U-NEXTに続き、Disney+も年内いっぱいで休止するつもりで、とりあえず「お気に入り」に入れてた映画十数本と「SHOGUN 将軍」を急いで見てしまおうと思ったのだが、スター・ウォーズの新しい実写ドラマ「スケルトン・クルー」が始まるようなので、休止はもうちょっと先になりそう。
●ロマンシングストーン 秘宝の谷(1984年)1:46 アメリカ Disney+
当時、「女性版インディ・ジョーンズに『ハーレクイン・ロマンス』的な味付けの映画?」と、興味ひかれなかった。ポスタービジュアルがターザンだしねw 最近、これが面白いと聞いて見てみた。
監督:ロバート・ゼメキス、出演:キャスリーン・ターナー、マイケル・ダグラス(製作も)、ダニー・デヴィート他。
人気ロマンス小説家の女性。コロンビアで姉の夫が行方不明。その姉から電話、「誘拐された。そちらに送った宝の地図をコロンビアまで届けに来て!」。ひょこひょことコロンビアまで出かけると、地図を狙う悪者たちが待ち構えていた。ジャングルで偶然助けてもらった怪しい男と同行することになるが、秘宝の争奪戦に巻き込まれてしまう……という話。
面白かった! なあんだ、「ドジっ娘巻き込まれコメディ」でした。アトラクションイベント満載。軽く見れてめちゃ楽しいけど、意外にしっかり作ってあるのは、さすがロバート・ゼメキス、さすが自ら製作のマイケル・ダグラス。いかにも80年代コメディ、ダニー・デヴィートだし。音楽もサクソフォンと残響多めなドラムで80年代らしい。
・小説家が主人公なら現実と小説がごっちゃになる的なエピソードがほしかったな。有名作家なことが有利に働くエピソードはあるものの。
・似たようなニュアンスの映画見たな → ハリソン・フォードの「6デイズ/7ナイツ」(1998年)。男女ペアのサバイバル、悪人たちに狙われたりもするし。
・日本語吹き替え音声がなく英語のままのシーンがいくつもある。テレビの吹き替えの流用で、カットされた部分の吹き替えがないんだろう。どこをカットしたのか、どこが重要でないとみなされたのかわかって面白い。
・音楽は「バック・トゥー・ザ・フューチャー」などのアラン・シルヴェストリなんだけど、主題曲のサクソフォンがケニーGかスパイロ・ジャイラに聞こえてしまう。エンドロールでもわからない。先日、オールナイトニッポンのCMフィラーの件を書いて以来、何度も繰り返し聴いてたから気になって。
●猿の惑星 キングダム(2024年) 2:27 アメリカ Disney+
監督:ウェス・ボール。出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン、ウィリアム・H・メイシー他。
エイプの英雄シーザーの時代から数百年後。鷲使いのエイプたちが暮らす穏やかな村。そこへ「我こそはシーザー」と名乗る王の率いるエイプたちが焼き討ち、村人たちは彼らの支配する王国へ連れ去られる。残された若いチンパンジーのノア。賢者のオランウータンと拾った人間の少女と共に旅に出る……という話。
リブートシリーズ「猿の惑星: 創世記」(2011年)からの4作目。前作の「猿の惑星:聖戦記」(2017年)を見たのが5年前。ほとんど忘れてる。今作の冒頭を見てびっくりして前作の終盤を観直しちゃった。
面白かったというか、感心した。この映画、意外な箇所がほぼない。すべて定石通りで映画の教科書そのままのような。「なるほど、やはりそう来るか!」って感じ。普通の映画だったらあきれたかもしれんけど、エイプたちがそれをやる点で、成立してる。
生き残りの人類は「おびえる少女」と「気のいいおっちゃん」で油断してしまうけど、やはり「悪」なんだ。あの王様チンパン、僕ならついてっちゃうな。ラストはエイプたちにとってはバッドエンド?
・「人類が滅んで数百年後の廃墟」は今まで見た中で最もいい感じの描写かも。
・エイプが親愛の情を表す頭と頭をくっつける仕草が「マッドマックス」と同じw
●ミクロキッズ(1989年) 1:34 アメリカ Disney+
ディズニー製作。監督:ジョー・ジョンストン、出演:リック:モラニス他、音楽:ジェームズ・ホーナー。
発明家の父親が不在中、試作の物質縮小機が暴走。研究室に来た子供たちがアリのようなサイズに縮小されてしまう。おまけに床を掃除した父親によってゴミ袋に入れられて出されてしまう。子供たちはジャングルサイズの庭を横断して家に帰れるか?……という話。長いこと「インナースペース」(1987年)と混同してた。
子供向けだけど、楽しくて面白かった。こちらもアトラクションイベント満載。二つの家庭の二組の夫婦とその二人ずつの子供たち、どの登場人物もキャラクターがわかりやすくて入り込める。隣の家の釣りバカ親父が最高w (ザ・ビーチボーイズのマイク・ラヴっぽい)
80年代末、CGによらない特撮進歩の最終段階。気合いが入ってる。ミツバチやアリやサソリ、草のジャングルやスプリンクラーの水滴の落下など、人間があのサイズになったらあんな感じに見えるだろうという視覚的楽しさ。
なにしろジョー・ジョンストン監督はILM創設メンバーで、SWシリーズなどルーカス関連映画に最初から参加の凄腕。「ロケッティア」(1991年)、「ジュマンジ」(1995年)なども監督してる人。
タイトルバックのアニメーションがめちゃ良い。「サイズに関する驚き」の点で、本編よりこのアニメーションのほうがよく表現されてる。なぜか、アニメーションは本編のキャラクターや内容とは無関係。
https://youtu.be/npXZd86fNY8?si=Rw09c8a-8MK5JWRA
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