2018/07/18

最近観た映画メモ「エリジウム」他

レインマン(1988年)
ビッグ(1988年)
サトラレ(2001年)
K-20 怪人二十面相・伝(2008年)
エリジウム(2013年)

「なぜか観てない映画を観るシリーズ」。2009年〜2011年頃に作った数百本のリストや録画+買ったのに観てないDVDやブルーレイ。これらを全部見るのはノルマ。7年もたったけど、まだずいぶん残ってる。映画配信サービスの充実で、リストになかった映画に寄り道しちゃうから。

大半は「ほとんど映画を観ていなかった時期の1990年〜2010年の主要作品と、それ以前の、観ていて当然なのに観てない有名洋画」なのだが、「ヒットしたり話題になってタイトルが記憶にあった邦画」も混じってる。「最近観た映画メモ」に唐突に出てくる邦画のほとんどはそういうの。

●レインマン(1988年)
よかったー! 崖っぷちのカーディーラーで超絶バカ野郎の弟トム・クルーズと、サヴァン症候群の兄のダスティン・ホフマン。飛行機に乗れずしかたなく3日も兄とクルマの道中、バカすぎて見えなかったいろんなものが見えてきて
変わっていく様子がとてもいい。歌で思い出すシーンは鳥肌立った。ところで映画「スティーブ・ジョブズ」でジョブズがウォズニアックを「あのレインマン(すごい天才的能力を持ってるが誰かが世話をしなければ生きていけないの意。とても失礼)」とか呼んでたけど、検索してたら無関係の記事で「ジョブズはレインマンのような人だったんだろう(天才だがこだわりが病的なまでに強すぎて日常生活が困難)」とか書いてあっておかしかったw

●ビッグ(1988年)
おもしろかった! 12歳の少年が「大人になりたい!」って中身は子供のまま30歳になってしまう話。6年前にiPadのCMであの曲が使われててぜひ見たい!って。ようやく観れた。ラストシーンからいろんな別の展開を思いついちゃってそういう続編あったらいいのにな!とか思っちゃった。あの曲のシーン、最高にイイ。トム・ハンクスは撮影当時31歳くらいなのに、今の自分の感覚では若すぎてほとんど少年+αくらいに見えてしまうなあ。なぜか80年代の若いトム・ハンクスの映画は「スプラッシュ」も「マネー・ピット」も劇場で観てる。

●サトラレ(2001年)
思考が周囲にテレパシーで漏れてしまう「サトラレ」という病気というか特殊体質の若者の話。本人がサトラレであることに気づいてはいけなく、周囲が大がかりにドタバタを繰り広げるw 「トゥルーマン・ショー」にちょっと似てる。思考は背後から聞こえるような効果の音声で観ている人にも聞こえるのだが、単に「主人公の考えていることがモノローグとして聞こえる」の安っぽい表現と同じだし、同じ調子で全編続くのはいかがなものか?とか思った。日本の娯楽映画にありがちな「わかりやすすぎる感動要素の過剰な押しつけ」は苦手。実は、サトエリ主演というよくわからない勘違いでリストに入ってたw

●K-20 怪人二十面相・伝(2008年)
「アーロと少年」冒頭の「巨大隕石がぶつからずに恐竜の世界が続く」にも似た、イントロの「第二次大戦は起きなかった」で、ズコー(正確には「太平洋戦争が起きなかった」だけなのだが)。架空の世界を設定したことで何でもありのファンタジーが可能になるわけだが、実世界との関連が薄くて共感しづらかったりする弱点も。いちおう「格差」はテーマの一つになってるものの。東日本大震災の前にはこういうのもアリだったんだろうな。あちこち引っかかったりツッコミどころは多かったけど、楽しいエンタテインメント映画だった。CGで描かれる1949年の(空襲で焼失してない)東京や人々の描写は面白かったし。しかし、種明かしのアレは反則なんじゃないか?とも思ったw

●エリジウム(2013年)
めちゃくちゃ面白かった! 絵面もアクションもスゲ〜イイ。ジョディ・フォスターの悪役が憎々しくて最高。ただ、、、ニール・ブロムカンプ監督の「第9地区」以降3本に共通の「変な部分」。物語の核心に「納得しづらい、根拠が薄い無理な設定」があるんだよなあ。そこを深く考えなければめちゃくちゃ面白いんだけど。「なんで液体を浴びるとエビに変身するんだ?」とか「記憶や意識を当然のようにパソコンで機械に転送可能」とか。今回は「一瞬で治療」や「脳からデータをダウンロードすると死ぬ」がそれ。納得しづらいのをグッと飲み込むw

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