2011/12/31

赤べこカスタム

東北復興支援「赤べこプロジェクト」用の作品


大型作品第2弾




2011年春完成の大型作品第2弾。TDW_1787です。70センチくらい。
こちらも芯は発泡スチロールですが、コーティングをエポキシ樹脂でやったところ、めちゃくちゃ硬くて削れず、非常に時間かかった。

大型作品第一弾

昨年2010年にテストで作ったもの。
発泡スチロールを芯に、エポキシパテをコーティング。
大型と言っても高さ35センチくらい。


Nyoro & Tosaka





















昨年2010年の秋に東急ハンズで販売する用に作ったもの。
完成写真をアップしてなかったので。

あるプロダクトの試作

あるプロダクトの試作。たぶんこのままボツ。
これのためにRhinocerosを覚えて使ったことと、初めてソフビになったことが収穫でした。


こちらはCG。

2010年後半のカスタムもの

2010年後半からの立体・カスタム系の作品。ちゃんとまとめてブログにアップしようとか思ってるうちに2011年も終わってしまう〜!ってことで、とりあえず完成写真だけアップします。制作途中の写真もいっぱいあるんで、いつかちゃんとまとめるつもり。

伊藤マーティさんのリトル・ローラのカスタムペイント


SketchBotのカスタム



岐阜県美術館のイベント用のマトリョーシカのカスタム

2011/12/27

液晶タブレットその後

久しぶりに液晶タブレットと板タブレットの比較ができてるわけだけど、やはりそうだったかと確認できた件。

液タブは勢い込んで素早く描けるけど、描いてるものの形は客観的に見えにくい。板タブで描いてるときはペンを持つ指や手の感覚に頼らず目で見て確認しながら描くから客観性が持てる。描いた形の完成度がぜんぜん上。

客観的に見れるかどうかって部分は、ひょっとすると21インチや24インチのCintiqだと両立できるのかもしれないけど、描いている瞬間は目から画面までの距離が20センチ以内くらいだから、やはり冷静に俯瞰するのはむずかしいだろう。

小さい液タブは資料参照するのがせまくてツライ。やっぱ理想的には畳一畳くらいのでっかいタッチパネル兼液タブで、書類や画像をそこらじゅうに散らかして、中央に空間を作って作業する感じが理想。なんだったら、壁全体がタッチパネルディスプレイでもいいな。

あと、一旦液タブを廃止してた理由もまた見えてきた。液タブを使ってると普通のペンタブレットで描くのがおっくうになってくるのです。せっかく板タブだけでやる決意のもとに、一生懸命慣れるようにし、「おー!ここまで自由自在に描けるんだったら液タブ不要!」くらいに慣れたのになあ。液タブを使うと、板タブの描きやすさがどこかに吹っ飛んじゃう。

かといって、液タブが描きやすいかというと、摩擦の点でかなり不満。液タブにビニールを貼ってみたりザラザラの半透明樹脂板を置いたり芯をいろいろ替えてみたりするものの、紙に鉛筆やサインペンの描きやすさはおろか、板タブのカッティングマットの感触にはほど遠い。描いてる時の心地よさは摩擦の感触の善し悪しが非常に大きい。ツルツルで大丈夫な人がうらやましい。

ドキュメントファイルなどの表紙の砂目のポリエチレン表紙の感触がマシですけど、当然透明度は落ちるし。ビニールは摩擦はあるけど筆圧で摩擦の強弱が大きく変わるのが難点。特大のエアパッドプロはなかなか良いですが、やはり透明度が落ちる。厚さが半分だったらなー。

そのへんの透明度と摩擦のトレードオフがややこしい液タブにくらべりゃ、透明度関係なしの板タブなら摩擦調整し放題。という点で、板タブで描くのが苦にならなけりゃ何の問題もない。透明度が関係ないといえば、プロジェクタで投影する方式の電子黒板なんか相当イケるのかもしれん。

ザラ紙に色鉛筆の感触を実現した液タブやタブレット用のオーバーレイがあったら相当高くても買う! 液タブのツルツル感触の悪さを再発見したため、逆に最近は鉛筆やサインペンの感触が気持ちよくてアナログ描きばっかしてる。

もちろん、締切が迫ってるときのラフや線画を速度最優先で描かなきゃならないときの液タブは強力な武器。でも、板タブが使いにくく不快に感じちゃうのは良くない。液タブ、伝家の宝刀として、再び封印するか??

20111227

液晶タブレットと板タブレットの比較

久しぶりに液晶タブレットと板タブレットの比較ができてるわけだけど、やはりそうだったかと確認できた件。

液タブは勢い込んで素早く描けるけど、描いてるものの形は客観的に見えにくい。板タブで描いてるときはペンを持つ指や手の感覚に頼らず目で見て確認しながら描くから客観性が持てる。描いた形の完成度がぜんぜん上。

客観的に見れるかどうかって部分は、ひょっとすると21インチや24インチのCintiqだと両立できるのかもしれないけど、描いている瞬間は目から画面までの距離が20センチ以内くらいだから、やはり冷静に俯瞰するのはむずかしいだろう。

小さい液タブは資料参照するのがせまくてツライ。やっぱ理想的には畳一畳くらいのでっかいタッチパネル兼液タブで、書類や画像をそこらじゅうに散らばせて、中央に空間を作って作業する感じが理想。なんだったら、壁全体がタッチパネルディスプレイでもいいな。ヘッドマウントディスプレイとグローブを装着して、3D空間の中で仕事するってのいいな。

2011/12/25

液晶タブレットにキーボードを貼り付けた


液晶タブレットのキーボードの置き場所問題の最終的解決! キーボードを液タブに取り付けてみた。単に強力両面テープで貼り付けただけ。スタンドを作ろうかとか考えてたけど結局これが一番カンタン! 

以前は液タブの向こう側にCDボックスセットとかを台にしてキーボードを載せてました。液タブの左に置くんでもいいんですけど、ファイル名とかが打ちにくいとかより、集中するのに体が左に開いてる感じがダメで。

21インチや24インチの大型Cintiqは貼り付ける面積と位置の自由度が大きいので、もっとよさそう。スポンジ付きの分厚い強力両面テープなのでかなり丈夫。とりあえず手持ちのAppleキーボードを貼り付けたけど、Bluetoothのミニキーボードを買ってきて貼り付けてもいいかも。

その後、キーボードを直貼りでなく、板を貼り付けた上にキーボードを載せる方式にしてみた。見た目はほぼ変わらないけど、さらに頑丈になった。


2011/12/24

iPad用スタイラス2種


iPad用スタイラス2種。キャップ方式のSMART-CAP S size、先端円盤付きのJot Pro

SMART-CAP S size(写真中)は、とにかく細い! でもちゃんと描ける。他のスタイラスと比較すると細さが際立つ! WACOMのスタイラス(上)よりはるかに細い。ひょっとして先日液晶タブレットを購入したの早まった?と思えるくらい。iPadでのお絵描きはほぼ実用の範囲になったかも。
Bicの黄色いボールペンにピッタリ。

ただ、先端のゴム球が軟らかくてペコペコするのがちょっと。WACOMスタイラスよりも硬めだけど、それでもペコペコ。金属部分がガラスを傷つけそうで思いっきり描けない。たぶん凹むことで面積が大きくなって認識されるんだろうけど、硬めのやつだってあるんだからもうちょっと硬いのほしい。

WACOMスタイラスは先端替えられるんだから、硬め普通軟らかめの三種くらいほしい。最近はゴム球の多いですね。中に注射器でチュウーッってシリコンを注入すればイケるんではないかと思案中。

Jot Pro、ほんとは黄緑色のに惹かれたけど、グリップ付きのProには黄緑なし。透明円盤の中心にちゃんと描かれるので、ホントに細かい作業ができる。けど、ツルツル滑る。正確なのは画期的なんだけど、書き味がいいとはとても言えない~。ピンポイント使用かな。


WACOMその他のスタイラスでざっくり描き、SMART-CAPで細かいところを描き、特に必要であればJot Proの出番、という感じかな。

2011/12/20

DVD映画をすごい勢いで見てます

以前は「僕は映画いっぱい見ててちょっと詳しい」と自負してたはずなのに、ここ20年くらい年にせいぜい十本程度。見てて当然みたいな映画をあまりに見てないもんだから恥ずかしい。

仕事が忙しくて、まとまった時間を映画のために用意するのが面倒になってたんです。映画館は試写会が当たったときや「スター・ウォーズ」とか「アバター」とかの特別な映画以外には行かなくなり、たぶん20年の平均で一年に1〜2本程度のありさま。

慣用句やことわざみたいに誰にでも通じる前提の映画からのたとえ話がわからなかったり、共通語としての映画知識が足りなくてあせってるだけ。町山智浩氏やライムスター宇多丸氏の映画解説ポッドキャストが楽しめないのがくやしかったりしたし。テレビはほとんど見ないのでせめて映画を。

というわけで、今年の後半はかなり集中して見てました。「LOST」や「ザ・パシフィック」とかのドラマは含まず70本くらい。それまでが少なすぎた僕としては相当多い。毎晩欠かさず1本見るって人もいますから、それにくらべたらぜんぜん。当然だけど本数は重要じゃないと思ってます。映画から創作方面を学ぶとすれば、たくさん見るより厳選した映画を何度も繰り返し見るほうがたぶん有効。でも今はとにかく本数をかせいでうすく広く!

ここ数年、「ヤンス!ガンス!」プロジェクトの参加を含めて自前コンテンツ制作にちょっと興味が出ていたところへ、別件でショートアニメシリーズの企画を出すみたいな話がありまして、企画やストーリーを考えるめずらしい機会になりました(企画の話は尻すぼみに消えましたが)。

で、たとえば「主人公の二人組が悪の組織に追いまわされるギャグアニメ」みたいな話を作ろうとして、「二人組の映画っていっぱいあるよな」と思って具体的に思い浮かべようとすると、そういえば「ブルース・ブラザース」って見てないな、と思い至る。

見なくてもいい、見ないほうがいいという意見もあるでしょうけど、簡単に見れるのに見ないわけにもいかないだろうな。・・・そんな感じで、少なくともジャンルの代表作みたいな映画くらいはクリアしておこうってコトです。

あと、映画関係の人と会う機会があって、その人の会社の作品をぜんぜん見てないのはヤバイってことで、前日までの数日間で10本くらい見るとかしました。

以前は、まとまった時間がとれないからと一本の映画を数十分ずつ一週間かけて見るみたいなことやってました。一週間ずっとその映画のことが頭からはなれず「あのシーンは面白かったな」「続きはどうなるんだろう」って感じが続いてなかなかいいんです。映画の流れや時間配分みたいなことを気にしだした最近は、できるだけ中断せずに一回で見終わるようにしてます。

「若大将シリーズ」や「無責任シリーズ」とかもまったく見てなかったのが「引け目」みたいに思えてたけど、もう大丈夫。一本ずつ見たからオーケー。

余談。「ブルース・ブラザース」は公開当時映画館で見て、途中で堪えられず席を立った。そんなことした映画は過去この映画一本だけ。今年あらためてDVDで見ましたけど、あんまり印象変わってなかった。 記号としての黒服二人組は魅力的であるものの、あまりに傍若無人なギャグの連続で、ちっともノレなかった。あと、たまたま続けて見た「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」の大枠がほぼ同じでびっくり。どちらも、二人組が世話になった施設の立ち退きを避けるべく、大金を用意しようとする話。

●つまらない映画ほど面白い?

ハリウッド映画一辺倒だった僕にしてはめずらしく、日本の娯楽映画も十数本くらい最近見たわけですが、共通するイマイチ部分が多い。「説明過剰/不足」「見てりゃわかる心の内やテーマをセリフでしつこくしゃべらせる」「クライマックスやサスペンスの盛り上がりを細切れに断ち切る」「ストーリーが結着してからがやたら長い」「悲しい場面で悲しい音楽などストレートすぎて興ざめする劇判音楽」「スタイリッシュを狙ってスベッててダサイ」、などなど。

もちろんハリウッド映画にもそうしたイマイチ部分のある映画は多いけど。日本映画にそれを特に強く感じるのは、普通の日本人はそうした部分をマイナス点と思わないのかもしれない。評価が高いはずの「十三人の刺客」でさえ強くそう感じましたから。

僕は基本的に映画とかつまらなかったら負けだと思ってます。楽しめなかった自分が悪い。っていうか、自分がターゲットに含まれない作品を楽しめないのは当たり前。テレビのCMでもとんでもないものつまらないものもいっぱいあるけど、僕が何を思おうが関係ない。僕はターゲットじゃないから。そのCMが心に響いて商品を買う人たち向け限定で作ってあるから。

あと、「面白くて素晴らしい出来の作品を見て感動して終わり。」よりも、ツッコミどころ満載のダメダメ作品を見るほうが、収穫多くてトータルでは楽しめるってこともあります。たとえば「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は作品としては「?」ですが、見に行ったからいろいろしゃべれたり書けて楽しかった。

完璧に面白くよくできた作品を見てもなぜ面白かったか結果論でしか言えないけど、つまらない作品だとなんでつまらないか、どうしたら面白くなるか考えたりするのでそれが楽しい。「成功者の自伝は参考にならない。失敗した人の自伝のほうがヒントがいっぱい」みたいなアレですが。つまらない映画をわざわざ選んで見ようとまでは思いませんけどね。

でもやはり評判のいい作品を見たくなっちゃう。でも傑作と言われる作品は期待してハードルをわざわざ上げちゃうからつまらなく感じることが多いという困りもの。先週「SUPER8/スーパーエイト」を見ましたが、さんざんな悪評を聞いていたのでまったく期待せずに見たら、けっこうおもしろかった。やっぱ期待度ゼロが最強!

謎で引っぱる良質なジュブナイル映画だったのに、途中からせっかくの謎を放り出して安っぽいモンスター映画になってしまうチグハグは感じましたけど、たぶん「子供向け映画の雰囲気を大人の視点から楽しむ映画」なんじゃないかと思いました。どういうスタンスで見るのがいいか早めに見つけ出す。それが自分に合わなそうな映画を楽しむコツじゃないかなと。

ところで、映画一本は2時間くらいで見終わるのに、見終わってからウェブでいろいろ調べたりレビュー読んだりTwitterに書いたりするのに半日以上使っちゃうっていいのか悪いのか。とりあえず、映画をネタにいろいろ調べたり考えたりしゃべったりすることも含めて娯楽なんだなあと。

2011/12/19

とっても滑らか、スラスラ

鉛筆やボールペン。日本の製品ってほとんどが「とっても滑らか、スラスラ」って方向ばかりに行ってるけど、僕はといえば滑らかすぎて書きにくい。適度に摩擦がないと書きにくいと思うのだが。

特に鉛筆。uniとかスルッスルに滑らかだけど、あれで字や絵なんか書く気がしない。その点、ファーバーカステルは摩擦があって描きやすい。ステッドラーも。メーカー品じゃない安い鉛筆がいい感じです。実は数年前にもらった宣伝ロゴ入り鉛筆が非常に描きやすくて、思いついて書いた次第。

ファーバーカステルのGrip2001っていう三角断面でラバーのポチポチ付き鉛筆の書き味が好きなんだけど、三角で持ちにくいのでペンシルホルダー必須なのと、ラバーが風化して周囲にくっついたり汚すのが欠点。芯は他製品と共通なのかな? つーか、芯ホルダーやシャープペンの芯。いろいろ買いすぎて、今の調子で使ってるとおそらく今後500年は芯を買わなくていいかも。

日本語は漢字とかで画数が多いから滑らかでないと疲れやすいとかの意見があるんだろうけど、滑らかスラスラって謳い文句が一人歩きして書きやすいのと別の方向に無駄に進化してるような気がする。

ノートの紙も同様。やはり滑らかを売りにしてたりする。RHODIAやモレスキンやMDノートの紙は摩擦ちゃんとあるぞ。コクヨはそのへん気がついたらしく、ルーズリーフ用紙で「しっかり書ける」っていう紙を出してる。これは鉛筆やシャープペンが滑らなくていい感じ。この方向が拡大していくといいな。

要するに、滑らか具合が進んだ結果「ガラスに書くような滑らかさ!」になったらさすがに誰も喜ばないでしょ?ってことは、最適な摩擦がどこかにあるわけで。それは滑らかさ優先とは意味がちがう。

2011/12/11

液晶タブレット復活! DTI-520UB

数ヶ月前、12インチCintiqを手放したばかりなのです。液晶タブレットはビニールなどで調整しても摩擦の感触が気に入らなかったり、普通のタブレットが異様に描きにくく感じたり、そもそも12インチは小さすぎ。だんだん使わなくなってきてたんです。

ところが、液タブの代用として活用しようと思ってたiPadも、本格的に使ってみると狭い上に大ざっぱな殴り書きスケッチくらいにしか使えない。板タブ描きも相当慣れたとはいえ、液晶タブレットの早描きも捨てがたい。ラフ描きの仕事が多くなってきた先週、ついに「ポチッとな!」してしまいました。

液晶タブレット復活! WACOM DTI-520UB。アマゾンですごく安かったのに、迷ってるうちにずいぶん値上がりしちゃった。それでも激安の液タブ15インチ。

VGA接続なのでMacBook Proにはアダプタが必要。届いた夜に「Apple mini displayport to DVIアダプタ」+手持ちのDVI-VGA変換アダプタでやってみたら、合わなくてダメでした。翌朝「Apple mini displayport to VGA」アダプタを買ってきました。

液晶の色は、「タッハッハー」って感じで視野角もコントラストも浅くていかにも安い液晶。本体やシステム環境設定の「ディスプレイ」で調整しても、少々コントラストを上げられる程度。色が重要な仕事はちょっと無理でしょうけど、僕的にはスケッチやラフ専用だから問題なし。

ドライバはBambooと共通。新しいドライバでは以前の対角線上の2点から四隅の4点合わせ方式に変更されている。12インチでは位置合わせに苦労して結局デフォルトで使うのがいちばん合ってる体たらくだったけど、DTI-520で4点合わせすると、魔法のようにほぼ全画面でカーソルとペン先がピッタリ合う。なんだこりゃー!って叫ぶくらい。

今まで位置合わせにどれだけ苦労してきたことか! 従来はカーソルとペン先がずれまくって、実際のところ画面の中央部でしか描けなかったんです。ほぼ全面を使ってドローイングできる!この点だけでも今まで使ってみた液タブでいちばん快適!

デジタル出力をアナログ変換してるからかもしれないけど、画面がウニウニ細かく揺れる。まあ、耐えられないほどじゃないですが。BootCampのWindows7でもやってみたけどほぼ同様。アナログVGA端子のあるPCだったら多少マシなのかも(何か電化製品と干渉するらしい。揺れないことも多い)。

使い心地。Cintiq12インチが狭くてしかたなかったので、15インチは広く感じる。手先でちゃっちゃか描くには最適のサイズ。 スタンドを90度の角度で取り付け直せば縦位置で使える。ただ、ケーブルの取り回しがウザいし、横位置でも十分快適なので、横位置に戻しましたけど。15インチのサイズは大げさになりすぎないのでイイです。21インチや24インチのCintiqは大きすぎて専用の机を用意したり仕事場環境全体を整えなきゃいけないから。
ケーブルはUSBとVGAケーブルが束ねてある。僕も以前ひもで束ねてたことあります。電源ケーブルは別。12インチCintiqは「コントロールボックス」と電源トランスが別で非常に邪魔だったのですが、それよりはマシ。しかし、やはりケーブルはウザい。15インチか17インチでパソコン組み込みの液晶タブレットがあったら飛びつくのになあ、と10年以上も言ってるけど。

ワコムのサイトを見ると、このDTI-520UBはすでに販売終了製品。大型Cintiqが品薄で市場にほとんどない状態が続いていて、しかたなく法人向け機種の在庫を出していたと思われる(たぶん)。大型Cintiqが普通に出回るようになってきたので役目終了かな? 後継機種や法人向け液晶タブレットはいろいろ出てます。ワコムの液晶タブレットはCintiqだけじゃないんです。

ところで、DTI-520UBの画面の上下にボタンがいっぱいありますが、Macでは使えません〜〜。Windowsではスクロールや修飾キーやファンクションキーとして使えます。あと、ペンにサイドボタンがない〜〜! まあ、安いしね。


例によって、摩擦調整のためにビニールを貼ってフェルト芯で描いてます。スケッチ・ラフ用に限ってですが、超快適。休憩中に液タブで遊んでたら、なぜか仕事のラフを一個上げてしまった。こりゃいいや。

2011/12/01

コピック

「おりゃーっ!」ってラクガキするときのコピックの感触が最高。アルコール性だから、水性サインペンみたいに乾いてる部分と湿ってる部分で摩擦が変化せず安定して描けるところが好き。

いいニオイだし。しばらくコピックで描いてると、アルコールの揮発で酔ってくる。油性ペンやシンナーにくらべりゃ、アルコール臭は無害っぽいいいニオイですけどね。大量に描いて酔っ払ってトリップしながら描くとぶっ飛んだモノが描けるかも。

っていうか、3〜4年前にドローイング用画材のテストの一環でコピックを20本くらい買い、ペン先ニブなどいくつか取り替えて試した後、そのまま忘れてた。当時は下の紙に移るのがイヤだったのと、軸が太すぎたり楕円で描きにくいと思ったのだった。

不要な画材や筆記用具の整理をしててごっそりコピックが出てきて、インクを使い切って処分しようと思ったんだけど、この描きやすさはちょっといい感じ。継続して使うかも。

2011/11/30

人の仕事部屋が気になる

ミュージシャンの自宅スタジオを写真で紹介するムック「プライベートスタジオBOOK 2012」を買ってきた。2010年版は持ってるけど2011も出てたの知らなかった。

楽器や機材やどーのこーのより、有名ミュージシャンというプロ仕事人の仕事場を見るのが好きなのです。デザイナーとかイラストレーターの仕事場特集みたいな雑誌やムックも必ず買って来ちゃう。「○○のアトリエ」とかのシリーズも全部持ってる。

ミュージシャンのプライベートスタジオ写真を見ながら、自分の仕事場を妄想するわけです。机や機材をどう置こうかな、壁に何の絵貼ろうかなとか。床は絵具まみれのほうがカッコイイなとか、配線ケーブルは電源以外ゼロにしたいとか。おしゃれとかじゃなく、「ここが発信地だ!」的クリエイティブ空間。

よく海外ミュージシャンがスタジオを真っ赤にペンキで塗ってるのがカッコイイなあと思うけど、赤にこだわってる人を身近に知ってるのでやめとく。やるなら黄色かな。

ミュージシャンと僕みたいなグラフィック系の仕事って、根本から違うんだなあと思った。作りながら確認してる音楽って「空気」なので見えないけど、グラフィックは画面に映ってるものがすべて。音楽ソフトをいじるには画面が必要だけど、画面に映ってるのは最終作品じゃなくてソフトの操作画面。

プリントしたら外に出せるけど、確認や展示用以外では画面の外に出す必要ない。音は常に外に出てる。あ、ヘッドホンではちがうか。グラフィックのヘッドホンに相当するヘッドマウントディスプレイは制作には一般的じゃないな。

あと、音楽って楽器が必要。必要な数だけの楽器が物理的に存在しなくちゃならない。グラフィックは絵具だの道具だの、楽器にくらべりゃたいした場所とらないな。

僕的には「ノートパソコン自体が仕事場のすべて」という形にしたいと思ってきた。機材を最小限にして「画面内がスタジオだもんね」的に開き直りたい。でも、ちゃんとしたCGスタジオなどのそびえ立つラックマウントの機材とうねる極太ケーブルを見る機会があったりして、無理に最小限にする必要もないかななどと最近は思い始めてます。

プライベートスタジオBOOKの「フィギュア作家・原型師」バージョンは見てみたいな!

余談。二十数年前に実家の自分の部屋(半和室)が突然イヤになって、畳をはずして大工さんに床板を貼ってもらってフローリングにした。壁には自分でベニヤ板を貼り付け、黒に近い焦げ茶色に塗った。そしたらビックリした。いくら照明を明るくしても部屋が真っ暗! 壁の色って重要だなと思いました。しかたなく、壁を真っ白に塗り替え、天井も明るいグレーに塗った。今もそのままになってる。

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2011/11/15

映画の二本立て


映画館の二本立てってなくなっちゃってるんですね。少なくとも上京する90年まで、名古屋の映画館では新作映画も普通に二本立てだった。土曜の夜は仕事が終わってから二本立て映画を見てそのままちょっと寝て、始発電車で帰ってた。上映時間を調べて、二本立て上映を2館ハシゴすることもしばしば。一晩で4本。

そうやって見てたので、「あー、もう今月は見る映画ない!」ってこともあった。しかし、何を見たのかほとんど記憶にないなあ。当時でも「東京では新作は二本立て上映はしない」って知ってたので、名古屋は得だなあと思ってましたが、気がつくと地方でも二本立てはなくなってました。

家でDVDのほうが好き。映画館自体にはあまり思い入れはないです。真ん中のいい位置の席と、トイレに行きやすい席が両立しない点と、巻き戻しボタンがないのが特に。

2011/11/13

クリックが効かないトラブル

MacBook Proの左クリックができなくなった。マウスもトラックパッドもMagic Trackpadもタブレットも左クリックできない。何度も再起動、PRAMクリア、USBケーブルの取り外しなどしてもぜんぜんダメ。なぜか右クリックは効くんだけど。

小一時間あーでもないこーでもないとやっても、やはりダメ。故障か?と思いきや・・・原因判明。Bluetoothの接続済みデバイスリストを見たら、Magic Trackpadが二つ。ああっひょっとして! 使わないからしまっておいたMagic Trackpadの上にモノが載せてあって、左クリックになってしまっていたのであった。。。がっくし。

キーボードとMagic Trackpadを連結「MagicWand」

AppleワイヤレスキーボードとMagic Trackpadを連結するMagicWandって製品。こんなのあるんだーとビックカメラで購入。

このように、アルミの筒みたいなものに取り付けて使う。連結部には小さい二つのパーツ。小さい方はシリコン。

取り付けるとこんな具合。スッキリ。



連結部分のパーツは安定のために必要とはいえ、直接くっつけるほうがスッキリする。今までやってたようにアクリル板を貼ってもいいし、セロテープでも十分。

2011/11/12

WIRED誌はマウスパッドに最適


WIREDの2号。スティーブ・ジョブズやBjörkの記事が面白そうなんで買ってきたけど、創刊号と同じく表紙のコーティングがスベスベすぎる。手で持つと滑ってしまって読みにくくてしょうがない。僕はテーブルに本とかを台にして雑誌を斜めに置いて読むんだけど、滑っちゃうので斜めに置くことすらできない〜。

こんなにスベスベだったらマウスパッドにいいかもと思って試してみたら、こりゃスゴイぞ! 愛用してるエアーパッドプロをしのぐ使い心地!! 細かい凹凸があるので光学マウスにも最適! これウケようと思って書いてる気持ちもちょっとはあるけど、本当にマジにすごい滑らかで素晴らしい。

Björkの記事は、iPadアプリとしてのアルバム「Biophila」の話で、すごい刺激的であります。

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2011/11/11

Adobe Creative Cloudで揺れ動く

昨日はAdobeデーだった。「モバイル版Flash Playerの開発中止」ってニュースに続いて、「Adobe Creative Cloud」ってものを発表。なんかものすごいものらしいけど、何?と思ったら、ぐわっ!! Creative Suiteがサブスクリプション方式になるって話か!

サブスクリプションは年間契約で月額5,000円。年に6万円。全部入りのマスターコレクションセットを毎回アップグレードしてるならかなりお得に違いないし、これから導入する場合は初期費用がなくなるのもスゴイ。社員が大勢いる事務所なんかだと、人数に応じて年単位で増減できるのも画期的と言えるでしょうね。

でも個人ユーザーの場合、4年に一度約10万円のアプグレで最小構成のWebプレミアムとか使ってた人が、4年で24万円のサブスクリプションを払うのは相当抵抗あるだろう。僕も現在Design PremiumをCS4で止めている(主にPhotoshopの「ブラシカーソル矢印問題」のせいだけど)。2年に一度のアプグレで痛い目をしてもすぐ忘れてるけど、月割りだと痛みを忘れる暇がない。

で、Adobeより先にAutodesk等の3DCGソフトでは、すでに2〜3倍のサブスク料金を払ってるわけで、Adobeサブスクごときで天地がひっくり返ったような騒ぎをするような気力は残ってないのが正直なところ。家賃の増分を払ってる感覚にすでになってる。サブスクでは払わなくなったらソフトが使えなくなる。つまりこの仕事を続ける以上、あと何十年か払い続けることが決定!ってこと。家賃や税金や電気代など一生払い続けるものが1個増えたってことか。

現実的には僕もパッケージ継続かも。次にAppleがIntel移行みたいな大改訂をするまで、アプグレもサブスクもせず、CS4を使い続ける手もある。とはいえ、マスターコレクション全製品が使えるなら、ずうっと購入を迷ってたAfter Effectsなどが使えるようになるってところで実はグラグラ来てる。ブチ切れない絶妙のところを突いて来たなって点でウマいなと。どうせなら、AdobeにAutodeskを買収してもらって、MAYAとか3ds Maxもサブスクリプション対象の一部にしてもらってですね・・。

PhotoshopとIllustratorだけの安いCSセットがあればいいんだけど、それはみんな思ってるだろうからAdobeはそのセットを絶対出さない。で、単体アプグレを両方だと、CSセットのアプグレ価格に匹敵しちゃうしなあ。

よっぽどAdobe Creative Cloudのサービスに魅力があるのでなければ、普通は従来のアプグレを選ぶだろうな。と思ったら、アプグレで行くとしたら毎回しなきゃならないのか。キツイなあ。どちらにしても不満を持っていたユーザーのAdobe離れが進むだろう。逆に、「サブスクリプションは、Adobe Creative Cloudは、こんなに便利だ!お得だ!すごいぞ!」って人の意見を聞いて、移行してみよっかな?の気にさせてもらって安心したいよ。

Adobeフリーにするとしたらどうなのか? 映像系はAppleのFinal Cut Pro製品群か。最新バージョンの悪評はおいといてもAfter Effectsの向こうを張る位置にあるわけで。画像処理ソフトは、3DCGやる上でアルファチャンネルが使えるPhotoshopはどうしても必要だけど、多少の不便をガマンすればPainterやGIMPで代用できないこともない。僕的にどうしても代替が効かないのはAiだけ。と思ったら、Inkscapeなんてソフトがあるんですね。パスやロゴを作るだけなら安いドローソフトで代替可能だけど、年に何度か印刷原稿作るのにInkscapeで対応可能なのか?

GIMPやInkscapeをMacで使うにはX11上で使わなきゃいけなかったり、ソフトの使い勝手やインターフェイスがMacやAdobe製品等長年親しんだソフトと著しくちがったり、慣れが必要なようです。いかにもOSXな代表の画像処理ソフトPixelmatorがアルファチャンネルに対応してくれるだけで、逃げ道は相当拡がるんだけどなあ。

代替ソフト探しや検証は楽しくもあるけど、結局お仕事的にはおとなしくAdobe製品を使うのがいちばん面倒が少ないっていうクヤシサ。圧倒的なシェアの業界標準のソフトを使うのが最も面倒が少ない、ってのは3DCGソフトも同様。3ds MaxやMAYA。LightWaveがんばれCINEMA 4Dがんばれ。って気持ちがあっても。AdobeとAutodeskがライバルの会社やソフトを駆逐・買収しまくった末のいわば「滅亡後の世界」だもん。

AdobeとAutodeskにサブスク登録して事務処理等はMS Officeを使ってApple製品とWindowsを使う。オレらはアメリカ経済の金づるかい?みたいな。まあ、それら標準環境を使ってアメリカから稼ぎ返すのが正しい姿勢。と納得するしかないな。

・・・・「独占企業に支配されてたまるか!」と「すでに支配されきってるんだから、その中でガンバルしかない」の間を揺れ動く。どんな勇ましいこと言っても「口だけ」になりそうで、思い切れないのが残念。

子供と天才はムチャする

しばらく前に話題になっていた「子供の絵を大人のアーティストがビジュアル化」と、似たコンセプトのいくつかのリンク。

http://labaq.com/archives/51429370.html

http://labaq.com/archives/51703149.html

http://labaq.com/archives/51694035.html

http://goo.gl/53gvx

子供の絵とかアウトサイダーアートって、「常識をわきまえた大人のアーチスト」にはぜったい描けない予想外の形や色の面白さ。常識とか経験を踏まえて作ると普通のものしか出来ないけど、子供や天才って「普通はそっちには行かない」とか「その組み合わせは失敗する」ってこと関係なしに突っ走るから、ぶっ飛んだものを作ることがある。


だって「そりゃムリだ、面白くないよ」って方向を突き進むと労力が無駄になるってこと知ってるからそっちには行かないだもん。それを知らなかったりぜんぜん気にしない子供や天才は、躊躇しない。


こう行けばぜったい面白くなると読めているか、挑戦して失敗すること自体が楽しいか、結果を本当に気にしない性格なのか、どれかでしょう。少なくとも、失敗をおそれず突っ走るようになりたいもんだなあと。


そういったぶっ飛んだ作品、参考に出来たらすごいパワーアップできるぞ!ってむやみにワクワクさせられるところが面白い。かといって、異常者を気取った似非アウトサイダーアートはヤダけど。


スティーブ・ジョブズを評する話で「ジョブズには1000マイル先の水平線が見えていた。しかし彼にはそこに到達するまでに通らなければならない道の詳細は見えていなかった。それが彼の天才性であり落ち度でもあった。— ジェイ・エリオット」ってのがあるけど、そういうものかも。あと、関係ないように見える点と点を結びつけるって話も。


あ、そっか。だから「Stay foolish (バカであれ)」か。

2011/11/10

スターバックス「ケーキポップ ホリデーボーイ」

スタバで食べた「ケーキポップ ホリデーボーイ」。あんまりかわいいんでケータイの壁紙にしました。おいしかったですよ。

2011/11/09

TDW_2077

Mac Proが廃止の噂?

アップル、「Mac Pro」の廃止を検討か--AppleInsider報道


実はMac Proが廃止になっちゃうんじゃないかと昨年くらいから思ってたところにこのニュースだったので、かなりショック。一般向けのiPhoneやiPadが売れに売れて、相対的に「クリエイター向け」に力を入れなくなっちゃうんじゃないかって。でっかいサーバーも廃止になったし。3DCG関係はほとんどPCだろうけど、映像や音楽などMacでやってる会社は多そうなんだけどなあ。Mac Proがなくなると相当困るんじゃないかな。

「続けるかどうか検討中」ってことだから廃止と決まったわけじゃないし、「映画や映像も音楽もグラフィックも、ハイエンドのアーティストたちはみんなMac Pro」みたいな「イメージ戦略」はまだ重要だろうから、Mac Proで多少損をしても廃止することはないだろうけど。

Mac Proの売り上げが落ちているのはわかる。3DCG制作が主な仕事な僕でさえMac Proは手放してMacBook Proがメインマシンになってるくらいだから。5月からMacBook Proだけで仕事してるわけですが、いざというときの力不足はどうしようもない。いざというときの最後の砦というか頼りになる力持ち!って存在のMac Proがラインナップからはずれたら、気持ちに余裕がなくなる。

3DCGアニメーション制作では、僕もWindowsの3ds Maxをメインにしてきたわけだけど、OS環境を二つ用意しなきゃならないのは面倒。キャラアニメ機能が充実してきてMac版もあるCINEMA 4Dをメインにできないかとやっていた最中。Mac Proを選択できなかったら、PCを用意しなきゃならないわけで、そうするとCINEMA 4Dを使う意味もかなり減ってしまう。

Mac Proって実はすごい安いんですよ。たとえばPCメーカーのXeon搭載のワークステーションの「カスタマイズ」で、Mac Pro並みのスペックに組んでみるとわかるはず。目ン玉飛び出るくらいとんでもない高額になっちゃうのです。その意味でMac Proってお得だなあと思ってたのですが。まあ、その「Mac Proってホントはすんごいお得!」の部分で、Appleの収益が少なく、それで廃止を考えてるのかもしれない。

Thunderboltで接続する外付けCPUボックスみたいのが出るといいんだけど。XeonとCore i7って実際の所どのくらいの差があるんだろう? メーカーとか自作のPCってXeon搭載ってあんまりないみたいだけど。 Core i7を複数台用意してネットワークレンダリングするのが普通なのかな? iMacが3.4GHxクアッドコアでかなり速いとは言っても、Xeon12コア、いや8コアとは比べものにならないだろうし。

教えてもらったところによると、Core i7もXeonもたいした速度差はないけど、Xeonの強みは複数搭載可と安定性だそうで。ならば、レンダリング用にはCore i7搭載の安いマシンを複数台用意してネットワークレンダリングさせるのがいいのかも。Mac miniのサーバーモデルってクアッドコアのi7を搭載してるんで、レンダリング用はこれでオーケーだな。

Mac Proおしまいですってアナウンスがあったら、僕も駆け込みで買うかもしれないし、世界中で駆け込み購入の嵐。で、半年くらいして「好評につき復活します」。ってどこぞのカップ麺みたいな商売だったらApple見限るww

 

2011/11/07

iCloudの真価をSketchBook Proで

わあっ!便利!そんな方法が!
OS X LionでiCloudをDropboxのようにクラウド同期フォルダとして使用する方法---MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)

ライブラリ内のMobileDocmentsがもう一つのDropboxとして使える! iCloud経由で他のMacと中身が同期される。容量を追加購入しておけばDropboxと合わせて約100GBを同期可能!

そんなことができるなら同様に、iPadでiCloudに保存した画像がMacに同期されるといいのだが・・・。アップデートされたiPad版SketchBook ProはiCloudにアップできるようになったのに、それをMacで利用する方法がない・・・。正確には、iPadでiCloudに保存したSketchBook Pro書類はフォトストリームのサムネール&フルサイズプレビュー画像としてMacの「マイファイル」に出てくるのだが、あくまでプレビュー画像なのでレイヤーが統合されたpng画像でしかないのです。
そもそも、Mac側のSketchBook ProでiCloudに保存するオプションがなんでないんだ? と思ったら、ああーーっ! 出来るじゃん! iCloudが始まって以来MacのSketchBook Proを起動したことなかったんで気づいてなかった。Mac版SketchBook ProはiCloudを対象に開いたり保存したりできるようになってる! iPadでiCloudに保存した画像はMac上のSketchBook Proで直接開いて編集して保存するとそのままiCloudへ。もちろんiPad側からもできる。つまり、iPadからもMacからもまったく同等に同じ書類を扱える!! それを待ってたのです。できちゃった!

iPadとMacのSketchBook Proがシームレスに繋がるってことは、紙の廃止に持って行けそうだぞ。ただ、キャンバスが縦位置デフォルトなのはちょっと困る。スマートカバーが横位置限定仕様だから。縦位置のスマートカバーがほしい。

複数のデバイスの同一アプリでiCloud上の書類を開いて作業して保存。フォルダとかディレクトリとか関係なし。ローカルにはキャッシュ程度の意味でしか保存しない。使ってみると、こりゃ革命的! どんどんそうなっていく?

出先でiPadで描いたラクガキ。まだiPadがバッグの中なのに、MacのSketchBook Proで当たり前のように開くって素晴らしい! ついにそういう時代になったか!
ただ最近SketchBook Proが不安定でけっこう落ちるし起動しないこともある。

■追記2011年11月9日
Mac側のSketchBook Proで新規作成した画像をiCloudに保存しても、iPad版から開く方法がないようです(Dropbox経由ならできます)。iPad版ではもともと1024x768px(と、その倍)の画像しか扱えないので、あらかじめ新規画像をたくさん作ってiCloudに上げておき、Mac側で新規スケッチを描くときにはそれを使うといいかもです。

■追記2011年11月13日
と思ったら、Mac側で保存する際に「Sketchbook iOS」形式にしてiCloudに保存すると、iPadからも読み込めます!

2011/11/06

ブログエディターMarsEdit再び

ブログエディターMarsEditを再び試してるところ。テキストの扱いとか慣れたせいか、前回よりぜんぜん使いやすく感じる。あとは画像の扱いを見極めたら、ポチッとしよう。日付の調整ができない件は、ちゃんとEditDateって機能があった。なんで編集画面に日付の表示がないんだよ~。

問題は「画像をクリックして大きな画像を表示」ができないこと。もちろん手付けでリンクすりゃいいんだけど、それをしないでできればありがたい。っていうか、MarsEditがってよりも、Blogger自体が画像のレイアウトが非常にしにくい。MarsEditはテキスト編集には非常にイイんだけど、そのへんの助けにはならない。

やりかたとしては、MarsEditでテキストをほぼ完成状態でBloggerにアップ、画像をWebインターフェイスでアップ、MarsEditでレイアウト調整。こうすればクリックで大きい画像を見せる方式でMarsEditを活用できる。

FlickrにアップしてからMarsEdit内の「メディア」でその画像を挿入してやると、ちゃんとリンクになる! ただしこの方法だと、Blogger内に画像が保存されないので、Flickrに何かあったら画像が全部消える。うーむ。Picasaだとできない。

だいたいやりかた固まってきた。まずBloggerのWebインターフェイスから画像を先にアップしておいて、MarsEditで読み込み、テキストを入れてレイアウトを整えてアップ。画像を複数入れる場合はこれが効率いい。

ローカルに保存した下書きの場所もわかったので、別のマシンで作業するときは、この下書きをDropboxにでも入れて同期すればいい。

だいたいわかった。これで本格運用へ。

 

2011/11/02

iPod touchもiOS5に

iPod touchもiOS5にした。アプリが空だったり同期できなかったりトラブルが続いたけど、なんとか正常に戻った〜。Wi-Fi同期だしバックアップはiCloudだし、快適!

で、iPod touchの空き容量がいっぱいあるので、使わないだろうなと思いつつもi文庫を入れて、文庫本や新書など入れてみた。字が小さすぎて実用にならないだろうと思ったら、解像度の高さのおかげで1mm以下の文字もちゃんと読めるでないか! (眼鏡をとって目の前10センチで見ると、だけど)

偶然タヌキ


TDWのファイル整理をしてたら、TDW_2071のオブジェクトが重なって、偶然タヌキになってた。

ディスプレイに自分の顔が映る件

映画の暗いシーンで自分の顔が映り込むのがイヤ。明るい色のTシャツも映り込みが目立つ。普通の作業のときはツルツル液晶のほうがぜんぜん好きですけど、映画のときだけ困る。部屋を暗くして見てます。わざわざ黒っぽい服を着ることもある。色黒の人は映り込みにくいかも。

大きな黒い板に二つ穴を開けて、そこから覗いて映画見るとか。あっわかった!ツルツルディスプレイに自分の顔が映らない決定的方法。「KKK団みたいな目のところに穴が開いた、すっぽりかぶるやつの黒バージョン」だれか商品化して~!

と思ったら、無反射で見えないガラスってのが発表されてましたね。あれを早くディスプレイに!

2011/10/31

10年ぶりにダイヤルアップ接続

頼まれて、10年ぶりにアナログ回線のダイヤルアップ接続の設定をWIndows7でやった。もうなんか全部やりかた忘れてて超初心者状態。手順の説明どおりにやったらなんとか繋がった!苦労するけど繋がるとうれしい。ヤッター!って感じ。単純。

56kのダイヤルアップ接続じゃ遅くてWebとかぜんぜん見れないだろうと思ったら、とりあえずMSNのトップとかニュースとか、遅いけど割と普通に見れるのね。まあADSLの前はそうやって普通に見てたし、重いアップデータだって一晩かかってダウンロードしてたしね。


10年前にダイヤルアップ接続したのは、インターネット環境のない実家でタンジェリンのiBookを繋いだときだった。今のパソコンって電話線を繋ぐところがないので、USBでアナログ回線を繋ぐアダプタを利用です。


アメリカではまだ350万もの人がダイアルアップでインターネットを利用してるらしいけど、この数字が多いか少ないか、判断つかない。だって、インターネットしてない人は数に入ってないわけで。

2011/10/29

新Bambooのタッチ&ワイヤレス!


新しいWACOM Bambooの小さいのを買ってきたのでレビュー。先日リニューアルした三代目Bamboo。MacBook Airといっしょに持ち歩くモバイル用途が主な目的です。intuos4はSサイズでもMBA 11インチに匹敵する重さと厚さなので、薄くて軽いBambooは魅力的。表が黒、裏は黄緑色。前モデル同様にペンを差す帯がついてます。かわいいピンクバージョンには惹かれるけど僕が使ってたら引かれる。



実は、発表された当初、「ぜんぜんダメじゃん!」とナメた勘違いツイートをしてまして(※注1)、その後、お店でちょっといじって「割といいんじゃない?」と考えをあらためましたが、購入して使ってみたら「うおお! これはかなりイイイ!! 」にまで進化しました。ペンタブレットとしての描画性能は前モデルと同等。intuos4のON荷重1gの繊細さにはかなわないけどintuos3に匹敵。ペンがラバーコーティングされて描きやすくなってます。それでもビニールテープを巻いてグリップを作りましたけどね。

USBケーブルは従来のタブレット本体直付けでなく、intuos4のようにミニUSBコネクタで抜き差しできるようになってます。今まで太くて硬くて長いUSBケーブルがのたうって邪魔でしょうがなかったのです。同梱されてるのは細くて短めのケーブルだし、さらに短いケーブルを用意して使うこともできます。ただし、標準のミニUSBプラグではなくデジカメなどで使われてるような薄型ミニUSBの一種なので入手しにくそう。こういう部分は標準のプラグにしてほしいなあ。

●タッチ機能でジェスチャー操作

Magic Trackpadとほぼ同等の操作がタブレット上で可能(Launchpadを起動する操作など一部のジェスチャーは未対応)。以前のモデルよりタッチの機能は格段に増えてるし、スクロールの方向もLionと同じ。つまり、Magic Trackpadとペンタブが兼ねられる! ってことは、Magic Trackpadの置き場所に困らなくて済む!

慣れ具合によっては、大きい方のBambooをメインタブレットとしても悪くないかも。マウスもMagic Trackpadもなしで、ペンタブとキーボードだけでイケるってのはスゴイ! MacBook Proだけで仕事する場合、乗り上げさせたタブレットにトラックパッドが隠れてしまうため、スクロールだけのためにマウスかMagic Trackpadを使う必要があったんです。

ペン操作とタッチを同時使用するときの誤動作は少々ありますが、実用にならないほどではないです。描画がメインの作業のときはタッチはオフにすればいい。タッチをオフにするのはペンタブ上の大きなボタン一発。前モデルではなぜか試したことがなかったけど、摩擦調整のために紙を敷いた上からタッチ操作が使える! コピー用紙数枚や薄いプラスチックの下敷きくらいぜんぜん平気! (タッチのジェスチャー操作は前モデルからですが、カッティングマットを敷いてたのでほとんど使ったことなかったんです。)

●ワイヤレスキット!


新Bambooの目玉は、別売りのワイヤレスキットを組み込むと無線ペンタブになること。キットの中身を本体裏のフタを開けて組み込む。USBのレシーバーはパソコンに差す。本体横にレシーバーを収納するスペースもあります。携帯電話のコネクタ扉のようになってます。



ペンタブのワイヤレス化を強く要望してたくせに、BluetoothのFAVOやintuos4が実現したとき使ってみたところ、バッテリーの減りが気になっちゃってダメでした。接続直後にユラユラとちょっと不安定になることも。Bambooの2.4GHzRF方式ワイヤレスはすぐ繋がって安定してます。ワイヤレスの連続使用は8時間程度らしいけど、バッテリーを2〜3個くらい用意してローテーションすれば完全ワイヤレスで使える。モバイルでもケーブルゴチャゴチャにならず、快適。

2011/10/25

巨大アヒルちゃん!!


巨大アヒル、見てきた! 10月30日までってことで、ラバーダックを見るためだけに大阪中之島に一瞬行ってきました。海外の展示風景の写真を見て、いつか本物が見たいと思ってました。2〜3年前から大阪でときたま展示してるのは知ってましたが、今まで機会がなく。仕事ギリギリのスケジュールの中、直前に決めて、夜に行ってアヒルを見て、朝もう一度アヒルを見て出発って感じでした。
うちのアヒルちゃんと似てるので連れてって写真撮った。ミニチュアを売ってたけどちょっとプロポーションちがったので買わなかったけど、後で考えたらミニチュア買うことがチャリティーだった!しまった。
後ろ姿。
夜景1

夜景2
このフロレンティン・ホフマンって作家、僕的にたまらん系の巨大作品をいっぱい作ってます。

昼前に京都に寄り、二条城の「観○光展」も見てきました。24日で終わっちゃいましたけど。

山内隆くんの作品。広々展示!