2007/08/31

TDW-1489 Kuma-Jiro


足の形がちがうのは、3D出力してから倒れやすいことに気がついて足の底面積を拡げるために改造したから。白い部分の色も最初はこんな色にする予定だった。

2007/08/30

シリコン型失敗


秋にZBrush Toysシリーズの第一弾として、Piyoraを数十個くらい複製して発売するつもりです。時間があるうちにシリコン型をいくつか作って効率アップということで、数ヶ月ぶりに型取り作業。半裂き方式をやってみようと挑戦するも、3つ作って3つとも失敗。気泡だらけ。どうなってるんだこりゃ!!シリコン1kg缶2個がパー。

夏はシリコンの硬化反応が速くなるらしいので、硬化剤の割合を通常の4%→3%→2.5%くらいでやったのだが、流し込んでる最中から粘度が上がってきて気泡がぜんぜん抜けない。おまけに、シリコンの粘度を下げるシンナーが底をついたこともあって、ほとんどドロドロ状態での作業。これは失敗するな〜と思ったらやはり失敗。う〜む。シリコンとシンナーが届いてから再挑戦。

あと話が前後するけど、驚いたこと。3D出力を元に原型制作で、何度削り・磨きを繰り返しても等高線状の段々が浮いてくるという話を以前書いた。原因は、サーフェイサーが乾いたと思っても一週間くらいは収縮するため、塗ってすぐ削ると収縮して段々が出る、ということだった。今回、数ヶ月ぶりに原型を取り出してみたところ、盛大に段々が出てた!うわー!一週間くらいの乾燥じゃぜんぜんダメだ。乾燥器併用で1ヶ月くらいしないと安心できないぞ。また表面を磨きなおし。

TDW-1488 TV-Dog


レンダリングがおもしろくなってきたので、ZBrush Toysをちゃんとレンダリングしておこう。立体出力したそのもののデータです。

こちらは写真。

2007/08/29

TDW-1487


最近のTDWは、モデリングはZBrushでやっててもレンダリングはほとんどmodoです(今回はモデリングもmodo)。で、ちょっと凹凸のある表面に写り込みを入れるのが僕の最近のブームですけど、今回のは初めて「フレネル」という属性を使ってみた。フレネルというのは、視線の角度が浅くなるほど写り込みが強くなる効果。とたんに生々しいほどリアルな質感になった。こりゃおもしろい。

2007/08/28

TDW-1486


フレネル効果つきバージョンに差し替えた。周辺部の写り込みがかすかに強くなることで、「その空間に存在する」って感じが出る。

2007/08/27

TDW-1485

Windows Vista

ようやくWindows Vistaを導入。Core 2 Quad搭載マシンって安い上に、普通の動作はそこそこだけど動画エンコードやレンダリングは2コアの2倍速だそうで、たまらずマウスコンピュータのマシンを購入。いや〜〜、確かにレンダリングは2倍以上(クロックアップ分も含めて)。今まで2〜3台のマシンでネットワークレンダリングしていたのと同じスピードが1台で出る。

で、Vista Ultimate。使い勝手はなかなか悪くないです。仕組み自体は批判されてるくらいXPとほぼ変わらずで、戸惑いも少ない。っていうか、Mail、フォトギャラリー、カレンダーとか、マイドキュメントをやめてドキュメントとか、いろんな点でなんとなくOSXに近づいた感じもある。

ところで、「なんでこんな仕様?」と思った点と2つのトラブル。

●Windows Aero
ウインドウのフチが半透明で下が透けて見えるのだが、すりガラスのようにボカシがかかっているため下の文字は判読できない。ボカシの度合いは変えられないようだ。せっかくウインドウのフチのスペース分だけデスクトップが広く使える「半透明」なのに、意味がない。最小化ボタンなどがあるだけの1cm幅は本当に単に飾りの半透明。クラシックテーマじゃ実用的すぎてつまんないし。

●Windows フリップ3D
OSXのExposeのような、Vistaの目玉的新機能。多数のウインドウやアプリを開いていても迷わず操作できる。Exposeで何が飛躍的に便利になったかといえば、Photoshopなどで数十枚の画像を開いて編集するときなのだ。非常に期待していたんだけどな〜。Windowsフリップ3Dでは、アプリは一つのウインドウとして扱われちゃうのね。ダメじゃーん!

●セキュリティの仕様
何かするたびに警告が出る。あんまりしょっちゅう出ると「警告の中身を読まずにOKポチッ」するのが習慣になっちゃうのが一番の問題だとマイクロソフトは認識してない模様。ところで、新しいマシンにインストールしたZBrush3がライセンスエラーで起動できず。いろいろ調べた結果、Vistaのガチガチのセキュリティ機能に引っかかってた模様。ユーザアカウントの「ユーザーアカウント制御の有効化と無効化」をオフでエラー回避できました。

●ドキュメントフォルダ
XPまでは、最優先みたいにマイドキュメントが開くので何でもとりあえずそこに保存することにしてあった。ところがVistaのドキュメントフォルダはピクチャやミュージックフォルダと同じくユーザーフォルダ内の一つのフォルダという扱い。保存するとき、いちいちドキュメントフォルダを探して開かねばならず、たいへん面倒。なのでドキュメントフォルダのショートカット(エイリアス)をそこら中にばらまいてます。

●ペン操作関係トラブル(前に書いたのと重複ですが)
VistaにはタブレットPCの機能も最初から組み込まれている。タブレットPCを使っていたときにWACOMドライバを入れてさんざん苦労した覚えがある。イヤな予感どおり、intuos3を使おうとしたところドライバは読み込まれてるし筆圧の反応もあるのにペンでカーソルが動かせない。Vistaを起動してから使えるようになるまでの時間がすごく長くなる。

Web検索すると、Vistaでタブレットがちゃんと動かないトラブルがあるらしい。ドライバを入れ替えたりいろいろ数時間。サポート電話の人も一生懸命いろんな解決法を指示してくれたけど、ダメ。サポートの人が調べてくれるとのことで一旦電話を切ってまたいじってたら、解決方法発見。

やはりVistaのタブレットPC機能が原因だったらしい。コントロールパネルの「Windowsの機能の有効化と無効化」で、「TabletPCオプションコンポーネント」をオフにしたらちゃんと動くようになりました!

・・・などなど。また思いついたら書きますが、こうしたら便利になるよというやり方などありましたら教えてください。

2007/08/13

新iMacと新キーボードをさわってきた

アップルストアで新iMacと新キーボードをさわってきた。

iMac。実物を見るまではわからないと書いたけど、写真で見たのと印象はほぼ同じ。やはり黒フチと黒Appleマークが外観デザイン的にクドい。黒フチ、半分の幅だったらいいんだけど。黒のビニールテープに見えちゃう。まあ、黒フチは液晶と一体化して見えないこともなく、くっきり明快な印象を与えるのに役に立ってるとは思うけど。厚みは20インチのは薄く感じるけど、24インチのはかなり厚く見えた。(個人的希望としては、多少厚みが増しても、前から見たらシネマディスプレイとまったく区別がつかないiMacってのがあったらいいなあ)

キーボード。めちゃくちゃ薄い。カッティングマット程度の厚さ。全体としては軽いけど、あまりの薄さのために密度を感じ、ほどよい重量感。もうね、これこそ究極のミニマルデザインって感じ。機能=形。キーボードの使われかたが将来もずっと変わらないのなら、もうこれ以降、キーボードの外観デザインは不可能って感じで。キータッチはノートパソコンより軽い感じがした。キーを打った実感がほとんどない。紙に印刷されたキーボードの上でキーボードの練習をしているような感じ。もうちょっとタッチを強くしてもいいんじゃないかなあ。商品はまだ来てなくて売ってなかった。テンキー無しのBluetooth版は見本さえ来てなかった。

TDW_1471



2007/08/11

Vistaでタブレットが使えない???

Windows Vistaでintuos3。タブレットドライバは読み込まれてるし筆圧の反応もあるのにペンでカーソルが動かせない。

Web検索すると、Vistaでタブレットがちゃんと動かないトラブルがあるらしい。ドライバを入れ替えたりいろいろ数時間。サポート電話の人も一生懸命いろんな解決法を指示してくれたけど、ダメ。サポートの人が調べてくれるとのことで一旦電話を切ってまたいじってたら、解決方法発見。

やはりVistaのタブレットPC機能が原因だったらしい。コントロールパネルの「Windowsの機能の有効化と無効化」で、「TabletPCオプションコンポーネント」をオフにしたらちゃんと動くようになりました!

TDW-1469

2007/08/10

TDW_1468


モデリングはSilo2.0、テクスチャペイントはZBrush3.1、レンダリングはmodo203です。

Silo2.0



1ヶ月間全機能が使えるデモ版を使ってみた。
http://www.nevercenter.com/

Silo2.0スゴイです。2005年8月3日のブログに2.0の機能が発表されてたってことを書いていて、丸2年前。Siloはその頃に少しいじっただけで、メインのツールにはなってないんだけど。というのは、やはりポリゴンモデリング専用ソフトってことでmodoとかぶる部分が多く、どうせなら高機能で高価なmodoのほうを使いこなしたいってことがあったので。(Hexagonは慣れるほど使わなかった)

1時間くらいいじってると前バージョンのときの感覚が戻ってきて、サクサクとポリゴンモデリングできるようになった。例のチビ太のおでん型のカーソルも健在。ポイント、エッジ、ポリゴンを選択自動切り替えでCtrl(command)キーを押せばどんどん微調整可。エッジを選択して「/」でポリゴンの流れを修正できるし。

ちょっと間違えてTを押しちゃったら、数十ポリ程度の超ローポリ段階なのに、ZBrushのようなスカルプトができちゃって、思わずギャーと叫んだ。これがディスプレイスメント・ペインティング機能。ブラシの書き味もなかなか。シームレスなポリゴンモデリング+スカルプトのツールとしては最強かもしれない。UV編集もすごいらしいけど、そこまではまだいじってないです。

$159の比較的安いソフトだし、既存ユーザーは$59でアップグレード可。もちろんすぐにアプグレしたいところだけど、modoに完全に慣れちゃった上にZBrushにトポロジーがついた今となっては、僕がSiloを使う大きな理由がない。っていうか、これ以上常用ソフトを増やすと、ショートカットやマウスボタン操作が混乱する。あと、Siloって視点移動が軽すぎてクルクル回るので、酔ってしまう問題も。

2007/08/09

新しいiMacとiLife'08

●アルミiMac
http://www.apple.com/jp/imac/
実物を前にするまでは断言できないけど、写真を見た印象。ボンダイブルーiMacとポリタンクG3〜4以降で、初めてApple製品を「あっイマイチ」と思った。せっかくミニマルなデザインでやってきたのに、装飾的要素を加えてしまった。ディスプレイ周囲の黒フチも裏面の黒もヤダけど、正面真ん中の黒いAppleマークが、iPod〜iPhoneで上がったブランド価値を必要以上に強調してるようで、かなりヤダ。まあ、iPhoneとの統一感を狙ったのだろうけど。ノート型のリニューアルがちょっとコワイ。

まあ、純粋に実用から言えば、あの薄さで24インチディスプレイでCore2Extreamとくれば、スゲ〜イイ!!タイミングさえ合えば、24インチをメインマシンにしたいくらい。で、新しいキーボード。こちらはミニマルすぎ。写真なのにIllustrator画像に見えてしまう。ワイヤレスはテンキー無し?こちらもいいなあ。

それにしても、ギャラリー写真のDellのデスクトップとの比較写真はエゲツなさすぎ。Dell好きの僕としては反感を覚える。比較対象を意図的に間違えてる。

●iLife'08 & .Mac
http://www.apple.com/jp/ilife/
.Mac Web Galleryってすごいわ。こんなのがiPhotoから簡単に作れる。iWebも機能アップしたようだし。.Macは容量が10GBになった上に転送量制限が100GBに!!!今までの10倍!iWebを使う上での一番の気がかりが転送量制限だったので、これで安心していっぱい作れる。

僕的に一番うれしいのは、GarageBandでテンポとエフェクトが可変になったこと。ずっとネックだった弱点が無くなり、GarageBandは音楽制作に必要な機能がほとんどそろったことになる。Reason使うぞと言ってたけど、GarageBandで普通にテクノを作れるぞ!あと、ひっそりとJam Pack : Voicesというのが発売になってますね。

TDW_1467

2007/08/08

Reasonの初歩的使い方が判明

Reasonをいじりはじめて何年だ?ちゃんとマニュアルを読んでなかった僕が悪い。ピアノロール表示で音を並べるのと、ドラムマシンにパターンを登録して番号をスコアに並べる方式で使ってました。これだと、 GarageBandのような数小節ずつのひとかたまりで並べ替えとかできないので不便だな〜と思い込んでました。ピアノロールの音を「グループ化」で、ちゃんとひとかたまりで扱えるんじゃん!!びっくりした。ドラムもドラム専用のピアノロールがあることを発見。すごい便利。Reason使おっと。

大変な日

昨日から今日にかけて、すごかった。半年分くらいの衝撃と納得が一気に来た。
一気に全部書くのは無理なので項目だけ列記。順不同。

●新しいiMac発表
う〜〜〜む。純粋に実用から言えば、あの薄さで24インチディスプレイでCore2Extreamとくれば、スゲ〜イイ!のだが・・・。

●Silo2.0をいじってみた
思わずギャーと叫んだくらい、良いです。

●Core2Quadマシン
マウスコンピュータ。MacBookより安いのに・・・スゴイ。

●Windows Vista
ようやくいじれました。

●Vistaでタブレットが使えない???
ドライバは読み込まれてるのにカーソルが動かない!いろいろあった末解決しました

●ZBrush3.1(と、ライセンストラブル回避)
来た!3.1。インターフェイス外観、ちょっと雰囲気変わった。いろいろ不具合が解決されてる。ライセンスエラーで起動しないトラブルアリ。

●Reason
Reasonをいじりはじめて何年だ?ちゃんとマニュアルを読んでなかった僕が悪い。今まで使ってなかった当たり前の便利機能を初めて認識。

●UVマッピングの問題の解決
modoでUVがズレまくって困っていたのが解決!

●でかいスケッチブック
昨日、ふと通りかかった伊東屋で、B3サイズのクロッキー用スケッチブックと大きな画板を購入。手を大きく動かして描いてみたかったので。描いてみたらすごいキモチイイ!うりゃりゃ〜〜って感じで描ける。

と、こんな感じ。本当に昨日から今日にかけての発見でした。これでmodo301のリリースがあったらマジひっくり返る。

TDW_1466



2007/08/06

TDW_1464


Kuma-Jiroの元になったもの。色を塗らないままでず〜っと放ってあった。

ZBrush3のTopologyを使ってみた

ようやくZBrush3をちゃんと使ってみる時間的余裕が出てきたので、目玉機能のTopologyを初めてやってみた記念書き込み。Topologyの使い方、っていうかZBrush3の使い方については出力番長さんやoritaさんのサイトに詳しく書いてあります。非常に参考になります。

orita
http://zzzbr.blog.shinobi.jp/
出力番長
http://www.k2.dion.ne.jp/~output/z.html


まず、Unified Skinでも何でも使って、作りたい形を作る。Topologyでローポリモデルを作る前提なら、この段階で作り込んでも無駄。ただし、後で凹凸を転写することも可能なので、深く考えずに楽しく作り込んじゃうのもアリ。


ポリゴンのラインを描いていく。連続してポイントを打っていくと、変なつながり方をすることが多いので、一本ずつていねいに描いていくほうがいいらしい。ポイントを一つつなぐたびに空白の部分をクリックするか、打ったポイントをダブルクリック・トリプルクリックして選択を解き、次のポイントを打つ。4連続クリックもいい感じ。

あと、作業中にラインが暗くて見にくいという話もありますが、単にFast表示にすればグレーで見やすいです。PreviewShadowをオフにするだけでも見やすくなります。っていうか、PreviesShadowは重いのでいつも切ってます。


ひととおりラインを描き終わった状態。


Topologyのエディットをオフにするとこんな表示に。サブディビジョンを1にしてAdaptive Skin作成すると・・・


・・・こんなポリゴンモデルの完成。ラインを描くとき注意してないと、変なつながり方をした部分が反転したり穴があいたりする。これの場合はうまくいったようだ。

このウサギ、3個目くらいでようやくポリゴンの完成にこぎ着けたもの。クセとかよくわかってなくて失敗したりしたので。感想としては、ラインを描くのにけっこう時間がかかるなあと。僕のみたいにシンプルなものだと、modoで普通にポリゴンモデリングするより時間がかかるかも。それでも、ポリゴンの流れ関係なしに好き勝手に造形したものを、後でちゃんとしたポリゴンモデルにグレードアップできるのは素晴らしい。

Siloのトポロジーブラシと比べると、う~ん、どっこいどっこいかな。Siloではラインが手書きでチャッチャカ描けるし、うまく間隔設定ができてると、一発できれいにポリゴンモデルができることもある。ZBrush3は手書きよりはしっかりポイントを打てる感覚も捨てがたい。っていうか、以前のZBrush2.5デモムービーにあった「腕や足などの長い部分の断面を自動でラインを輪状に描いてくれる機能」があれば(元モデルがAdaptiveSkinなら似たようなことはできるけど)、ダントツ勝ちなんだけど。Silo2.0のベータ版もそのうち試してみよう。と思って見に行ったら、Silo2.0正式リリースされてる!!