2025/06/24

2025台東光祭「ウリボウたち登った/The Baby Boars Climbed」



「ウリボウたち登った/The Baby Boars Climbed/野豬寶寶上來了」

2025台東光祭 公式サイト:

吉井作品紹介ページ

台東ライトフェスティバル Facebook:

台湾の台東縣で開催されている「2025台東光祭」にバルーン/インフレータブルで参加してます。この近辺の象徴的な動物として猪と、知本温泉をモチーフにしてます。

これ、写真ではあんまり大きく見えないけど、サイズ 幅600 × 奥行き780 × 高さ800 cmと、かなり巨大です。

提示されてたモチーフにする動物が何度か変更されましたが、最終的に現地の人たちの強い希望で「猪」に決まりました。台湾南部の台東縣を含む地域に住むパイワン族(排湾族)の儀式や食文化にとって猪は大切な動物だそうです。



2025/06/20

最近観た映画メモ「幕末太陽傳」他


日活プラスで観たことなかった有名映画を急いで何本か見てしまう特集その3。

小林旭ってあまり見たことがなかった。学生の頃、地元のヤオハンのショッピングセンターで片岡鶴太郎のショーがあって、やってたネタが小林旭「自動車ショー歌」のモノマネなど。ああ、なんとかいう俳優のモノマネだろうな。くらいだった。

(↑ ショーを終えた鶴太郎につきまとってサインもらったり駅までついていったりした。というのは、当時「ビートたけしのオールナイトニッポン」に鶴太郎がレギュラーとして出ており、このままついていけばたけしに会えるかも!と思ったのだったw)

あと、大瀧詠一の「熱き心に」。「アキラのさらばシベリア鉄道」ってのもあるけど、完全に自分の歌にしてしまう強さ! 1985年当時、「昔の俳優」ってイメージだったけど、まだ47歳だったのか。いろんな歌を歌ってるけど、本当に上手いと思う。

ヤンマーのCM「赤いトラクター」(1979年〜)の歌もとんでもなく上手い。っていうか、高校生の僕には「トラクターを無理やりカッコよく見せてるヘンテコCM」でしかなかったが、今ならカッコよさを理解できる。歌詞の冒頭「風に逆らう」って、流れものシリーズのタイトルからだったのか。

2025/06/15

最近観た映画メモ「嵐を呼ぶ男」他



日活プラスで観たことない有名映画を急いで何本か見てしまう特集その2。

石原裕次郎を認識したのは1977年頃に放映された「素晴らしきヒコーキ野郎」(1965年)だった。「日本を代表して欧米の大作映画に出てるのはすごい人なんだろうな」とw で、後で「太陽にほえろ」の「ボス」と同一人物と知ってびっくりしたのだった。

●嵐を呼ぶ男(1957年) 1:40 日本 Amazon(日活プラス)

ナイトクラブのバンドのマネージャー美也子。引き抜かれた人気ドラマーの代わりに、喧嘩っ早いドラマー国分正一を採用し、鍛え上げる。正一は、弟も目指している音楽をヤクザな仕事と認めない母を見返そうとがんばり、人気ドラマーとなる。そこへ美也子に気がある音楽評論家の左京が絡んできて……というような話。

監督:井上梅次、出演:北原三枝、石原裕次郎、岡田眞澄、金子信雄、芦川いづみ、他。

意外に面白かった。裕次郎かっこよかった。なるほど、そりゃブームにもなる。中盤までは痛快成り上がりアクションだけど、次第に「母に認められたい若者」「兄弟愛」がメインになってくる。裏社会の暴力も。終盤、弟の指揮するオーケストラの曲と同時進行する展開が良い。

・「大事な試合の前に手を潰される」的なシチュエーションって

2025/06/10

最近観た映画メモ「青い山脈」他


Amazonプライムの有料チャンネル「日活プラス」。この機会に「有名なのに観たことない映画」を急いで何本か見てしまう特集(行きがかり上、東映作品が混じったけど)。この時代の映画は2本立て上映前提のプログラムピクチャーなので、短くて観やすい。

●けんかえれじい(1966年) 1:26 日本 Amazon 日活プラス

昭和10年頃の岡山の旧制中学。南部麒六はケンカの楽しさに目覚め、師匠のスッポン先生と修行する。下宿先の道子さんに恋するも、硬派であるが故に青春のエネルギーを全てケンカで発散。ついに放校処分されてしまう。会津の学校に転校するも、そこでも反骨精神を発揮し、ケンカに明け暮れ……という話。

監督:鈴木清順、出演:高橋英樹、浅野順子、川津祐介、他。

ゆる〜いバンカラコメディでした。爆笑シーンがいくつもある。ケンカシーンもゆるくてほのぼのw 22歳の高橋英樹が魅力的。朴訥でカワイイ。短い映画なので高橋英樹を鑑賞するだけで十分もつ。

高橋英樹、たった7年後に29歳でNHK大河ドラマ「国盗り物語」(1973年)で織田信長を演じる。若っ! よく、「大河ドラマで若手アイドル俳優が武将とかやってるのぜったい変、大人の俳優でやってくれ! 」とか言ってたけど、僕の理想の信長は今のたいていの若手俳優より若かったんだ!

昭和10年頃を描く白黒映画なので大昔と錯覚してしまうけど、1966年なのでそれほど昔じゃない(「ウルトラマン」と同時期)。今風に映像を凝ってみたり、アングルで遊んでたり。カラーでも撮れたけど、わざわざ白黒に

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2025/06/07

最近観た映画メモ「ミッシング」他


蒲郡ロケ映画特集その2。古い映画としては他に「彼岸花」(1958年)や「イチかバチか」(1963年)などある。機会があれば観たい。

●無頼 人斬り五郎(1968年)Amazonプライム(日活プラス)

名振会の会長を殺害して服役していた五郎。仮釈放され、獄死した弟分の頼みで彼の姉を探しに降り立った町。ボイラーマンとして住み込みで働くことになったホテルの受付の女性は、名振会に父親を殺された過去を持っていた……という話。「無頼シリーズ」第4弾。

監督:小澤啓一。出演:渡哲也、松原智恵子、小林千登勢、佐藤慶、大滝秀治、他。

渡哲也主演のヤクザ映画なんて、ロケ地が目的でなければ見るはずもなかった。こういうのは良い機会。渡哲也のかっこよさに驚く。口調とか真似されたんだろうな。暴力、宿命の悲しさ、男気など数珠繋ぎ、意外に面白かった。歌はさすがに上手い。

ロケ地。木造時代の蒲郡駅(名鉄側)が、架空の「三河石浜駅」として出てくるのは貴重。数年後にビルに建て替わる。画質が非常に良く、駅入り口と周辺が詳細に映る。西側、渡哲也が歩いて行く路地入り口に、今も近くで営業している中華マルナカの旧店舗が見える。その奥に映画ポスターが見えるのは蒲映だろう

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