2012/09/06

フリクションボール

消せるボールペンの意味がわからなかった。消せたらボールペンの意味ないじゃん。消しゴムの代わりのゴムでこすると摩擦熱によって消え、冷やすと消した文字が復活するらしい。炎天下のクルマの中のノートの文字が全部消えてしまったのを、冷凍庫で冷やしたら復活!って話題もある。なんか頼りなくない? FAXの感熱紙が数年経つと消えちゃうの思い出す。


試しにフリクションボール、買ってきた。0.4の細いやつと0.7の「いろえんぴつ」っていうフリクションボール。青と黒。どちらも油性ボールペンと水性ボールペンの中間くらいの書き味。太いほうはインクの顔料が少ない感じで、黒なのに60%のグレーくらいの濃さ。

キャップ先端のゴムでこすると消える。おお! きれいに消えるねえ! これ、消す用のでかいゴムとか売ってないのかなと思ったら、いちおう専用のゴムも売ってるそうだ。しばらく書いてみて「そっか!」と思ったのが、「ケシカスが出ない」こと。ラフスケッチの初期に描いたり消したり繰り返して形を作っていくのにいいかもしれん。鉛筆のように手で擦れないのもいい。

冷やすと復活するってのもやってみた。冷凍庫にしばらく入れてみたら、100%の濃度には戻らないものの。50-60%くらいには復活しました。消した部分の紙の下から開封前のあずきバーを押し当てると、みるみる復活する! ガリガリ君でも可能。っていうか、寒い地方の冬だと消したの復活しちゃうんじゃないの?

「記録のツールとしての筆記具」がこんなに不安定なものでいいのだろうか? という疑問はあるけど、使い道によってはまあ便利かも。マンガの下絵をドライヤーで一気に消す、っていう使い方もあるらしい。(ところで、大阪府警で調書をフリクションボールで書き、後で無断で書き直して懲戒処分されたそう。だから−、基本的にボールペンが消せちゃダメだってー)

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