エアブラシは、すごく効率がいいというわけではないことがわかってきた。かなり薄めないとザラザラになってしまうので、薄めて何度も何度も吹かなきゃならない。入り組んだ箇所は空気の流れのせいでなかなか色がつかない。20個をベタで塗るのに半日以上かかる。これはちょっと予想外。準備や後片付けが非常に面倒だし、作業を始めるときにはかなりの気合いがいる。せっかく水性アクリルやラッカー系を含めて多数の既製色のスプレーがあるんだから、ベース色くらいはスプレーを使うほうがいいかもしれん。または、口径の大きなエアブラシがいいかな。筆塗りの併用もアリか。
とにかくラッカーが臭すぎる。頭が痛くなる。エアブラシ用の臭いの少ないモデレイトという溶剤を使ってるんだけど、ベランダで吹いてると近所迷惑にちがいない。なんとか水性アクリル系でやれないかな。
で、筆塗りの何がいちばん面倒かというと、シャープな塗り分け。マスキングして筆塗りしたときの段差がいやなので、筆で塗り分けるしかない。同じラインを頼りない筆先で何度もなぞらなくてはならなくて、ここにいちばん神経と体力を使う。何か方法はないかいろいろ試してみた。
マーカーみたいなマスキングゾルがあれば簡単だと思ったら、ハンズで似たようなものを見つけた。樹脂の注射針にマスキングゾルの容器が直結されていて、細いラインが描けるもの。使ってみたところ、樹脂なので先端が滑ってしまい、思い通りのラインを描くのはむずかしかった。
じゃあと、カラス口にマスキングゾルやラテックスを入れて描いてみた。いい具合に描ける。Gペンでも試してみた。これも非常にイイ。ところが、描いたマスキングゾルのラインを筆で塗りつぶそうとすると、ラインがペロペロはがれてしまい、塗りつぶすことができない。じゃあ、塗料の直描きではどうか。
カラス口やGペンで塗り分けラインを描くと、筆のように頼りない感じではなくて、しっかりした書き味でシャープなラインが自由自在。特に水性アクリル系でいい感じ。ラインさえしっかり描いてしまえば、あとはリラックスして内側を塗ればいい。で、塗り分けラインを描くとき、エポキシパテで作ったステンシルの方法でテンプレートを作れば、同じ形が何度も描ける。こりゃ楽かもしれない。次に作る量産モノで試してみよう。
2 件のコメント:
まさにリアルタイムな話題!
僕もネイル用に細かい絵を描いているので
いろいろ探していたところでした。
カリグラフィ用のペンに僕は辿り着きました。
Gペンのペン先よりも絵の具がいっぱい注げて
カッパープレート用ホルダーは
手首は通常の姿勢でもペン先は紙と垂直になってくれるので
僕には描きやすかったです。
またペン先は下地を傷つけないように
ヤスリで削って若干丸みを付けました!
keiさんへ〜
ああそうか。カリグラフィのペンなら種類がいっぱいありますね。Gペンは、ペン先がやわらかいので力を入れなくても描けるところがいいかなと。カラス口もたっぷり塗料を入れられるし。
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