2025/08/17

ChatGPT、ギャラリー展示風「テレビ犬」インフレータブルアート


「ギャラリー展示風にしたテレビ犬のインフレータブルアート」をChatGPTで作成。何枚も試行錯誤した中ではこれが最も良い感じ。(色調はPhotoshopで調整)。口の周辺などに不満もあるけど、しばらくしたらまた作ってみるつもり。

ところで、1998年に書いた書籍「ハンズ・オンPainter!」に載せたいしかわこうじさんとの対談で、いしかわさんの発言 ↓

「吉井さんが描いたものが本当に現実に宙に浮かんでたら面白いだろうねえ、『テレビ犬』とかさ(笑)」。

「テレビ犬の立体作品か〜、そりゃすごい!」って思ったのがずっと頭に残ってて、後に3DCGや立体制作にもつながったのだった。当時はインフレータブルアート(バルーン)なんて知らなかったな。


次点。こちらのほうが空気で膨らませたバルーンの感じが出てるかも


もうひとつ次点。


さらにもうひとつ次点。別指示で作るたびに良さそうなのができてしまってキリがない。

とはいえ、生成されたものの修正をリクエストし始めると、何度やってもよくならず、底なし沼。そうなると「3Dで作ったほうが早くて確実なのに!」って思ってしまうw


元にした2Dイラスト。


ChatGPT、ギャラリー展示風のテスト

AI生成利用でよく見かける「広大なギャラリーに大きな作品を展示」をやってみた。TDWキャラをいくつか選んで使用。


「これを明るくてモダンで広いギャラリーに展示してください。高さ3m。観客が数人います。壁には抽象画がかけられています。」、おお!いい感じにできた。

では、「風の仲間たち」キャラを3つ。インフレータブルアートとして空間に吊るしてもらおうと思ったら、前回のキャラが紛れ込んだの図w


「天井から吊ってください。3つのキャラは顔を同じ方向に揃えてください」でできたもの。これも配置図を描いて指示すれば構図を決められるはず。

2025/08/16

T Magazineのイラストレーション「NYTのマスコット」

春にやった仕事だけど、実はようやく掲載誌を入手できてアップしました。「T Magazine」はニューヨークタイムズ誌の日曜版に不定期に入る雑誌で、販売もされてます。

日本の「カワイイ」カルチャーに関する記事のためのイラストレーション。「Kawaii」をテーマにNew York Timesのマスコットを3人の日本のアーティストが競作。

TORAJIMA-CHAN(トラジマちゃん)
トラは権力に抗う姿勢や真実を追求するジャーナリズムの精神を象徴います。トラは猛々しくも愛らしくも描けるため、マスコットに適しています。自由の女神のポーズを模しています。


名だたるジャパニーズキャラと共演!


TORCH-CHAN(トーチちゃん)
白黒の新聞紙面に「カワイイ」が押し寄せる!というイメージ。頭のトーチは自由の女神の松明です。






インデックスページにもTORAJIMA-CHAN




2025/08/14

最近観た映画メモ「火垂るの墓」他


「シェーン」の次にこの「火垂るの墓」を見て以来、1ヶ月も映画を見れてない。8/15のタイミングもあるのでメモをアップしてしまう。

●火垂るの墓(1988年) 1:29 日本 Netflix

とにかくキツい映画とのことで、実はこれまで怖くて一度も観たことがなかった。Netflixで配信が始まったので、この機会に挑戦してみようかと。監督:高畑勲、原作:野坂昭如

神戸大空襲により母を失い焼け出された14歳の清太と4歳の節子。海軍の父は巡洋艦で出征中で連絡がつかない。二人は親戚の家に引き取られるも冷遇に耐えられず飛び出し、溜池の防空壕で暮らし始めるが……という話。原作は野坂昭如の体験に基づくものだそう。

やっぱキツかった。さすがに隅々まで神経使って全力で描かれてることがよくわかる。感情が昂ったシーンの表情の移り変わりは圧巻。衰弱していく節子の情け容赦のない克明な描写も(アニメとして見れる範疇を超えてしまい、我に帰ってしまう)。

「大人になってから観ると叔母さんの見え方が変わる」という話をよく聞くが、大人で初めて観た僕的には、確かに叔母さんの言動は冷たく見えるけど、非情な現実でしかないのはわかる。清太には「もう少しうまくやれよ……」と。

結局は、恵まれた家庭で育ったがゆえに、他人にうまく頼るしたたかさを持てなかった清太の限界か。父が戻る前提だったため切迫感がなく

ChatGPT「水玉ちゃんのアレンジ」

「2023-2024落山風芸術季」出品の「風の仲間たち」のキャラ「水玉ちゃん」。これ以上単純にできないシンプルキャラという意味でもとても気に入っているのだが、これの要素を活かしたアレンジ版をChatGPTで作れないかなと試してみた。

元キャラと、簡単なバリエーションスケッチを3タイプ用意。「このキャラを元に、スケッチを立体化してください」のような指示。

なかなか思うようなプロポーションになってくれなかったけど、最もイメージどおりなのはこれかな?

他、いくつか生成してもらった中から良いものを選んだ。なかなかカワイイ。

これは図を描いて指示する前に、テキストによる指示「キャラを縦位置にして手足をつけてほしい」で出来たもののひとつ。水滴型が逆さま。いかにもAI生成な無難な感じがあるけど、出来は悪くない。というかとても良い。

番外。最初の最初、「これを元に人物キャラクターを作ってください」でできたのがこれw 違う〜!そういう意味じゃなくて。

しかし、カワイイなこれ。ChatGPTによれば、「タマヨちゃん」8歳で、「模様の森」に住んでるとか性格など設定まであるw (ルフィーノ・タマヨってメキシコの画家がいましたね。男性だけどw)











2025/08/13

ChatGPT、3DCGから2Dイラストを生成


逆に、3DCGから2Dイラストを作ってもらったらどうかな?と、昨日アップしたTDW_3937で試してみたら、いい感じ! これは実用になりそう。

なんちゅうか、自分の作風をしっかり持って、「AIが勝手に考えたクリエイティブ」を加えてくる余地を与えなければ、AIを使っても自分の作風を貫けるかもしれない、という希望!





陰影をつけてもらい、右に30度回転してもらったら、ときたま出る「どちらの回答がいいですか?」が出たので選んだのだが、なぜかライブラリに別バージョンが何枚も追加されてた。

2025/08/12

ChatGPT、イラストから立体化「小惑星」「孤独な宇宙飛行士」


「最新のSF映画の緻密な感じで立体化」、色調はPhotoshopで少し補正した。なんちゅうか、思い描いたSF風景を絵具で時間かけてどうにか頭の外へ取り出したのが絵なわけだけど、その「思い描いていた風景」のままに生成され、「ああ、これが見たかった絵だ!」ってなる。技術の進歩、素晴らしい。


「最新のSF映画の緻密な感じで立体化」。ほとんど実写化。まさに、原画はこういう感じを目指して描いたので感激! ちょっと黄色みが強かったのでPhotoshopで補正した。



元絵、1985年頃のアクリル画。一度、メカを満足いくまで描いてみたいと思い、1984年から85年にかけて半年くらいかかって描いたはず。ただ、あまりに時間がかかりすぎて、この後はメカを描くことに興味をなくしたw 紙の白を生かした描き方ならそこまで時間かからなかっただろうけど。


元絵、これも1985年頃。タイトルはつけてなかったのだが、ChatGPTの自動生成のチャット名は「孤独な宇宙飛行士」。


その他の生成画像。失敗ではなくても、上と下の要素のどちらかが気に入らなくてボツ。もちろん、良い部分を集めて合成すればいいんだけど、今やってるのは良い作品を作ることではなく、ChatGPTというかDALL·Eのクセや限界を探った上で、これからの制作にどう活かすか?を探ってるので。




最初の生成でバッチリ最高のものが出来てしまったが、その後何度やっても原画の感じが出ない。埋まり方がちがったり、足じゃないものになってたり。

TDW_3937


 

2025/08/10

ChatGPT、絵やイラストから立体化「Wonder」

「昔描いてた西洋風のインチキ幻想画の立体化」の続き。同じく1986年の二枚組の絵。第6回NAAC展に出品するために描いたもの(入選した)。今見ると、確かにそれっぽいけど、本当に何の根拠もなし描いてたんだなあとあきれる。



最初の生成が最も原画の雰囲気が出てるけど、手の横に余計な旗が生成されていて、それを取ってくれと頼んだら、以降の生成では右側に旗が出てこなくなって手こずったw


兜や鎧を金色にしてもらった。これが最も緻密で絵画的な感じになった。しかし、左手と旗は変。


失敗いろいろ。ポーズの指示の絵を描いたりして正面向きにしようとしたけど、どうやってもこちらを向いてくれなかった。。。
_______________________________________________



二枚組の片方。これも緻密な出来。藁袋な感じがクロード・ベルランドの真似丸出し。


最初の生成では、前回の内容をひきずって、支柱がついてた。でも絵としてはこちらのほうがいい感じかもしれない。




ChatGPT、イラストから立体化「テレビ犬」その2

「テレビ犬」はアナログ時代から何度も作り直してるキャラクター。別バージョンを立体化してみた。


「ソフビの質感で立体化してください」これが最もいい感じ。


元絵は1997年にPainterで描いた2Dイラスト。これは某学校のポスターのために描いたもの。


次点いくつか。ソフビの質感と指示してるのに、原画のテクスチャー感を拾ってしまうのか、過剰にザラザラというかボコボコしてしまうことが多かった。

_______________________________________________



何度生成しても良いところと悪いところが混在して、どう見てもベスト!というものがなかった。これは形と質感のバランスが良かった。




元絵は1997年にPainterで描いた2Dイラスト。最初、某会報の表紙用に白黒で描き、後でPainterの記事のために着色したもの。


体がなく頭部だけというのはイレギュラーらしく、右下のように足をつけられたり、首をつけられたりした。後はやはりザラザラ感が過剰。

2025/08/09

ChatGPT、イラストから立体化「イガイガ坊」「バンザイ洋梨」「花少女」

先日の「テレビ犬」と同じ頃にアクリル絵具で描いたイラストからの立体化3つ。

_______________________________________________

元絵「イガイガ坊」1991年

「ソフビの質感で」

「もう少し滑らかに、ライティングを強く、宙に浮かせて」


_______________________________________________
元絵「花少女」1991年


「繊細な工芸品、木彫に彩色した感じで立体化」、この緻密さ、すごい。原画の雰囲気そのままにグレードアップ!

「ソフビ風にしてください」、丸っこくなった。パプリカのよう。
_______________________________________________
元絵「バンザイ洋梨」1991年


「高級な木製のおもちゃにしてください」の最初の生成。木目の曲がり方がおかしい。

こちらは口ができてしまったけど、ツヤがいい感じ。