2018/03/30

最近観た映画メモ「バベットの晩餐会」他

バベットの晩餐会(1989年)
ファンタスティック・プラネット(1973年)
奇人たちの晩餐会(1998年)
リオの男(1963年)
ココ・アヴァン・シャネル(2009年)

●バベットの晩餐会(1989年)

フリーになる直前の頃、大好きな高橋常政氏のイラストがフィーチャーされてて絵本みたいな原作本まで買ったのに、今まで観てなかった。カトリックのしきたりの中で慎ましく暮らす村人たち、っても、なんか姉妹が人間らしく生きることができないまま年取っちゃってかわいそう。そもそも父親はひどいヤツなんじゃないか? とも思えた。姉妹に仕えるパリから来たバベットの秘めた才能を思いっきり発揮するクライマックスは血湧き肉躍る感じ。何かおいしいものを食べに行きたくなる映画w これ、バブル時代のグルメ推進に一役買った映画なんだろうな。

●ファンタスティック・プラネット(1973年)
スターログなんかで紹介されてて観たいと思ってたけど今まで機会がなかった、フランスのアートアニメ。絵本がそのまま動くようで、
U-NEXTの画質いいな! もっと煤けた風かと思ってた。すごい美しい。音楽が変なプログレロックみたいで好みじゃない以外はかなり好き。

●奇人たちの晩餐会(1998年)
めちゃくちゃ面白かった。タイトルや設定から想像してたのと別モノ。限定された空間というか室内劇。去年観た「おとなのけんか」もそんな感じだった。登場人物たちのドタバタで物事があらぬ方向に転がっていく系。すごい好き。

●リオの男(1963年)
ルパン三世の元ネタの一つとか言われてるベルモンドのアクションコメディ。たしかにそんな感じでいろんなものの元ネタというかお手本になってそう。軽くてユーモラスでちょっと洒落た大がかりなアクション。撮影や編集技術が追いついてなかったり、ちょっとやりすぎでウザい部分もなくはないけど、おもしろかった。55年前のリオデジャネイロの開発中の市街、有名な建築がだだっ広い造成地にポツンポツンと建ってるのが見物。

●ココ・アヴァン・シャネル(2009年)
孤児院育ちで反骨精神のかたまりのココ・シャネルが成功を勝ち取るまで。そこそこ面白く観れたけど、ほぼ同時期に伝記映画がもう一本あるそうで、そっちに比べるとマイルドにすぎるらしい。Wikipediaによるとココ・シャネルは相当エグいこともやってるようで。

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