2017/10/15

最近観た映画メモ「プラダを着た悪魔」他

ファッションが教えてくれること(2009年)
プラダを着た悪魔(2006年)
007 ドクター・ノオ(1962年)
007 ロシアより愛をこめて(1963年)
どですかでん(1970年)

キューポラのある街(1962年)●ファッションが教えてくれること(2009年)
「プラダを着た悪魔」で興味持った、VOGUEの鬼編集長アナ・ウィンターのドキュメンタリー。撮影当時60歳手前?にしてはかわいすぎる! もちろん完璧オシャレだし。

アナの昔からの同志で片腕ともいえるクリエイティブディレクターのグレイスが実質的に主人公なのかも。グレイスが一生懸命作り上げる写真やページを、アナがどんどんボツにするw 気持ちいいほど惜しげもなくボツ。グレイスは落ち込んだり愚痴言ったり立ち直ったりw

↑却下しまくるのは「プラダを着た悪魔」で最もドキドキしたり見応えがある部分だったけど、こっちはドキュメンタリーなので本人たちがそれをやるw 何度も何度も。僕らみたいな仕事してると胃が痛くなるくらい強烈。
フィクションの「プラダを」より100倍おもしろい。売り出し中のタイ人デザイナーのエピソードや、写真家やモデルたちのプロぶりももワクワクする。

原題は「9月号」。あくまで雑誌の編集者の話で、ファッションやオシャレの映画じゃないんだよなあ。

●プラダを着た悪魔(2006年)
観たのはずいぶん前だけど感想メモ書いてなかった。「ジャーナリスト志望のアン・ハサウェイ主人公がたまたま超一流ファッション誌の編集部に入ってしまい、メリル・ストリープ鬼編集長の無理難題をなんとかクリアしたり、本来の優秀さも手伝って次第に仕事を覚えていき、オシャレになっていき、、、」とか、本当に血湧き肉躍る感じで、すごい面白かった。鬼編集長のかっこよさと、時たま見せる弱い面にもシビれたw けど・・・・結末は不満w せっかく、、、、もったいない。

●「007 ドクター・ノオ」(1962年)
実は007は中学生ときとか適当にしか見てない。「ドクター・ノオ」もひょっとしたら観たことあるかもしれんけど、内容はほとんど覚えてなかった。アクションもスケールもどんどんエスカレートしていく前の「基本形」な感じ。めちゃくちゃわかりやすいし面白い。ショーン・コネリー若い!62年の映画だから、派手じゃないけど、その後何十年もシリーズになる要素が詰まってるって感じ。 話題にしたくなる小ネタも多い。Wikipedia見ると、トリビア満載。

●007 ロシアより愛をこめて(1963年)
こちらは中学のときに見たことある。当時も最高傑作と言われてて、以降の007で定番様式化するギリギリ前の面白さに納得したけど、今見ても同じくめちゃ面白かった! キャストというかキャラクター全員イイ! ロバート・ショウいいなあ。オースティンパワーズのキャラの元ネタのロッテ・レーニャも最高。終盤でベニスに来たときボートのアクションが始まるかと思ったら、それは「インディ・ジョーンズ」だったw あの「気分」が続くのは映画の原初的体験みたいなもんだろうなあ。ただ、キャッキャウフフ的な感じはあんなに長かったっけ?

●どですかでん(1970年)
黒澤映画の中でも特に異色ってことで見ておこうと。最初、出てくるのはイタい変な人ばかりなのでつらかったけど、どう見ればいいのかわかってくると、けっこう明るい。どん底の現代版?舞台をどこに移しても成立しそう。インテリが考える貧乏ファンタジーって感じか。。。ひととおり人物がわかってくると、次のエピソードが巡ってくるのが楽しみになってくる。全員キャラ立ちスゴい。どんどん動く。延々見ていたい。終わっちゃうのが残念な感じ。主題曲が優しくてアメリカンニューシネマ風、誰かと思ったら武満徹なんだ!

●キューポラのある街(1962年)
タイトルだけは知ってた重要作品ってことでいちおう見ておこうと。吉永小百合の青春映画?的なイメージで見始めたら、ぜんぜん違ったw 思想的なものとかも、公開年に生まれた僕の世代の目で見てもかなりキツい。あと「どですかでん」の貧しさはファンタジーだけど、こちらはリアル。主演の子供がダンカンに見えておかしかった。

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