で書いてましたし、某所でも盛り上がってましたが、「本当に『いす』がなかった、キヤノン電子のオフィス」。同社の酒巻社長が書いた「椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!」(祥伝社)という本。効率アップをギリギリまで追求、実践。
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この本は知らなかったけど、「立ったままデスクワークすると仕事が異常にはかどる」というのは経験上知ってました。細かなフットワークというか、机の上での動作の小回りが効くようになるんです。

イスに座っていると、重心が固定されてしまい、隣のマシンにイスを転がすどころか、手を横に伸ばして資料のページをめくるのさえおっくうになってしまうことがある。中途半端にWebを見てるときなど、片肘ついた左手をキーボードまで持っていくのさえ面倒、マウスをタブレットのペンに持ち替えるのも面倒とか。完全集中状態なら関係ないけど、まだエンジンがちゃんと回ってない段階だと、「あ〜、めんどくせー」の積み重ねが時間ロスに繋がるし気分も悪い。(効率を上げロスを少なくすると、遊んだりダラダラする時間を増やせるのである)

一旦、楽な姿勢で安定してしまうとそれが心地よくなってしまい、姿勢を変えるのを苦痛に感じてしまうのだ。反面、立って仕事すると、姿勢を変えたり重心を動かすのが苦痛でなくなり、いつでもどの方向にも動けるんです。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090527140200.html

2009/06/13

■グラフィック薄氷大魔王[179]カーペンターズ、僕的再発見

(日刊デジクリの記事も、こちらに転載するのを忘れてたのでいくつか連続でアップします。)

久しぶりに初代iPod shuffleに曲を自動充填して地下鉄内で聴いていたら、「マスカレード」がかかった。割とよく耳にする曲なのだが、Shuffleの魔力のせいか、なぜ今までこの魅力に気づかなかったのか!と驚いた。20年も前に買った安くてあやしげで音質の悪い3枚組のベストアルバムCDがiTunesのライブラリに含まれていたわけだけど、そのベストアルバム自体、ちゃんと聴いたことがなかった。

偶然聴いた「マスカレード」があんまり美しかったので、この3枚をちょっと聴き込み始めて数日後の先月23日、「シング」を脳内再生しながら銀座の山野楽器を通りがかったら、同じ「シング」がかぶさって聞こえてきた。「カーペンターズ 40/40 ベストセレクション」という2枚組CDの店頭キャンペーン中だった(前日の発売日にはリチャード・カーペンター本人が来たらしい)。なんちゅうタイミング! さっそく購入。

小学生の頃、洋楽のアルバムなど皆無だった僕の家に、なぜかカーペンターズの「ナウ・アンド・ゼン(1973年リリース)」があった。たぶんオヤジが気まぐれに買ってきたものだろう。日曜日には必ずこのレコードがかけられるので、だいたい覚えてしまった。このアルバムには後述の2つの点で僕は大きな影響を受けたのだが、当時は、普通に楽しいアメリカの音楽として親しんだだけだった。自分で針を落としたことは今まで一度もない。30年ぶりに聴いてみたいけど、iTunesストアでは売ってないねえ。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090520140200.html

2009/06/12

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前回から1ヶ月もたってしまいましたが、ちょっとバタバタしてたのが片付いたので、TDWそろそろゆっくり再開しようかと。あと、実はFotologにアップするのを忘れてた時期がありまして、この一ヶ月そっちに毎日順々にアップしてYoshii - Blogに載せた分に追いつかせるにも都合いいなって理由もあったりして。

Seeds and Fruit__インタビュー記事



Seeds and Fruit

Hiroshi Yoshii - 3D illustrator

インタビュー記事が掲載されました。このブログの作者Kathrynはハイテクマーケティングの専門家らしいのですが、好きなアート、ファッション、デザインなどについて、アーティスト達がどんな考えを持っているかインタビューしています。

日本語でインタビューに答え、彼女の友人の日本人が英語にしました。僕の創作の背景について、TDWについて、3Dキャラクターについてなど、いろいろ答えてます。翻訳サイト等でどうぞ。