2010/06/02

■グラフィック薄氷大魔王[222] iPadが来た!

■グラフィック薄氷大魔王[222]
iPadが来た!

吉井 宏
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iPadが届きました。興味ある人なら詳細な記事をもうイヤというほど読んでると思いますので、僕の個人的な印象や具体的な使い道など書いてみます。

購入したのは64GB版のWi-Fiモデル。Macに接続し、何も迷うことなくセットアップ終了。iPod touch用のライブラリをコピーしてiPad用に用意しました。最初の同期で、iPod touchのバックアップデータをiPadに復元。まったくスムーズに使い始められました。

基本的にはiPhone/iPod touchと使い方は同じなのですが、画面が大きいので見やすいし操作しやすいです。写真の画質は非常にきれい。iPadを「デジタルフォトフレームくらいしか使い道がない」とか言ってる人がいますが、極上のフォトフレームとしてだけでも値段分の価値ありそう。

キーボードは画面の中とはいえ、横位置のサイズならパソコンのキーボードとそんなに違和感なく打てます。打つのが遅いのは、iPhone/iPod touchと同じ変換方式なのと、不用意に画面に触れないように指を上げておかなくちゃいけないので。日本語変換はiPhoneOS用のATOKが開発されてるらしいので期待したいです。

iPhoneアプリは全部動くわけじゃないようで、数本のアプリは「インストールできません」になりました。iPhone用アプリは画面中央にiPhoneサイズで表示されますが、右下の二倍ボタンで画面いっぱいになります。変にスムージングがかかるわけじゃないので、荒れなくきれいに見えます。iPadアプリもたくさんインストールしました。iELECTRIBEなど楽器系やSketchbook Proなどお絵かき系、PDFビュアーなど。まだちゃんと使ってないものが大半ですが。

iPadを何に使うか。僕としては主に「持ち出し用ノートパソコンの役割、従来のiPod touchの代替」が即戦力的使い道です。出先でのネットや調べものや読み物、小規模なプレゼンテーションなどに使うつもりです。もちろん大きな目的として、「電子書籍が普通になる糸口」としてのiPadにも期待してます。

しばらく前から、パソコンで見るためにScanSnapで「自炊(自前でスキャンしてPDF化)」作業を続けてます。究極的には少数を残して本棚を空っぽにするのが目標です。PDF化した書籍を見るのにiPadよりパソコンの大画面のほうが適してるのは当然なのですが、手持ちの書籍のほとんどがiPadに入ってしまったら、そりゃすばらしいなあと。

で、通勤しない僕的に、iPadを部屋で何に活かせるだろう? ってことについて。大きく二つの用途があり、実用になりそうです。

一つは、このきれいな液晶をそのまま活かす用途。フォトフレームというとベタですが、資料を参照するには最適。紙にスケッチするときなどiPadに資料を表示して左に置いたら便利。また、CGソフトのマニュアルなどを入れて参照するなど。これらは基本機能を使ってできることですが、予想もしなかった機能を追加する、すごいアプリがありました。

iPadをMacのサブディスプレイにできる「Air Display」。1024 x 768ピクセルの表示ができるってことは、15インチモニタを繋ぐのと同等です。最近流行りのUSB接続サブモニタがたいてい800 x 600ピクセルなのでぜんぜん広く、資料参照用には最適です。それも、Wi-Fi接続なのでワイヤレス。なんと、iPadのタッチパネルが(一本指だけど)効くため、簡単な操作ならできます。さすがに動作は遅いので絵を描くのは苦しいですが。こんな使い道があるとは思わなかった。大収穫!

Air Display < http://avatron.com/apps/air-display/ >

もう一つが、液晶タブレット的用途。以前から書いてますが、iPadには「お絵かきタブレット」的期待はぜんぜんしてませんでした。指で満足に描けるはずがないし、筆圧感知がないのはツライ。ところが、真っ先に購入したアプリ、Sketchbook Proにpogoペンで描いてみたところ、なかなかいい感じです。

pogoペンは先端がスポンジで妙な感触。最初は書きにくいですが、指の脂等で画面となじんでくると、実に軽快にスムーズに描ける。スポンジのおかげで、液晶タブレットにプラスチックのペン先で描くときに感じる「どうしようもなくツルツルでカチカチな感じ」がないのです。余分な手の動きがスポンジで中和される感じ。

pogo sketch < http://tenonedesign.com/ >

アプリ次第で拡大やスクロールやツール選びやUNDO等が指のジェスチャーでできるし、カーソルがないのでペン先とのズレがない。筆圧がないことを除けば、液晶タブレットよりも快適です。Painterとかでアナログっぽいタッチで描いてる人ならiPadで完結させられるかもしれない。

僕はA5の紙に鉛筆やサインペン等でスケッチするので、iPadでその感覚のまんまラクガキできます。大量にスケッチを描く仕事、たとえば絵コンテ作成などにiPadは最適でしょう。

ところで、pogoペンなどを使わず指で描く場合、たいていは人差し指で描くと思いますが、人差し指を画面に届かせるには手首を常時ひねってなきゃならないので苦しいです。いろいろ試してみたところ、手首をひねらず中指の先端側面で描くと具合いいようです。その時、画面を手の側に少し傾けると、さらに描きやすいです。

iPad用のお絵かきアプリをたくさん入手しましたので、またレポートします。

【吉井 宏/イラストレーター】

オプション品は何も買わなかったので、ケースやドックなどのアクセサリを買いに行くのが楽しみ! ところで、Adobe CS5アプグレはいまだに迷ってます。先々週書いた「一瞬矢印に変わるブラシカーソル」には慣れそうにないし、他ソフトも僕的決め手になるものがなく、ズルズルとこのままCS6を待つことになりそう。そうそう、まだ日本でリリースされてませんが、iPadアプリ「Adobe Ideas」にはちょっと期待してます。

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映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「マナー広告、兼、映画サービスデーの広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。
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< http://meatordie.com/ >

HP < http://www.yoshii.com>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/>;;;

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