2007/01/14

Toys-立体出力1_Kuma-Jiro 2


これが、3D立体出力したKUma-Jiro。
高さ9cm、幅7cm、奥行6cm。けっこう量感あって大きく見えます。素材はケミカルウッド。ほぼツルツル状態。驚異的な仕上がり。

このまま原型にしたいところだけど、ドリルの直径より細い彫り込み部分が甘いので、目や口は深く彫りなおしたい。あと、前後からの切削方式の出力のため、ドリルに平行な部分はちょっと平らの部分がある。

これをシリコン型取りしてレジンに置き換えた上で、仕上げ作業を行う。でもたいして手間はかからなそう。立体出力おそるべし!

で、両側からの切削は、けっこう手間がかかるらしい。ケミカルウッドのブロックを機械にネジで固定、正面から削り、ひっくり返して背面から削っていくと、途中から空中に浮いた状態になっちゃう。もちろん削れない。なので、ひっくり返した状態で彫った正面側に石膏を流し込んで固定する作業などが必要。こんな小さいものでも12時間かかったそうだ。機械占有時間や手間のコストとか考えると、こういった立体出力サービスがすごい高額なのは当然な気がする。

まあ、12時間あればこのくらいの原型は作れちゃいそうだし、手で作る楽しさは捨てがたいのだが、デジタルの強みとどちらを取るかってことかな。ちなみに、このKuma-Jiroの3DCGモデリングは丸二日かかった。単にこういうキャラクターを作るだけなら2時間で可能だけど、細部までそのとおりに出力されるのですごく慎重に作業したので。

6 件のコメント:

ryuman yusuke さんのコメント...

凄い仕上がりの良さですね~!
でもやはり機械。
僕はそのキャラクターなど
綺麗なのはいんですけど
少し人の温かみというか
ちょっと雑なのも好きだったりする(笑)

にしてもいいですね!

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

>やはり機械
完全左右対称ってところが人間業じゃできない部分だけど、それ以外の部分はまったくの手作業なわけで、機械が作ったんじゃないんですよね〜。アナログっぽさを演出するのはいくらでもできるしね。
まあ、こいつの場合、目とか彫りなおしてサーフェイサーとサンドペーパーがけを繰り返すから、多少はアナログっぽさは増すかも。

Kei Sawada さんのコメント...

制作して思ったのは
やっぱり手作りだと不可能なのは
左右対称かと。
手や足など自分専用のパーツを作っておいて
他のものに対応させるなど
いろんな使い方が出来そうですね。

あとはコストと相談ですねぇ。
そこが一番むずかしーっ。

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

GIGAZINEに30万円で自作可能なオープンソースの造型機の記事が出てましたよ。
keiさん作って〜。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070112_3d_printer/

Kei Sawada さんのコメント...

自作じゃやっぱ精度がちがうでしょうねぇ。
JUNBOwさんがこないだ本気で
購入考えてたっていってましたよ(笑)
どんくらいのんか知らないですけど
うまく乗せて買わせちゃいましょう♪

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

ローランドDGのモデラ20か40ならどうにか手が出そう。40には回転軸をつけられるので360度から削ることもできるけど、精度を考えると両面削りがいいらしいです。ノートパソコン並の値段のモデラ15でもフィギュア用には十分実用的。フィギュア制作熱が冷めなそうなら、そのうち考えてみたいです。