2011/06/29

■グラフィック薄氷大魔王[262] 電子書籍を読むソフトとTwitterクライアント選び

■グラフィック薄氷大魔王[262]
電子書籍を読むソフトとTwitterクライアント選び

吉井 宏
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●Macで自炊PDF書籍を読むソフトはどれがいい?

自炊したPDFの電子書籍を見るのにはどのソフトが最適か? Adobe ReaderやAcrobat Proばかり使っててすっかり忘れてたけど、OSXの「プレビュー.app」がすごい。とにかくページ表示が超速いしサムネールもサイズ自由自在。こんなにいいソフトが身近にあったなんて!

ただし、右開きに対応してない。これは非常に残念。epubも右開き対応するらしいのに、なんとかしてよ、Apple。まあ、見開きにしないで片ページずつの表示に慣れてしまうのも手ではありますが。

簡単な画像編集もできるし、OSXに備え付けの機能がちょっとむき出しになってる部分って感じ。ページの削除や入れ替え、注釈など、基本的なPDF編集はプレビュー.appでできちゃいます。

Mac App Storeを検索すると、PDF編集アプリってけっこうありますね。必ずしもAcrobat Proは必要ないのかもしれない。自炊的にはScanSnapにAcrobatが付属してるわけだし。次のAdobe CSアップグレードはAcrobat Proなしのやつでもいいかも、と思ったら、AcrobatのついてないCS5.5ってProduction Premiumだけかー。

もちろん機能的には本家AdobeのAcrobat Proが一番に決まってますが、ページ表示の速さはプレビュー.appが圧倒的。本のページをパラパラめくるような超高速スクロールにくらべると、AcrobatもReaderも実用にならないくらい遅い。

EHONという電子書籍・PDFビュアー。これちょっと良さそうかも。デモ版を入れてみた。プレビュー.appと同じ表示の仕組みを使ってるのかページめくりは超高速ですが、これも右開き非対応。大きな魅力は、iBooksみたいな平置き本棚表示ができること。フォルダ管理もいい。惜しいなあ。

< http://itunes.apple.com/jp/app/ehon/id402485111?mt=12 >

ComicViewer。PDFの右開きや表紙付き表示も手軽だしサムネールももちろんあるし、なかなかイイ。ただ、表示スピードはReader並みなのと、マウスホイールでページめくりできない。検索機能がない。それでもサムネールがしっかり見やすいので、手軽に見るにはいいかも。

< http://pippin.cathand.org/soft.html >

Simple Comicってのもあります。PDFの表示設定がボタンで簡単にできるのはComicViewerと同じ。サムネール全画面ズラッと表示はすごい。下のバーにもサムネールを出せる。こちらも検索機能がない。PDFに検索機能がなかったら、電子書籍の意味がないじゃんと思うのだが。

< http://download.cnet.com/Simple-Comic/3000-18488_4-127536.html >

とりあえず、プレビュー.appの便利さを再確認した今となっては、自炊書籍用に便利で速いPDFビュアーが他にないか物色するのもバカらしくなるくらい。もうプレビュー.appでぜんぜんオーケー。手軽にさっと見るにはクイックルックも相当使えます。見開きもサムネールもないけど。

●MacのTwitterクライアント選び

Twitterを初めて以来一年半以上、夜フクロウをメインに使ってきた。だいたい満足してるんだけど、画像のインライン表示ができないことだけ不満。インライン表示がないと、おもしろい画像を見逃してしまうことが多い。

< http://itunes.apple.com/jp/app/id428834068?mt=12 >

いつもいろいろクライアントを試してみるんだけど、ダメダメダメだ、どれもこれも惜しいところで快適じゃない!Twitterクライアント!何か決定版はないのか!

Twitterrificは使いやすいんだけど、夜フクロウと同じく、画像のインライン表示ができないっぽい。この二つは僕的に同格。

< http://goo.gl/CQVbV >

SAEZURIは画像のインライン表示はできるし見た目も好きで、夜フクロウの次に多く使ってきたけど、アイコンの赤い未読数の数字が目立ちすぎてジャマ。特定のユーザーの直前のツイートを見るのが一手間多い。

< http://www.playwell.co.jp/saezuri/ >

Yoonoは基本カラム表示なので、TweetDeckと同じくカラムはあまり好きじゃない。facebookその他にも対応してるので、使い込めばけっこう便利そうなんだけど。

< http://www.yoono.com/ >

Twitter公式クライアントは引用RTが特殊なのと、画像のインライン表示もできない。リストを見るのが一手間多いのも大きな不満だけど、別ウインドウに開いておくこともできる。けど、それはつまり二倍の専有面積ってわけで。一本のウインドウだけで使いたいんですよ。

< http://itunes.apple.com/jp/app/twitter/id409789998?mt=12 >

その点、Heltweeticaもほぼ公式クライアントと同等の不満。操作するのにクリック数が多い。

< http://itunes.apple.com/jp/app/heltweetica/id402383090?mt=12 >

Echofonは機能的にはほぼ満足。よくやる操作をなるべく少ないクリックでってことが徹底されてるところが僕好み。画像のインライン表示もある。しかし、書く欄が最下部ってのが大きな違和感。今まで夜フクロウから何百枚も写真をアップしてきたYflogを使えないのもちょっとマイナス。

< http://itunes.apple.com/jp/app/echofon/id403830270?mt=12 >

とりあえずマシっぽいので、ちょっと無料版のEchofon liteを使い込んでみると、慣れてきた。最下部の書き込み欄はまだ違和感あるけど、しばらく使えば慣れる気がする。慣れたら広告が出ない有料版にしよう。

翌日、Echofonの有料版にした。ほぼ満足です。ところが一点だけ、bit.lyのサイトでは日本語URLも含めてURL短縮されるけど、同じサービスを使ってるはずのEchofonでは日本語が無効になってしまう。とりあえず、GoogleのURL短縮サービスが良さそうなので、日本語を含むURLではそっちを利用しよう。

< http://goo.gl/ >

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

九州新幹線開業のCM、ちゃんと見たことなかったけど、180秒バージョンを見ると、強烈だなあ! 話題になってるけどどんなCM?と思って見はじめて、ふーんって見てるうちに、ものすごいゾワゾワってしてきて強烈な感動に襲われた。ふーんCMのために大勢集めて撮影やってんだ〜、だったのが、あまりの人数と規模で、本当に九州全体が新幹線開業を本気でお祝いしてるように思えてくる。

「CM撮影しますので映りたい人は線路の近くに来て下さい」ってことで集められたらしいけど、実際にも九州の人にとっては待ちに待った新幹線であって、画面から本気の祝福が伝わってきます。

震災の前から流れてたCMなんですね。どんだけテレビ見てないか、と思ったら、JR九州なので東京では流れてないと。そりゃ見てないはずだ。それも、運悪く3月12日開業ってことで、ほとんどお蔵入りの不遇なCMだったらしい。

なんでこんなに感動させられるんだろう? たぶん、大震災の悲惨な映像ばかり見てしまった今、潜在意識の底でこんな光景を待ち望む自分がいたんだなあと。こういう幸せな映像が見たかったんだ!って。あと、大阪万博の頃のような色調の映像とフォントも、幸せな時代の日本を思い出させられるし。


●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」販売中
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

TENORI-ONがついにiPadアプリに


うわわわ! TENORI-ONがついにiPadアプリに! ちょっと高めだけど本家ヤマハだから。しかし、アプリの世界では本家登場以前にすでに「TENORI-ON系」ってジャンルができちゃってて、本家的にはやりづらいだろうなあ。


しばらく見なかった間に、iPadの音楽アプリってめちゃくちゃ充実してきてるのね。FL Studio Mobileなんて出てる。

Horizon synthってシンセもすごそうだし。

iSyn Polyってのは古参アプリらしいけど、知らなかった。これもすごそう。


まあ、すごいすごいとか言ってても、実際買うかといえば買わないだろうなあ。初期に手当たり次第に買っててちゃんと使ってないし、GarageBand一個ありゃ基本的なことはできるわけだし。

だいいち、多すぎてもうついてけん。こんなに多種多様になってきちゃ。しかし、少なくとも音楽制作アプリにおいては、iPadってのはものすごい存在感なんだな。

大学生とかだったら、時間タップリあって夜とか友達とどっかに集まったりして、こういう楽器アプリで毎日遊んだら楽しいだろうなあ。

iPadの画面の摩擦を安定させる方法

Padでゴム球タイプのスタイラスを使って描いてる人限定メモ。画面が滑る部分と滑らない部分がムラになってて描きにくい場合、クイックルワイパーなどの埃を取るやつで拭く。すると、油分のうすーい皮膜ができて画面全体が滑りやすくなって安定するぞ!

iPadの画面の摩擦をスルスルに安定させるにはクイックルワイパーの他、ダスキンモップでも。手の脂を画面にまんべんなく塗りつけるというのもあるんだけど、なんか汚らしくてヤダもんね

2011/06/27

Macで自炊PDF書籍を読むソフトはどれがいい?

自炊したPDFの電子書籍を見るのにはどのソフトが最適か? Adobe ReaderやAcrobat Proばかり使っててすっかり忘れてたけど、OSXの「プレビュー.app」がすごい。とにかくページ表示が超速いしサムネールもサイズ自由自在。こんなにいいソフトが身近にあったなんて!

ただし、右開きに対応してない。これは非常に残念。epubも右開き対応するらしいのに、なんとかしてよ、Apple。まあ、見開きにしないで片ページずつの表示に慣れてしまうのも手ではありますが。

簡単な画像編集もできるし、OSXに備え付けの機能がちょっとむき出しになってる部分って感じ。ページの削除や入れ替え、注釈など、基本的なPDF編集はプレビュー.appでできちゃいます。

Mac App Storeを検索すると、PDF編集アプリってけっこうありますね。必ずしもAcrobat Proは必要ないのかもしれない。自炊的にはScanSnapにAcrobatが付属してるわけだし。次のAdobe CSアップグレードはAcrobat Proなしのやつでもいいかも、と思ったら、AcrobatのついてないCS5.5ってProduction Premiumだけかー。

もちろん機能的には本家AdobeのAcrobat Proが一番に決まってますが、ページ表示の速さはプレビュー.appが圧倒的。本のページをパラパラめくるような超高速スクロールにくらべると、AcrobatもReaderも実用にならないくらい遅い。

EHONという電子書籍・PDFビュアー。これちょっと良さそうかも。デモ版を入れてみた。プレビュー.appと同じ表示の仕組みを使ってるのかページめくりは超高速ですが、これも右開き非対応。大きな魅力は、iBooksみたいな平置き本棚表示ができること。フォルダ管理もいい。惜しいなあ。

ComicViewer。PDFの右開きや表紙付き表示も手軽だしサムネールももちろんあるし、なかなかイイ。ただ、表示スピードはReader並みなのと、マウスホイールでページめくりできない。検索機能がない。それでもサムネールがしっかり見やすいので、手軽に見るにはいいかも。

Simple Comicってのもあります。PDFの表示設定がボタンで簡単にできるのはComicViewerと同じ。サムネール全画面ズラッと表示はすごい。下のバーにもサムネールを出せる。こちらも検索機能がない。PDFに検索機能がなかったら、電子書籍の意味がないじゃんと思うのだが。

とりあえず、プレビュー.appの便利さを再確認した今となっては、自炊書籍用に便利で速いPDFビュアーが他にないか物色するのもバカらしくなるくらい。もうプレビュー.appでぜんぜんオーケー。手軽にさっと見るにはクイックルックも相当使えます。見開きもサムネールもないけど。

Twitterに書いたことをまとめてアップするテスト

一昨年の暮れにTwitterを初めて以来、いや、もっと言えば、6年前に日刊デジクリを書き始めて以降、ブログにほとんど文章を書かなくなった。載せるのはTDWと告知くらいのもので。

日刊デジクリの連載2000-3000字を一週間に一回書いてれば相当書いてることになるわけで、ブログにも長文を書くほどのエネルギーはないです。ブログに書こうかなと思っても、次号の日刊デジクリ連載のネタにできるなと思うとブログには書かないし、デジクリに書いてしまえば、もうそこで完結してしまう。

ところが、デジクリもブログも関係なしに、Twitterだとものすごい大量に書きまくることが多い。日刊デジクリのネタをTwitterに書いたことから採ることも増えてきた。

だから、書きたい欲求は十分に満たされてるとも言えるんだけど、Twitterは後に残らないのが難点。もちろんTwilogなどでログは残されているんだけど、基本的に短文の羅列でしかない。検索しても単発のツイートではほとんど役に立たないし、裏も取りにくい。

書いたことが人の役にたってくれたらうれしいと思って、Painter BBSをやったり(以前は)ブログを書いてきたわけです。また、パソコン通信やインターネットの初期には「ギブアンドテイク」の精神がありました。ネットを楽しんだり役に立てるのなら、自分でできることをネットの世界に提供するみたいな。っていうか、誰かがコツコツ書いてアップするから検索で見つけて役に立つわけで。

なので、ブログを書いてないってことを何となく「スマン」とか思えちゃってしかたない。あと、書いたことは自分のネタとして、見やすい形にしておきたい。ネタってのは主にデジクリ連載のネタなんだけどね。つまり、ツイートを毎日ちょちょっとまとめておけば、半日とか一日とかかかって書いてるデジクリ連載が格段にラクになるであろう、と。

というわけで、Twitterに書いたことを少しずつまとめてブログにアップするテストとして、さきほど同時にいくつかアップしてみました。基本的にはツイートをコピペしてつながりを調整するだけなので手間はほとんどかからない。こんな感じで十分。

日付はツイートした日のブログとしてアップするつもりなので、トップには出ません。その代わり、タグ/ラベルをわかりやすくしようってことで。

2011/06/26

クロネコヤマトのメール便

あれれ? クロネコヤマトのメール便って80グラムの制限があったような気がするけど、HP観たら、「1kgまで」って書いてある。おかしいなあ、80円と混同してたかな?
と思ったら、3年前に仕様変更があったそうで、やはり1kgまでらしい。お得じゃん! 最近、メール便で支障なさそうな荷物を普通の宅急便でいっぱい出しちゃった。もったいない〜。

2011/06/25

MacのTwitterクライアント

Twitterを初めて以来一年半以上、夜フクロウをメインに使ってきた。だいたい満足してるんだけど、画像のインライン表示ができないことだけ不満。インライン表示がないと、おもしろい画像を見逃してしまうことが多い。

いつもいろいろクライアントを試してみるんだけど、ダメダメダメだ、どれもこれも惜しいところで快適じゃない!Twitterクライアント!何か決定版はないのか!

Twitterrificは使いやすいんだけど、夜フクロウと同じく、画像のインライン表示ができないっぽい。この二つは僕的に同格。


SAEZURIは画像のインライン表示はできるし見た目も好きなんだけど、アイコンの赤い未読数の数字が目立ちすぎてジャマなのと、特定のユーザーの直前のツイートを見るのが一手間多い。

Yoonoは基本カラム表示なので、TweetDeckと同じくカラムはあまり好きじゃない。facebookその他にも対応してるので、使い込めばけっこう便利そうなんだけど。

Twitter公式クライアントは引用RTが特殊なのと、画像のインライン表示もできない。リストを見るのが一手間多いのも大きな不満だけど、別ウインドウに開いておくこともできる。けど、それはつまり二倍の専有面積ってわけで。一本のウインドウだけで使いたいんですよ。

その点、Heltweeticaもほぼ公式クライアントと同等の不満。クリック数が多い。

Echofonは機能的にはほぼ満足なんだけど、書く欄が最下部ってのが大きな違和感。Yflogを使えないのもちょっとマイナス。

とりあえず、マシっぽいので、ちょっと無料版のEchofon liteを使い込んでみると、慣れてきた。よくやる操作をなるべく少ないクリックでってことが徹底されてるみたい。最下部の書き込み欄はまだ違和感あるけど、1日あれば慣れる気がする。慣れたら広告が出ない有料版にしよう。

翌日、Echofonの有料版にした。ほぼ満足してたんだけど、ん〜おかしいなあ。bit.lyのサイトではカタカナも含めてURL短縮されるけど、Echofonではカタカナが無効。とりあえず、GoogleのURL短縮サービスが良さそうなので、日本語を含むURLではそっちを利用しよう。

TDW_2030

完全集中体勢で映画を鑑賞する件

みなさん映画をBGVに仕事とかするみたいだけど、できないよ〜。音楽すらかけられないのに。

そんな見方は間違ってるとか思われるだろうけど、何気ないカットや台詞の一字一句にも「ぜったい削れない意味や機能」があるってわかってから、完全集中体勢でしか見れない。ってことは、もちろん映画の中に完全に没入しちゃう。話しかけられたり雑音とかするとギャー!ってなる。

だから、制作側の不手際とかヘタさによって、せっかく没入してるのに我に返らされるとハラ立つのです。1回の鑑賞で骨までしゃぶり尽くす感じです。けど、めちゃくちゃ疲れます。映画を観るのに気合いがいるので本数をこなせない。

でも、落とし穴もある。いくら詳細に観たとしても、監督の意向に反してカットされたりオチが変えられたりしてることも多いわけで。改悪後の映画をいっしょうけんめい観てもねえ、って部分。

刑事コロンボとネコジャラ市の11人

ピーター・フォークが亡くなったそうで。しばらく前に徘徊する彼の写真が公開されて非難囂々だったなあ。

刑事コロンボ、小池朝雄版の「刑事コロンボ/策謀の結末」がYouTubeにあったので観てるとこ。声が濃い! 山田康夫版ルパンの声と同じように濃い! 引き込まれて観ていたら、うわぎゃ! YouTubeの「刑事コロンボ/策謀の結末 小池版」、3までしかない! コロンボ登場のシーンで終わってる! 続きが見たい〜〜。

コロンボはNHKでやってたので、うちの民放禁止令とは関係なく、かなりの本数を見れたのでした。小学高学年〜中学生くらいの「時代の空気」として記憶してます。コロンボ以外では泥棒の映画やコメディ映画の数本くらいしか見たことない。黒澤明がアメリカで撮るはずだったオリジナルの「暴走機関車」の主演にピーター・フォークがキャスティングされてたらしい。

Wikipediaからのトリビア。コロンボのファーストネームは不明だったが、DVDの鮮明な映像になって身分証の大写しのカットで文字が読めるようになり、「フランク・コロンボ」であることが判明!

ところで、小池版の「策謀の結末」の音声が行方不明になっていたそうで、最近、ファンの録画から復元されて放映されたそうだ。NHKは管理ずさんだなあと思ったらそうではなく、契約に従って放映完了後に返却されてたため、もともとNHKには残ってなかった。NHKのせいじゃなかったのでした。スマン>NHK。

しかし、タイムトラベラー最終回が奇跡的に発掘された件に代表されるように、昔は放映後のビデオテープを保存しておく習慣がなく、ほとんど上書き使用されてしまった。っていうか、生放送が基本で、収録してあるものも本放送が終わったら用済みなのは確かで、もう一回使おうとか後で著作権で稼ごうってのは、ビデオが普及してからの発想で。

僕的には「ネコジャラ市の11人」がビデオが1本も残されていないってのが、残念。「ひょっこりひょうたん島」の二番煎じではあるのかもしれないけど、僕は好きでいつも見てたのだ。映像はおろかシナリオの1本も残ってないそうです。「新八犬伝」は数本が残ってるらしい。

ネコジャラ市、最終回近くで、水爆弾?アカンベロンで世界中を水に沈めるマッドサイエンティストみたいな壮大なエピソードがあって、その時の歌は今も覚えてる。「地球にお住まいの皆様、地球は一度、水洗いが必要です」って歌。

「ネコジャラ市の11人」覚書のページ」ってのに書かれてるけど、エコとか地球環境関連のテーマ、30年早かった。ああいうダラダラ毎日続く人形劇のテレビって、その時々の時事ネタを取り込みやすいし、人形なことでオブラートにも包めるし。あってもいいよねああいう番組。

スティッピン・イメージだっけ? 英国の超過激人形劇ありましたね。邦題が「渡る世間にツバぺっぺ!」でした。オブラートどころか醜悪に誇張。ジェネシスのランド・オブ・コンフュージョンのプロモビデオになってた人形劇。しみじみ思うのは、この中に登場する人形のモデルの大半が亡くなってる。現役なのはカダフィ大佐とミュージシャンの一部くらい?

2011/06/24

iPad2に液晶保護フィルムを貼る

さて、世の中で最もイヤな作業をする時間がやってまいりました。これから液晶保護フィルムを貼る!!

以前、伊集院光氏が言っていたと思うけど、「世の中には二種類の人間がいる。液晶保護フィルムをきれいに貼れる人と、きれいに貼れない人だ」。僕は比較的きれいに貼れるほうの人だとは思うけど、毎回ものすごい緊張しながら貼ってる。

保護フィルムを貼る作業は、デザイン事務所の昔からよくやってた「ハレパネにプレゼン資料を貼り付ける作業」とよく似てるので、割とコツはつかんでるつもり。ホコリ対策にはカメラ掃除のシュコシュコ、ブロワーを使う。

・・・・・・きれいに貼れました。気泡なし、位置も完璧!バッファローの保護フィルムはきれいに貼れるように工夫がされてるのです。

ところが! ダメだ失敗、無駄だった。「指すべり滑らかなスムースタッチタイプ」っていいかもと思って買ったのに、これってツヤなしタイプ。指の滑りはいいけど、WACOM Bambooスタイラスみたいなゴム球タイプのペンがまったく滑らない。しまったー! 剥がして捨てるしかない〜。もったいない!

そうだ、切り刻んでケータイに貼ろう。とりあえず、剥がした液晶保護フィルムを切ってケータイに貼った。まあ、具合はいい感じ。あと5-6枚くらいは切れる面積残ってるから、当分ケータイ用保護フィルムは買わなくていいや。