2025/07/20

2025新北児童芸術節 「泡泡獣」、の制作 その2





2025新北児童芸術節の「泡泡獣」、CGでの完成状態。シャボン玉を噴き出す遊具を覆うようにデザイン。ペダルのところの黒い輪っかは、足が回る範囲を示したもの。


FRP制作中の写真を送ってもらった。これは珍しく原型の発泡スチロールが3D切削ではなく、手削りだった。シャボン玉マシンとのサイズのすり合わせがシビアだったのでちょっと心配だったのだが、すばらしい出来になった。なんという精密彫刻!

2025新北児童芸術節 「泡泡獣」、の制作 その1



シャボン玉マシーンの資料のまとめと、目測で三面図を起こし、各部の寸法を図ってもらって記入してもらったの図。


2025新北児童芸術節の「泡泡獣」。最初はシャボン玉マシンのパンダの顔だけ差し替える予定だった。丸っこいキャラなら何でもハマるので、考えるのが楽しくなってしまい、延々と候補を作り続けた結果こんなにたくさん。これらのうちいくつかはTDWとして仕上げるつもり。



キャラの顔だけでなく全体を覆うことになったので、体を付け足したスケッチ。イベントテーマからの「本のキャラクター」の要素も入った。


2025新北児童芸術節の「泡泡獣」。最終候補のカラーリングを6種類作成。

2025新北児童芸術節の「泡泡獣」の動画いろいろ

 2025新北児童芸術節の「泡泡獣」の動画いろいろ

https://www.facebook.com/watch/?v=756275297346661

https://www.facebook.com/reel/1471023804262664

https://www.instagram.com/reel/DL9_8N9qP6X/

2025新北市兒童藝術節に「泡泡獸」を出展



昨年に続き、台湾の「新北市兒童藝術節」(7月12日〜7月20日)に造形物で参加しています。ペダルを漕ぐとシャボン玉が噴き出す小さい子供向けの乗り物を利用して、本のモンスター「泡泡獸」を作りました。カラーバリエーションは6つ。

2025/07/18

最近観た映画メモ「狂った果実」他


日活プラスで、観たことなかった有名映画を急いで何本か見てしまう特集その7。2ヶ月間、ちょっとがんばって観てきたけどこれでラスト。見たかったもの全部を見れたわけじゃないけど、一旦解約する。U-NEXTにもあったりするし、しばらくしたらまた復活してもいいし。

っていうか、今年はドラマやアニメなどまとめて見てしまう年!とか言ってた割に完全に止まってる。そろそろ再開。

●伊豆の踊子(1963年) 1:27 日本 Amazon(日活プラス) 

一人旅の学生、川崎。伊豆で旅芸人一座と道連れになる。まだ子供のような踊子のカオルは川崎を慕うようになり……という話。

監督:西河克己、出演:吉永小百合、高橋英樹、南田洋子、十朱幸代、宇野重吉、桂小金治、浜田光夫、郷鍈治、他。

うわ、びっくり! めちゃくちゃ良かった。吉永小百合、天真爛漫。その身上に囚われてる不憫。おそらく初恋の心の動きの描写。ラストなんかもうウルウル。旅芸人としての踊りもすごい魅せる。高橋英樹も観客の「乗り物」として、物語中に入ってしまえる感じ。よかったなあ。

宇野重吉演じる大学教授の川崎が、ダンサーと結婚するという学生の相談を受け、学生時代の踊子の思い出が蘇る、という趣向。「あゝひめゆりの塔」「幕末太陽伝」もだったけど、若い観客を物語の時代へタイムスリップさせる仕かけの作品が多いな。

・気になってKindle版の原作を確認してみたけど、30ページくらいしかない短編

2025/07/12

最近観た映画メモ「波涛を越える渡り鳥」他


日活プラスで、観たことなかった有名映画を急いで何本か見てしまう特集その6。小林旭の「渡り鳥シリーズ」をもう少し見る。日活プラスの期限も迫ってるので、評判良さそうな作品を選んだ。シリーズものを何本も続けて観ると、それぞれの違いが見えてきて面白くなってくるが、このくらいにしておく。

小林旭のキャラクターって、70年代の特撮ヒーローものの主人公の下敷きになってるね。無国籍アクションとかファンタジーとか言われるけど、西部劇世界のように普通に拳銃を持ち歩いてたりするのは「いちおう日本の法律は関係ないんで」ということも含まれるようだw

シリーズ全体が、同じ俳優陣が設定を変えて似たような物語を演じる「ごっこ遊び」のようでもあり、それが映画会社の「スターシステム」なんだろう。観る側としては難しく考えずに楽しめる。いつもの役者たちがいつものキャラを、舞台だけ変えて演じてる。もちろん、マンネリなんだけど。

●渡り鳥いつまた帰る(1960年) 1:19 Amazon

監督:斎藤武市、出演:小林旭、浅丘ルリ子、中原早苗、川地民夫、宍戸錠、内田良平、南田洋子、金子信雄、他。ゲストにこまどり姉妹。これだけ日活プラスではなく、画質が悪い。

渡り鳥シリーズ第3弾。佐渡島に渡った小林旭が、鉱山を営む家族と、廃坑に隠された旧日本軍の財宝を狙うボスとの抗争に巻き込まれる……という話。

何本か観てきた小林旭ものと構造はほぼ同じ。流れ者の旭が、いじめられている地元の家族を助けようと、町のボスに近づき、秘密を暴き、一度はやられたように見せてからの復活、そして最終対決。地元の祭りで旭が歌う、というお約束つき。

2025/07/10

2025台東光祭出品作「ウリボウたち登った」のラフスケッチ

 2025台東光祭出品作「ウリボウたち登った」のラフスケッチ。

指定モチーフは初期には「猫」、次に「猿」だったのが、最終的に「猪」になった。

猫と猿はかなりたくさんのスケッチを描いたけど、猪は1枚しか描いてない。猿で基本アイディアが出来てたので、「猪だったらこれしかない!」と、そのまま決定。



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2025/07/05

最近観た映画メモ「危いことなら銭になる」他



日活プラスで、観たことなかった有名映画を急いで何本か見てしまう特集その5。

宍戸錠といえば。たぶん1994年頃、ミーティングの帰りにエレベーターに乗ったら、宍戸錠が乗ってて驚いたことがある。場所は覚えてないけど。

●東京流れ者(1966年) 1:23 日本 Amazon(日活プラス)

ヤクザをやめ、不動産業やクラブを始めたボス倉田を慕う哲也。対抗していた大塚組に袋叩きにされてもカタギとして暴力に屈さない。やがて、大塚組が倉田のビルを横取りしようと倉田や周辺、恋人にまで手を伸ばしはじめ……という話。

監督:鈴木清順、出演:渡哲也、松原智恵子、二谷英明、他

白黒映画かと思いきや、色調に凝った変なスタジオ撮影風やミュージカル風になったりw 次作「けんかえれじい」もだったけど、鈴木清順はこういう映像的な遊びをやる人らしい。色調に凝ったシーンがいっぱいある。背景を真っ赤にしたり、半分をフィルターで暗く影にしてみたりとか。

絵的には確かに素晴らしいけど、あんまり面白くない。物語より絵優先で、推進力ゼロ。同じ歌がいろんなシチュエーションで何度も繰り返されて非常にクドい。

・和風の広い空間での大勢を相手にした立ち回りは「キル・ビル」の元ネタに違いない。「ラ・ラ・ランド」でデミアン・チャゼル監督はこの映画をオマージュしたそう。