2017/11/04

最近観た映画メモ「帰ってきたヒトラー」他

帰ってきたヒトラー(2015年)
ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年)
ブレードランナー(1982年)

●帰ってきたヒトラー(2015年)

めちゃくちゃ面白かった。予告編とかの印象から、おちゃらけヒトラーかと思ってたらぜんぜん違う。周囲はやや安っぽくドタバタするものの、ヒトラーは全編で本気の大真面目、というかヒトラー本人そのもの。現代のドイツに蘇ってしまったことをすぐ納得して新聞やネットで学習し、現代の「惨状」を自分がどうにかしよう!と立ち上がる。途中まで、ハプニング的にヒトラーが現れたその場の人たちの反応などが面白いし、現代のドイツの問題に対して意外に強力な存在を待望する人たちがいて困惑したりもする。後半、自分がどういう風に見られてるかも受け入れた上で、ヒトラーの本領を発揮していくところなんかマジ怖くなってくるよw テレビ番組の演説なんか、うわ!こうやって魅了されちゃうんだ。ヤベえ!とか。ただ、ヒトラー以外の部分はなんともユルいコメディで脱力する部分もあったりする。「アイアン・スカイ」も同じパロディやってたなw

●ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年)
クレージーすぎるw めちゃくちゃだw 全編おもしろかった
。ほぼ実話だそうw ただ一歩引いて見たとき、どう感じればいいのかかなり迷うw

●ブレードランナー(1982年)
ファイナル・カット字幕版。「ブレードランナー2049」をもしかしたら観に行く可能性があるので35年ぶりにもう一度観ておこうってことで。地味で狭っ苦しく暗くて居心地悪い印象は同じ。ただ、レプリカントそれぞれの人物がこんなに細かく描かれてたのはわかってなかった。怖ろしい悪役って印象が強かったルドガー・ハウアーも、自分の運命に必死で抗いながら最後にはそれを受け入れるイイやつ、というか優しい男として描写されてるじゃん。35年前だってそのへん少しはわかってたけど、はっきりそう描かれてることはわからんかった。レプリカントたちみんな不憫。でも人間だって同じだよな的な。映画館で観たのとラストがちがってわざわざぼやかしてる。

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