2013/03/06

音楽配信が不調らしい

日本レコード協会によると、音楽配信の売り上げがピーク時の6割しかないらしい。違法ダウンロードが原因と。元のNHKのWebニュースは削除されてるので見れないけど、たぶんこのPDFを読み解くとそういうことになるんだろう。

2012年度「音楽メディアユーザー実態調査」報告書公表

ごく単純に考えて、「音楽配信が好調」だったのは「着うた」全盛期だったから、スマホに移行しちゃえばその分は減る。ってのはおいといて、やっぱ音楽をデータで売るってのは、若い人の音楽の入り口としては頼りないとは思う。僕らみたいにCD自体がジャマくらいの境地になってなければ。YouTubeとかでけっこう聴けるってことがCDやダウンロードで買う気を挫くってのは確かに僕でもあります。

4-5年前までの話だけど、学生に聞くと当たり前のように違法サイトから音楽を落としてたようですけど、もう実際のところ、音楽をダウンロードしまくって集める感じ自体がわかんない。そんなに音楽を聴くことが若いやつに重要なことと思えない感じ。少なくとも、昔みたいな形のマニアックな聴き方する人は少なそうな気がする。他に娯楽多いし。

で、CDとかレコードって、若いときに、まだ何者なのかわからない自分のアイデンティティを、「好きなものを目に見える形でディスプレイ」するために買ってたわけで。ダウンロード販売では若いヤツのそういう欲求には応えられない。

本も同じで、オレはこれを読んでいる・興味があるってのをディスプレイする役割があるけど、電子書籍じゃそれはできない。だから若いヤツが身の丈以上に本を買いまくるってのもなくなっちゃうかも。あと、昔はレコードやCDをカセットに入れて友達と交換することで音楽の楽しさを知ったわけだけど、そこを禁じ手にされたら音楽は広がらないですよねえ。

ところで、読みかけで放ってあるクリス・アンダーソン「フリー」って本にあったけど、「時間が豊富にある世代」と「お金が豊富にある世代」の間で、価値の転換が起きるそうです。なるほど〜。違法ダウンロード音楽は完全な形で落とせるかわからない、ウイルスかもしれない、整理・分類されてない、けどタダ。iTunesストアは有料だけど手軽に完全な形の音楽が買える。どっちがいい?ってこと。違法ダウンロードをしてた若者が、時間が豊富になくなったかわりにお金はちょっとあるって感じになったとき、あれ?買う方がぜんぜんラクじゃん!って気がつく感じか。
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