2011/08/23

3DCGのデータそのものは観賞用になるか?


3DのCGやCADのデータそのものは観賞用コンテンツとして売り物になるかどうか? ってTwitterでの問題提起的なものをきっかけにして考えたこと。

どうなんでしょ。以前Strata Live3Dでぐるぐる回せる3Dキャラを作ってみたら、意外につまんなくてびっくりしたことがあります。 なんちゅうか、一生懸命作ったキャラクターが、ぐるぐる回して好きな角度から見れたとたん、生命力を失って「触れないフィギュア」になっちゃう感じ。つまんないです。自分で作ったお気に入りのキャラクターがそんなにつまんないってことは、他人のはもっとつまらないかもしれない。

3Dソフトの中で制作中や完成後にもグルグル回して見るけど、そこは気にならない。書き出されて閲覧用になるととたんに死ぬらしい。3Dソフトの中ではまだ手を加えたり変更できる余地があるのを知ってるからか?

たとえばピクサーのキャラクターを、映画に使ったデータそのままでぐるぐる回して見れるというコンテンツ商品があったとしても、それが何?って感じに思える。そこで完結しちゃう。もういいやって。見えないところがあるほうが魅力的に思える。CGやってる人は参考に買うかもしれないけど。

3Dデータ自体が「作品」として売り物になるのなら僕だってうれしいけど、実際やってみると予想外につまんない。拡張現実も、今の時点では仕組みをおもしろがる以上のおもしろみはなさそうだし。

そういえば僕ってそういう傾向があるかも。フィギュアとか、写真見てカッコイイ~欲しい~とかガマンできなくて買うでしょ。いろんな方向から見れるじゃん。そしたらもうそのフィギュアにあんまり興味なくなっちゃう。

なので、僕的には3DCGのデータ自体はコンテンツや製品と切り離すのはむずかしいと思える。例えば、マンガやアニメの原画とかセル、プロダクトならモックアップ。それ以上にはなり得ないかな。複雑なメカものの3DCGだったら、拡大して「おーこうなってるのかー」的に楽しめるかもしれないけど。

だからこそ、「キャラクターの形状」を考えるのが好きで3DCGで作ってるけど、ほんというと背景の世界や物語がないことが物足りなかったり引け目になってて、じゃあ、キャラを登場させるアニメーションを自前で作りたい!ってところに繋がるわけです。インタラクティブに、意志や感情を持ってるかのごとくキャラが動くのならおもしろいかもしれないけど、3Dデータそのものが売れるってこととはずいぶん違う。

そもそも、3DCGのフィギュアって棚に飾れない。フィギュアって並べて自分の嗜好や趣味を目に見えるようにしたり、主張するために買うんだから。ディスプレイに並べてもしょうがないしね。

と、そこまで考えて、思い至った。「あっ!だから3Dプリンターなんだ!」
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