2015/07/14

■グラフィック薄氷大魔王[440]MacBook Proを冷やす

■グラフィック薄氷大魔王[440]
MacBook Proを冷やす

吉井 宏───────────────────────────────────

繰り返し書いてるけど、Mac Pro(Mid2012)が苦手。でかくてジャマなのはもちろん、作動音がブンブンいつも気になるし、足元で熱風を吹き出し続けてるのもダメ。3DCGやってても実は軽い作業がほとんどなのに最強マシンの大げさ感。それで、2011年春から1年間、MacBook Proだけでやってたこともあるけど、やはりレンダリングが遅すぎる。

しかたなく翌年またMac Proを購入。仕事上必要だったから3年間ガマンしてたけど、ネット越しにレンダーファームを使えるようになった今では、自己所有のマシンが最強である必要はなくなってる。

それで、Mac Proを廃止するテストとしてしばらくMacBook Proだけで仕事してみたけど、冷却問題が浮上してきたのだった。17インチMBP用冷却台と小型のUSBファンは持ってるけど、あまり効果がない。いや、ノートパソコン冷却台なんて気休めとは知ってるんだけど。フタを閉じたクラムシェルモードで使うことが多いし、内蔵ファンがシューシュー回って苦しそうにしてると、どうにか冷やして楽にしてやりたいなどとw


どんなに苦しそうに見えても、ファンが回ってるうちは平気なんだろうけどね。そういえば熱暴走って一度も見たことないや。

●バー型冷却台を試してみた

もう少し強力なものを試してみようと、E社製のバー型冷却台を買ってきた。MBPの後から大きくはみ出す吸気口から空気を吸い込み、底面に向けて吹き出すタイプ。

ところが、ファンの音が「弱」でもかなりやかましいw 「強」だと轟音。う〜むむ。おまけに、専用の電源用USBケーブルが太くてのたうつ。冷却効果は多少あるようだが、MODOでプレビューウインドウを出しっぱなしだとやはり内蔵ファンがシューシュー言う。やはりMBP全体に強力に風を当てるしかないか。

●USB扇風機2つ

量販店で「ファン直径20cmで静音」っていうT社のUSB扇風機を見つけて衝動買い。1400円くらいでポイントで購入。風量はコンセント差しの小さい扇風機くらいある。
音は少しうるさいけど、バー型PCクーラーよりぜんぜんマシ。低い周波数のブ〜〜ンって音なので耳障りではない。風量はオンオフだけで調整不可。もうちょっと回転数を抑えられれば最高なんだけど。

それでも、MODOのプレビュー画面を出しておいたりレンダリングすると、やはり内蔵ファンはシューシュー回る。風を当て続けてれば別の作業に移っても内蔵ファンが回りっぱなしってことはなくなる程度の効果。MBPのフタを開けたままファンの風を当ててみるとCPUヒートシンクの温度が37度とかになる。確かに強力だけど、負荷がかかってないのに冷やす意味はないw

しばらく使ってたら、動作音と振動が気になってきた。回しっぱなしにするにはちょっと強力すぎるし、机の上に置くには無骨すぎるデザイン。もうちょっとマシなファンないかなと、机と同化できそうなD社の木目調の大型USB扇風機を購入。

電池でも動くのでケーブル無しでスッキリ。風量は強弱二段階の「弱」でもぜんぜん十分。音もT社のものより静か。二週間くらい使ってるけど、これに落ち着いてきた模様。
しかし、机の上で開いたノートパソコンにUSB扇風機という間抜けな絵面を見てると、Mac Proのほうがいいかもなあとか思い始める始末w

●冷やしても冷やさなくても同じ?

「MacBook Proを冷やす」に凝り始めて気がつくとUSBファンや冷却台など5台になってたw

わかってきたのは、内部の温度はけっこう一定してるってこと。USB扇風機で風をビュービュー当ててれば40度以下になることもあるけど、レンダリングなど極端に負荷がかかる時以外は、だいたい45〜50度から大きく変化しない。極端な負荷なんてMac使ってる全時間の1%もないわけなので、気にしない。

「クラムシェルモードは内部に熱がこもって熱くなる」も微妙で、閉じてても開いてても内部の温度は割と一定。MacBook Pro内蔵のファンが正しく動いてるってことだろうな。
「温度が上がれば内蔵ファンの回転数が上がる」、ただそれだけのこと。外部から冷却台やUSBファンの風を当てたら温度が下がるから、内蔵ファンはあまり回らなくて済むってだけの話かもしれない。

でもやはり、内蔵ファンがシューシュー必死に回ってると、助けてあげたくなっちゃうんだよな〜。

●温度計測アプリ Temperature Gauge

Mac App StoreにあったMac内の温度計測アプリを使ってみた。
< https://itunes.apple.com/jp/app/temperature-gauge/id467830521?mt=12 >

今まで使ってた温度計アプリはダッシュボードのウィジェットで便利なんだけど、勝手に「あやしいと言われてるMacメンテナンスアプリ」がいっしょにインストールされたので、使い続けたくなかったのでした。

内部温度の詳細がわかってきた。MacBook ProのCPUは通常は50度前後なのだが、MODOのプレビューやレンダリングを始めると一瞬で100度前後まで熱くなり、警告ダイアログが出まくる。100度なんて以前のアプリでは見たことなかったので焦った。高負荷状態が終わると、一気に通常の温度まで下がる。やはり内蔵ファンが優秀。熱くなったときでも内部の平均温度は60度くらい。

っていうか、「瞬間的に100度まで熱くなるCPUを、外から扇風機で風当てても意味ないわっ! 」がわかったのが最大の収穫w

一方、Mac Proでも負荷をかけて温度計測してみると、内部平均温度もCPU温度も40度台半ばからほとんど変わらない。さすが余裕のXeon、さすがMac Proの冷却最優先デザイン。

ところで、なぜ急にMBPの冷却に懲り始めたかというと、「SSDが高温にさらされ続けると寿命が極端に短くなる」という記事を見ちゃったから。でも、Temperature GaugeでSSDの温度を見ると、CPUが100度前後の高負荷状態でもSSDは35度程度で一定してることが判明。気にする必要なさそう。

●おまけ MacBook Airの場合

数日前からMacBook Air 13インチをシネマLEDディスプレイにつないで仕事してる。アイディア出しとPhotoshopでラフ描きがメインなので性能的にはぜんぜん十分。

ただ、PhotoshopでGPUを使い切る設定をしてるとファンがシューシュー回りっぱなしになる。環境設定の「パフォーマンス」でGPUをなるべく使わない設定にしたらほとんど回らなくなった。完全にオフにすると無段階ズームが効かなくなるので「基本」にした上でチェックボックス3つともオフ。

MODO901では「搭載されているグラボではadvanced Viewportが使えないよ」と出るけど、使わないからOK。テクスチャペイントではブラシがかなり重いけど、それ以外はMac Proでやってるのとたいして違わない。

何やってるかというと、しばらくMacBook Proで仕事してて大丈夫っぽいので、さらに、MacBook Airをメインにしたらどんな感じだろう?ってのを試してみようと思って。MBAはメールやテキストなどの軽い作業にしか使ってきてないので、ちょっと酷使してあげないとせっかくのCore i7がかわいそうだなとか、MacBook Proに戻したら爆速に感じるだろうなとかw

【吉井 宏/イラストレーター】
iCloudミュージックライブラリ。ジャケット画像が変わってしまうことがあるのは知ってたけど、これはひどいんじゃない? 悪意を感じるw
< http://www.yoshii.com/dgcr/applemusic-jacket01.jpg >
他にもちょっと探しただけで5〜6枚のジャケット違いがあったけど、共通するのは「ジャケット上のアーチスト名の表記の1〜2文字が差し替わったジャケットのみ入ってる」です。

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
・rinkakの3Dプリント作品ショップ
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
・ハイウェイ島の大冒険 < http://kids.e-nexco.co.jp >
・App Store「REAL STEELPAN」

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