2007/12/05

TDW_1572


「次のブログ」で他のいろんなBloggerブログを確認してみると、12月4日分からちゃんとブラウザー内で開くようになってるものがある。今日の分をアップしてみたら、確かに「画像がダウンロードされる不具合」が修正されてる。やっぱ仕様じゃなくて不具合だったんだ〜。くそー!!半日くらいあーでもないこーでもないとやってた時間がもったいねー!

TDW_1572は、2005年のキャラクターアニメーションサンプルに出てくるキャラクターをTDW仕様に作り直したもの(目を平面にして、体型を少し変えた)。こいつは2Dイラストからいきなりアニメーションになったので、今まで静止画になったことがなかったのです。

あと、こいつで初めて試したのが、レンダリング時に変形を加えること。これの場合、口を閉じたモーフを作っただけだけど、このやり方なら、左右対称ポーズで作っておき、レンダリング時にポーズを変えることが比較的簡単。たぶんこれから左右対称ポーズじゃないものが増えます。

2007/12/01

TDW_1569



HiRONさんも困ってるそうで、12月になってBloggerのシステムが変更されたらしく、ブログ上のサムネールをクリックすると、画像がブラウザで開かずにダウンロードされてしまう。う〜ん。

しかたないので、以前ちょっと試していた「Picasaに画像をアップしておいて、FlockのWebClipboardを使う方法」に変えてみた。この方法だと、サムネールに見えるものが実サイズの元画像が縮小表示されてるだけなので、ブログを表示するときに多少重いはず。でも、クリックして飛んだ先のPicasaウェブアルバムからバックナンバーを一覧表示できる利点もあるんで、ちょっとこの方法でしばらくやってみます。

いろいろ試してみたけど結局、ブログ上のサムネール画像をクリックしても何も動作しないように画像リンクを削除してみました。大きい画像はアーカイブのギャラリーで見ていただく感じかな。

紆余曲折。結局、HiRON氏に教えてもらったBloggerのサポートにあったやりかたにしてみた。これで従来と同じ表示に戻せた。でも毎回タグを書き換えるのは面倒。まあ、いろいろやってみてBloggerがPicasaウェブアルバムのどのフォルダから画像を持ってきてるのかなんとなく理解できたのは収穫。

2007/11/21

STRATA Live3D[in]テスト2


live3dtest1546.pdf

なぜかUVマップの境界線エッジが見えてしまうことを除けば、とりあえず、満足できる品質で書き出すことができるようになった模様。これならキャラクター形状のプレゼンテーションくらいには十分使えそう。
しかし、このままではPhotoshop trialの期限切れとともに使えなくなってしまうわけだが。(英語版のキャンセルできた。日本語版を購入してインストールも完了)

こっちは前回同様にテクスチャに陰影をベイクしたもの。
live3dtest1546bake.pdf
特にベイクする必要もないみたい。上のみたいにきれいに表示できれば。


もう一個。以前作った「キメラ」8万ポリゴン。これにはテクスチャマップはないんだけど、ここまで表示できりゃ十分。
Chimaira2.pdf

2007/11/20

STRATA Live3D[in]テスト


Photoshop CS3 Extendedの「3Dレイヤー」を利用し、PDFやWeb3Dで3Dオブジェクトをぐるぐる回して見れるPDFやWeb3Dを書き出せるPhotoshop用プラグイン。

Live3D製品ページ

Photoshopの3Dレイヤーってはじめていじったけど、とりあえず3DオブジェクトをPhotoshop書類上に読み込んで回転・サイズ変更・ライティング変更などができておもしろい。通常は、3Dレイヤーを画像として定着させると3Dとしての属性はなくなっちゃうのだが、Live3D[in]を使うと、ぐるぐる回せるままにPDFやWeb3Dとして書き出せる。

キャラクターのプレゼン用に便利だと思って急遽、英語版を本家サイトから購入したのだが、なんと!日本語版のPhotoshopから書き出しできない不具合があることが判明! 素直に日本語版のLive3Dパッケージ版を買えばよかったんだけど、思いついたのが夜中だったし急いでたので。(日本語版PhotoshopではLive3Dのツールバー選択画面に画像が出ていないという不具合の一端も見えたりする。)

Macの言語環境を英語に切り替えたり、Photoshopのプラグインフォルダを英語に書き換えたりしてみたけどダメ。別ハードディスクから起動してPhotoshop英語版のトライアル(30日使用可)をインストールしてLive3Dプラグインを入れてみたところ、ちゃんと書き出し成功。ただし、照明や色表示などの具合が不自然なので、調整の必要アリ。(元データのUVマップがこういった書き出しに適さない方式なので、マップが歪んだり変なことになってるところアリ)

書き出したPDF

(Adobe ReaderかAcrobat Professionalで見てください。Previewでは見れない)

kagaさんに教えてもらった3ds形式で読み込む方法を試してみました。
やはりライトの設定がよくわからないですが、とりあえずハードライトとソリッドでやったものが一番マシのようです。色も白飛びしなく、割とマトモです。(ポリゴン分割は最初のままなので粗すぎ。本番のときには最適になめらかになるようにするつもり)
ハードライト&ソリッドPDF


もうひとつ、modoでテクスチャをベイクして、Photoshopの3Dレイヤーでライト無し・陰影付きイラストレーションの設定でやったもの。
陰影をベイクしたテクスチャ&ライトなしPDF


こちらは、陰影はベイクなので完璧。グローバルイルミネーションまで効きます。ただし、光の方向は固定されているので、オブジェクトを回してもライトもいっしょに回転する風になってます。が、雰囲気を見てもらうにはこれで十分っぽい。
セット販売のSTRATA Design[in]には最低限のSTRATAモデリング機能とレンダリング、それに陰影をテクスチャにベイクする機能があるそうで、これと同じことができそう。

テストで作成したPDFのオブジェクトのテクスチャはこれ用に最適化して作ってないのでかなり歪んでるし、テクスチャの分け目が折り目として出ちゃってる。なんとかなるのかな。

2007/11/13

TDW_1563


8月5日のTDW_1463から無理矢理毎日101個連続更新。さすがにちょっとペース落とします。

2007/11/09

TDW_1559


サブサーフェススキャッタリングでプラスチック粘土みたいのができるなと思って実験。でも白バックだとあんまり効果が見えない。もうちょっとわかりやすくすると、周囲の照明を落として強くしたメインライトを後から当てるとこんな感じ↓。

2007/11/07

TDW_1557



初めてmodo301のスカルプトを使ってみた。すっごい控えめにですが。どこかというと、手足の指の間の彫り込み。子供のシャンプーのボトルみたいのを作ってみようとしただけ。

2007/11/06

TDW_1556

Apple新ワイヤレスキーボード



MacBookと配列が同じなら良さそうだ!ということで、新ワイヤレスキーボードJIS配列バージョン購入。あとワイヤレスUS配列を買えばApple新キーボードコレクションがコンプリート。しないけど。

いやもう、実にコンパクト!フルキーボードに比べて14cmも短い。机の上が広くなった!ワイヤレスでスッキリ。テンキー無しと言えば、Happy Hacking Keyboardにあこがれたりもしたが、あれはグラフィックソフトの場合、頻繁に使うFキーが数字キーと(Fnキー使用で)兼用なので、ちょっと手を出しかねていた。また、昔Macwayのテンキー無し小型USBキーボードも使っていたが、Fキーが6までしか無かった(F6以降はFnキー併用。今見てみたらUS配列だった)。そこへいくと、こいつはまさにMacBookのキーボードを切り出したもので、違和感がゼロ。

有線バージョンとキータッチ(っていうか主に音)がちょっと異なる。どっちかというと有線版のほうが高級っぽい音。ワイヤレス版は筐体に共鳴してパカパカしがち。と思ったら、どうも電池が入る筒型部分の接地点がプラスチックなことが原因のようだ。粘着式のゴム足を取り付けみたところ、有線版と同じ音になった。

このワイヤレス版で最も気がかりだったのが「テンキー無し」。上列の数字キーを打つのが非常に苦手だった。電卓のようにチャカチャカ入力できない。でも、ノートパソコンだけで仕事するのを夢見ていた頃、テンキー無しに慣れておく必要があるということで、PC用のテンキー無しキーボードを大小5つも購入していろいろ試していたこともある。また、膝の上にタブレットを置いて(つまり机の下)描くと非常に描きやすいのだが、ペンを持つ手を机の上に上げてテンキーを押すのは面倒。なので、左手だけ使ってなんとかしたいという理由もあった。

購入前、フルキーボードの右側に厚紙をかぶせてテンキーを使わないようにし、しばらく上の数字キーだけを使うように訓練してみたら、けっこう慣れてしまった。日本語モードで打つ数字も、漢字変換すれば普通に半角になってくれる。強制的に半角にするにはF8を押せばいいし、英数字だけが続くときにはもちろん英語モードに切り替えればいい。なんだかちょっとリズムがわかってきた。っていうか、これを書いてる時にはすでに慣れきった状態。おお、テンキー無しでも生きていけるぞ!

テンキーに手を伸ばさなく済むのとマウスが近いことで、右手の移動量がずいぶん少なくて済むのは本当にラク。ついでに、ウインドウズマシンもテンキー無しに交換。こちらもほぼ慣れた。

テンキー無しで不便になりそうなショートカットといえば、Photoshopでは拡大縮小表示の「+と−」が無いと不便と思っていたけど、「+」は「;」でオーケー。Painterではキーボードショートカットを変更し、ZとXにズームイン・アウトを割り当てているのでワンタッチ。modoでは正面・右などの視点を切り替えるのにテンキーを使うのだが、こちらはcontrol+Spaceで出るダイヤルで瞬時に切り替え可能。今のところ、どうしてもテンキーが必要なシチュエーションは見あたらない。

マイナス点が一つ。キーボードを移動しようと両端を手で持つと、上部右端の電源スイッチを押してしまうこと。この位置でもいいけど、もうちょっと硬くしてほしい。

2007/10/30

TDW_1549

Cintiq12インチ


先週、Cintiq12インチのプレス発表会でデモしました。準備のため一週間ほど借りて使ってました。せっかくなので感想と、会場でしゃべったことを混ぜてまとめてみました。

これは、以前から冗談みたいに言ってた二つの夢が実現した製品なのです。
「タブレットPCのフタの製品化」&「intuosの描画面が液晶になった」。

WACOM Cintiq 12 WX

●小型、手軽
タブレットPCのフタっていうか液晶部分であんな薄さと小型化を実現できてるんだから、そういうのを作ってよ〜WACOMさん。って感じだったのです。今までの液晶タブレットは、たいてい据え置きとして使うものだけど、Cintiq12なら本棚にでも突っ込んでおいて使いたいときに引っぱり出して使えるし、片付けも簡単。今までは本体サイズのデカさのために必要なときだけちょっと出して使うってことがほとんど不可能だったので。いつも机の上を大きな液晶タブレットにど〜〜んと占有されるのは僕の使い方からするとちょっとしんどいと思っていたので、この手軽さはうれしい。欧米ではタブレットは手に持って使ったり膝の上で使うことが多いらしいですが、それも想定されてデザインされてるそうです。

また、液晶タブレットを持ち歩くなんて、タブレットPCを除いて完全に不可能だったけど(本体サイズは小さくても、ケーブルやコントローラがゴチャゴチャついてるのですが)、ケーブルを含めて2kgならノートパソコンと一緒に鞄に突っ込んで持ち歩くことが可能。

液晶タブレットは近くで見るものなので、解像度が粗いと描きにくい。12インチじゃ小さすぎると思われるかもしれないけど、目から15センチ先の12インチ液晶はけっこう巨大。表示は1280x800ドット(注)、近くで見ても緻密に感じます。大きな液晶タブレットでは腕全体を使って描くのに対し、12インチではシャープペンでノートに描くように使えます(以前、「10インチかそこらのタブレットPCで絵を描くのは無理」と言ってましたが、タブレットPCとCintiq(中身はintuos)のタブレットユニットは性能がぜんぜんちがいますので念のため)。

●マルチディスプレイ切り替え
ずっと冗談で「intuosの描画面が液晶になってたら最高だな〜」と言ってきたことが実現。サイズもデザインもまさに新型intuosと言われても違和感がない。小型なことももちろんですが、マルチディスプレイや描画範囲の切り替えがボタン一つでできるところがキモ。普段はintuosのような別モニタ+板タブとして使い、絵を描くときなどここぞというときにポチッとボタンを押して液晶タブレットとして使うことができる。で、またボタン一つで通常の作業に戻れる。(僕の場合、試用中に接続していたのがモニタ出力が一つしかないMacBook Proなため、仕事で使う場合にどんな具合か未検証)

●スクロール・ズーム
intuosやCintiq21インチのようなファンクションキーやトラックパッドがついてます。僕的にはキーボード・ショートカットに慣れてるため、それほどありがたみを感じなかったのだが、実際、単にスケッチをものすごい勢いで大量に描くような作業や、PainterやPhotoshopでじっくり描き込みするときに便利なようだ。

●裏のボッチ
底面の真ん中に白いゴムのボッチがついてます。これ、賢いなあ〜と思いましたよ。Cintiq12インチはスタンドを畳んで平らに置けるのですが、このボッチを軸にクルクル回せます。つまり、紙の角度を変えながら描くことが、こんな簡単な仕掛けで可能に。

(注)1280x800ドットの解像度をサポートするマシンでしか比率を正しく表示できないので注意が必要。現行Macではほとんどオーケーなはずだが、PCではサポートしないものもある(ビデオカードのドライバを最新にすると大丈夫な場合があるそうです)。