2014/02/23

MODOの「ストローク補間」

Mac ProでMODO701のブラシがガクガクの件。この気持ち悪い問題のせいでMac ProやめてMacBook Proに買い換える理由ができた!ってウズウズしちゃってたわけだけど、冷静に考えりゃ原因がわかったんだから「ブラシサイズに気をつける」「エアブラシではストローク補間をオンにする」で対処できるわけで。

「ストローク補間」がオンだと、ペイントブラシが輪っかの集合みたいになっちゃうのでオフするのが習慣になってた。エアブラシだとオンでもかまわないんだけど。・・・「ストローク補間」って結局、何なわけ?って、あらためていろいろテストしてみると・・・!!

(図のストロークはどれもブラシサイズ30)

「ストローク補間」、Painterの「滑らかさスライダ」みたいなもんだと思って、ごく初期に試した印象ではそれほど効果ないと思ってたけど、今あらためて「エアブラシ」でオンにして試し書きしてみると、すごい滑らかになる。要するに!ガクガクを防ぐために「ストローク補間」があるってこと!?

つまり、「エアブラシ」でテクスチャペイントするなら「ストローク補間はオンにしとけよ」と同等の意味? ってことは、また一人相撲しちゃったわけ??

GeForce買っちゃって高い授業料だったけど、そのへん理解できたわ。。。まあ、GeForceはハイポリモデル扱うときに確かに効果があるらしいってことで使うけどさ。 MacBook Airでガクガクが起きないのはまだ謎だけど。

あと、「ペイントブラシ」はざっと塗り潰す以外に使わないけど、ガクガク問題と輪っか問題はそのまま残っちゃうけど、僕的には知らんw 「エアブラシ」の正しい使い方がわかっただけでもうけもん。

●追記。ペイントブラシの輪っか問題、シェイプを「シャープ(強)」にすると、よほど速く動かさなければ輪っかは出なくなるね。

2014/02/22

OSX Mavericksのリスト表示の問題

●OSX Mavericksのリスト表示の問題
Finderのウインドウがリスト表示のとき、ファイル名の欄の幅が大きすぎて右側に日付やサイズの欄が隠れてしまうことが多い。従来は隠れないように調整してくれていたはずなのに。

ウインドウを右端のリストが全部出るようにに拡げてすぐ小さくする方法を見つけたけど、右側に動かすスペースが足りないと、ウインドウ自体を動かさなきゃいけないので少々面倒。もっと簡単な方法があった。command+control+f でフルスクリーンをオンオフすると最適な表示になる! ウインドウアニメーションがかかるのでちょっとウザいけど。

●Mavericksのタグの色丸
Mavericksのタグの色丸が小さすぎ、ファイルの目印としてほとんど役に立たない。また、色丸がファイル名の後に付くのはいいとして、表示項目のタグ欄が別なのは何なのか? 複数のカスタムタグが付けられるから文字で説明って本末転倒。複数のタグの色丸が半欠け状態で並ぶのも見にくい。こうしたタグの扱いがアップデートで修正されなければ、Appleへの不信感が芽ばえるぞ、くらいの使いにくさ。

●Windowsのファイルとフォルダの並び順
とはいえ、Windowsのリスト表示にも大きな不満があるのだった。なんでファイルとフォルダを別々にソートする必要があるんだ? ファイル名順や日付順とかで探しにくい。オフにもできない。Windows使いの人は使いにくくないのかなあ?
数年前に探したとき、Mac風のソートを実現するアプリがあったはずだけど、Win7か8に対応してないか配布終了かで使えなかった記憶。今はあるかも。

●PathFinder
MavericksのFinderが使いにくい、で思い出した。PathFinderは使えるかな? ずいぶん前に使っていたFinder代替アプリ。これでもかというくらいの多機能ファイルブラウザ。さっそく現行バージョンを購入してインストールしてみた。わっはっは。現FinderよりPathFinderのほうがぜんぜん使いやすいぞ! Finderが修正されるまで、しばらくこれを使おう。
PathFinder

リスト表示の文字サイズが自由自在で見やすく、ラベルも従来のベターっと色が付く仕様。もちろん「右からリストがはみ出す問題」もない。ぜんぜんこっちのがいいよ! PathFinder起動と同時にFinderを終了させることもできちゃう。Mac起動時からPathFinder。

PathFinder、右上の検索がちゃんと動かないと思ったら、これはフィルターなのね。command+Fで検索ウインドウが出る。こっちもFinderより使いやすいかもしれない。ところが、リスト表示でフォルダとファイルが別々に並ぶWindowsみたいな仕様は困る! と思ったら、スマートソートをオフにすればいいのね。逆に、Windowsの人がMacのソートに慣れない場合はこれを使えばいいかも。

Finderの「command+control+O」で別ウインドウで開くショートカットがPathFInderではcontrolの代わりにshiftなところが不満。と思ったけど、環境設定でショートカットを変更できた。これで完璧!(ファイルを出してもフォルダのファイルサイズが変わらないことがあるのは不具合?)

●Macのカーソルと文字のサイズ
シネマLEDディスプレイで一段階下の2048x1152表示にしてると文字が大きくて見やすいんだけど、標準の2560x1440表示でも見やすくしたい。Finderの文字サイズとカーソルだけでも大きくしたい。っていうか、PathFinderならフォントサイズは自由自在に変えられるんだけどさ、Finderでも変えられたらと。

カーソルのサイズなんて変更できると思ってなかったけど、あった! 「OSXのアクセシビリティ>ディスプレイ>カーソルのサイズ」のスライダを動かすと、カーソルが大きくなって見やすいぞっ! 巨大カーソルは見失わないw

肝心の、Finderの文字サイズを大きくする方法。ウインドウの表示オプションでテキストサイズを変更して「デフォルトとして使用」ボタンを押しても他のウインドウに反映されない〜。ターミナルやTinkerToolというアプリを使うとできるらしいけど……。

で、わかった。「デフォルトとして使用」を押しても反映されなかった設定変更。他のウインドウの表示オプションでoptionを押すとボタンが「デフォルトに戻す」に変わるのだった。しばらく表示オプションを出しっぱなしにして、片っ端からデフォルトに戻してる最中。ちょっと面倒くさい。

2014/03/05追記
●Mavericks問題のその後
OS X Mavericks 10.9.2アップデートした。タグの色丸が小さすぎて役に立たない問題のほうはそのまま。「Finderウインドウ右からはみ出す問題」はいちおう修正された模様。でもやはり、表示オプションで「デフォルトに戻す」ボタンを押して、他のウインドウを開いてからそのウインドウに戻る手順を経ないと最適な表示に戻らない。めんどくさいなあ。

2014/04/09追記
●Mavericksのリスト表示問題の解決?
OSX Mavericksのリスト表示ウインドウの右から項目がはみ出す問題。やはりちゃんと直ってないようで、イライラさせられる。で、リスト上部の項目名の境界(カーソルオンで左右に動かすカーソルになる場所)をダブルクリックすると正常表示に戻ることを発見。え〜〜っそんな方法があったのか!っていうか、僕が騒いでるだけで誰も問題にしてないようなのは何なんだろ?

MODO、Mac Proでの問題

MODO、Mac ProのRadeonをGeForceに換装して快適になったような気がするけど、Radeonでもぜんぜん支障無いという情報が。あと、昨夜作業しててテクスチャペイントが以前と同様にガクガクになる事態が発生。

ポリゴン数の多いサブディビモデルで数秒固まるってのがなくなったのは明らかにGeForceの恩恵だと思うけど、スッキリしない。ので、Radeonに戻してテストしてみた。

Radeonに戻してMODO、やはり起動直後でもオブジェクトに直接ペイントはガクガクする。UVにペイントはそこそこ滑らか。重いサブディビモデルは、少なくとも起動直後はちゃんと動くねえ。おっかしいな。やはり時間たつと重くなる? スカルプトも重く感じないなあw マズい。起動直後から直接ペイントがガクガクするのが確かってことだけ確認できた。

GeForceに戻した。MODOの直接ペイントは確かに滑らか。と思ったけど、ガ〜〜〜ン!な事実判明! 特定のブラシサイズの時だけ極端に遅くなるらしい! もう一回Radeonに戻して確認しないと。↓


Radeonに戻してブラシサイズによる描画スピードの違いを確認してみた。やはり!!ガ〜〜ン!! 同じだ! ストロークガクガクはブラシサイズによるものだった!ブラシサイズ19では滑らか。20でいきなりガクガク。50くらいで実用に耐えるくらいの滑らかさに戻る。「ストローク補間がオン」の場合、です。

じゃあ、何? GeForceを買ったのはまるっきりムダ???

一方、MacBook Air(Mavericks)では同じブラシでもサイズによるガクガクは見られないと確認。どうなってんだ?? Mac Proそのものに何か欠陥でもあるのか??↓


GeForceに戻したw ブラシサイズ20でガクガク、19で滑らか。VBOモードがオンでもオフでも同じ。MacBook Airでは起こらない・・・。もう決定だな、Mac Proのせいだ〜! ・・・・・・・脱力・・・・・・・・・。 Mac Proごとゴミ箱にブチ込みたい。。。↓


・・もう一つテスト項目がある。グラフィックが変らしいと言われるMavericksじゃなければどうか?OSX10.8.2にmodo701SP4をインスコ。ブラシサイズ19で滑らか20でガクガク問題の再現なるか?・・・再現しましたw Mavericksのせいじゃなかった。↓


そっかもう一個試すことあった。Windowsではブラシサイズ19-20問題はあるのか? Windows7でもブラシサイズ19-20問題が出ることを確認。

結論。ビデオカードがRadeonかGeForceかに関わらず、Mac Pro (Mid2012)が変。

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2014/02/21

MODOとビデオカード(続編アリ)



(この項は間違いです!後日談を参照のこと)

MODOがRadeonと相性悪いって聞いてたけど、具体的にどんなもんかイメージがつかめなかった。グラフィックがオンボードのMacBook Airのほうがテクスチャペイントがぜんぜん軽く描けるのは気のせいじゃないぞ!ってくらいは思ってたけど。GeForceを入れるしかないのか?

試してみた。・・・初めてちゃんと比較してみてショック受けたw【画像参照】。MacBook Airでぐるぐるっと素早く描くと普通にグルグル描けるけど、RadeonのMac Proではガタガタ。ブラシストロークがぜんぜんついてこない。歴然とした違い。

このMac Pro用のGeforce、けっこう高いモデルしかないみたい。Mac Pro自体やめてMacBook Proだけにしようかって今、これは迷う〜。どないしょ。せっかくビデオカード新調してたいして効果無い可能性もあるわけで。

うぐ〜〜。メインマシンをiMacかMacBook Proに替えたくてウズウズしてたのに、安くないGeForceを入れたらこの先2年くらいこのMac Proを使い続けなきゃならないのか〜。ポチッとな。くそ〜。

GeForce届いたので取り付けた。MODOで試してみる。ちょうど作業中の8000ポリゴンのサブディビジョンモデル、Radeonではスケルトンとか何かいじると10秒以上固まってたのが、リアルタイムで動くようになった! これだけでも大満足!

テクスチャペイントも軽くなった! UV直接ペイントはめちゃ速い。モデルにペイントは超素早く描かなければ十分滑らか。ストロークがちゃんとついてくる。【画像参照】

GeForceに換装して大正解〜。マルチレゾリューションスカルプトもめちゃ軽い気がする!いろいろ快適になりそう! 購入したのは「GeForce GTX 680 Mac Edition 2GB」です。

う〜〜〜ん、しかし。2年近くこのMac Proを使ってきてGeForceを使ってなかったのは、ものすごい損した気分。。。ところで、CINEBENCHのOpenGLではRadeonが33.71fps、GeForceでは24.49fps、遅くなってるのに。やはりMODOとの相性?

2014/02/19

感動したらシェア

おとといしたリツイート、今気がついて削除した。「○○○○と思い込んでた人は全員、正直にコメントしてシェア」ってこれ、「感動したらシェア」の類じゃないかこれ! ムカ〜〜!!「感動したらシェア」「おもしろかったらリツイート」とか大嫌いなんだよ!面白いと思ってもそう書いてあったら絶対シェアしない!

ネットリテラシーの大ベテランと思ってた有名人たちがTwitterアカウントを乗っ取られた件。僕もそのニュースを見ようかと思ったけど認証が必要だったからやめたのだ。認証が必要なリンクは基本的に全部怪しい! 危険レベルは最上級。

「感動したらシェア」は、感動話や面白写真を(著作権とかの配慮なしに)集めてきて大勢にシェアさせ、十分広がったら本文を広告に差し替える手口で知られている。実際に広告に差し替えられた例はあまり見てない気もするので、実害があるかどうかは知らない。

でも、個人的に純粋におもしろいと思った話を広めるのと違って、何らかの意図のもとにやってるわけで。リツイート数か「いいね」数がほしくて、ネットで感動話おもしろ写真とか探しまくって投稿してるのも気味が悪い。

昔からの友人とか考え方が近いと思ってた人が「感動したらシェア」とかいっぱい流してたりすると、あー、やはり価値観は人それぞれなんだ〜〜とあらためて気づかされたりするw

あと関係ないけど、「○○さんが自分のページへの『いいね』をリクエストしています」が初めて来たとき、そんな恥ずかしいことするヤツいるのかと仰天した。外国人ならしかたないよねと思ってたけど、最近は日本人でも普通にやるんだなあ。はっきり広告目的なら理解のしようもあるけど。僕が古いのか?

2014/02/18

安易な表現/記号的表現とマンガ絵

●安易な表現

TDW作品を作ってるとき、何か物足りなくてひと味加えたいとき、トゲトゲを付けてみることがある。ところが、トゲトゲって何にくっつけてもかっこよくなっちゃうんだよね。キケン。そういう『安易な手』はなるべく使わないようにしたい。Furで毛を生やすのも見た目がリッチになるので「安易な手」の仲間。

見た目が様になってるようにお茶を濁す。キャラクター的によく見かける代表的なのは天使みたいな翼をつけるやつ。武器を持たせたりタバコをくわえさせるのも同等。目を閉じて瞳を見せないのもそう。本体に関係なく様になって見えてしまう。

そのような、絵を描くときの「定番モチーフ」は無数にあって、ひどい場合にはそういうものだけでできてる絵とかあるもんね。慢性化すると悲惨。そういう「制約」の中で新味を出していくのが面白いのかもしれんけど。

○余談。天使の羽根をつけるところまではなんとか許せても、頭の上に輪まで描くのはいかがなものか? 何も考えてないとバレてるぞみたいな。「天使の輪」ってもともと聖者の後光の表現が輪として定着したんだろうけど、転じて「死者」の記号でもあるわけで。つまり、額に三角つけるのと同じ表現。あんまりかっこよくないよねえ。

「天使の翼」って、手が下方向に伸びているときに肩の空間が空きすぎるのを埋める効果があるんだよね。同様に、ロボットや戦士の肩パットみたいなものも同じ効果があるから定番になってる。と推測。

●記号的表現とマンガ絵

何かを表現するための「記号的表現」って、見る人みんなに通じる前提で使うし、「ある意味を表現するための既製の素材ユニット」だから表現の省力化ができるわけだけど。少なくとも、幼児向けアニメなどでマンガの記号的表現を使うのは間違ってると思う。

目がバッテンになったり点目になったり、焦ったときなど汗の水滴を使ったり等。それは登場人物の感情を読み取らせるのではなく、こういう時にはこういう表現をするのでよろしくという強制。「仲間内にしか通じない記号で表現」になってるおそれがある。

あと、効率よく描くこと最優先で進化・特化したマンガ・アニメ絵が、唯一の表現方法みたいに思っちゃってる世代の年齢がどんどん上がってきてるのを感じる。3DCGの立体的なアニメさえ一般的には抵抗があるそうで、「セル画調でないと日本ではダメ」という常識が出来ちゃうほど。イラストレーションだって、マンガ絵以外の表現があるってことを知ってるのは相当の物好き、みたいな。

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2014/02/17

日本自画自賛すぎ

和風総本家などのテレビ番組で「日本ってすごい!日本文化、日本の製品ってすごい!」って件。僕らなんかみたいな中年以上の人なら「ああ、今までやってきたことは間違ってなかった」って感動していいと思うけどさ。子供たちには「日本はダメ、外国すごい」って最大限に吹き込んでおかないといけないんじゃないかと思う。

クールジャパン戦略が話題になってから特に、「日本すごい!」って言いすぎだと思う。どこの国もギリギリの努力をしてその水準にあるわけで。ちょっとでも油断するとビリまで落っこちるぞ。

あと、どうしても気になってしまうのが、「日本人の道徳や民度すごい!」って件。ゴミが落ちていないとか、災害でも暴動が起きなかったり、行儀良く行列したりなど。平和で良い結果になってるのは間違いないけど、基本的に「個人の判断で他と違う行動をする人はその社会からつまはじきにされる」があるからだよね。そんな窮屈な社会が本当の意味で幸せかどうかは疑問。

2014/02/15

ZBrushでZRemesherを使う練習

ZBrushで形を作ってリトポする方式のモデリングのリハビリ。ZRemesherでオートリトポ。ポリゴンが少なすぎかもしれんけど、いちおう出来ることを確認。MODOに読み込んで少しだけ整えた。すご〜い!と思う人もいると思うけど、これだけの作業に4時間くらいかかった。最初からMODOでモデリングしたら1時間くらいで出来ちゃうんで、やっぱ比較的ローポリを作る目的には向かないのかなあZBrush。




懲りずに二個目。今度はリトポ主体を徹底するので元立体はかなりラフ。目の周囲の流れがらせん状になってしまう他は、だいたい思い通りのポリゴンができた。善し悪しは置いといて、とりあえずここまでそんなに時間かかってない。席はずした時間を除けば40分くらい? ちゃんとポリゴンを整えるのにあと1時間くらいかかるとしても、MODOでのモデリングにくらべてそれほど時間かかるわけじゃないかも。ちょっと主力に使ってみてもいいかな。




2014/02/13

ゴーストライター作曲家騒動の件

ゴースト作曲家騒動、最近考えていたことと重なったりして非常に興味深かった。

●ゴーストライターの是非

自分の名前のもとに秘密裏に外注で作っていた形になるわけか。ファンは裏切られた気がするだろうけど、外注そのものは悪くない。作曲家ってよりはプロデューサに近くなるけど、最終的に自分の名前で発表するのならそれでいいんじゃないかと。

「イメージや構成を伝えて作ってもらった」が、テキストなのか絵なのか最初はわからなかった。譜面スケッチならぜんぜんオーケーだろうし、初期には自作曲の編曲依頼もあったらしい。

マイケル・ジャクソンが(というよりプロデューサーが、だろうけど)、坂本龍一の「ビハインド・ザ・マスク」を「スリラー」に入れようとして、作曲のクレジット譲渡が条件ってことで断られたって話も。ってことは、MJ作の曲のかなりの割合が他人の作曲ってこともあり得るわけで。

音楽でも出版でも映画でも「誰々の作品」が個人の力だけで出来てるわけでなく、最終的に責任を負う(負わされるw)のが、その「誰々」。

あと、イラストやキャラクターの仕事で「自分がやったと言ってはいけない」的な契約のものがあるけど、あれって結局ゴーストと同じ意味にだよね? まあ、作品と同時に名前が出る仕事は出版以外にはあんまり無いけど。

●作者の物語

「売れるには作者の人生の物語が必要」。最近そのへんが気になっていた。地味でこれといった物語のない僕的には何ともしようがない。むしろ地味で淡々を売りにするかw

ベートーベンやモーツアルトはもちろん、ゴッホの炎の人伝説、ピカソの天才伝説をはじめ、圧倒的に人気のある作品ってたいてい作者の物語ありきだもん。その物語が事実かどうか関係なく。事実でも盛ってるよねたぶんw

ブームになったようなものでそういう物語付きじゃないものなんて無いかも。よく有名人の「○○伝説」ってあるけど、嘘でもその人だったら納得できちゃう系のネタ。そういうの込みで価値になっていくんだろうな。

「現代のベートーベン」ってキャッチフレーズは、あまりにベタすぎて恥ずかしいけど、そのくらいでないと大衆に届かないということか。有吉の「ブレイクするとはバカに見つかること」も。僕だって作品の評価の取っかかりとしての「作者の物語」に大きく左右される大衆の一人。

そのへん佐村河内氏は(商売的に)忠実に利用したと言えるわけで。ジレンマがないのがスゴイw そういえば、盛りすぎた末に破滅した仲間に、考古学のゴッドハンドの人もいましたね。

ポップのバンドやミュージシャンってたぶん、ほとんど全部がレコード会社によってモリモリに盛られてるんじゃないかなあ。

先日、おもしろい例があった。ロシアの田舎の子供や犬の写真の記事。写真だけ見てもなかなかいい雰囲気。ところが「ロシアのお母さんが自分の農場で撮った魔法のような写真」という見出しがつくと、圧倒的にパワーアップ。

なので、付加価値としての情報や物語は利用しなきゃもったいない手なのですが、新垣氏は期せずして超強力な物語を手に入れちゃったわけですね。

結局、手がかり無しに作品を見ることなんてできないかも。純粋に作品だけを評価してほしいなんて、現実離れしてるんだろうな。スターウォーズとかだって作品そのものじゃなく、制作に至った背景含めて全部の魅力なわけだし。楽天式の長い商品紹介ページも、単体では魅力を伝えにくい商品に、物語をつけてるわけだ。

いやいや、テレビも音楽も工業製品も食品も、匿名性の高いものがほとんどでしょ?ってのはあるけど、注目されると作り手の物語が浮上してきて、それでさらにターボがかかってブームになるんだと思う。

●すごい指摘2件

・「より正しい物語を得た音楽はより幸せである 〜佐村河内守(新垣隆)騒動について〜/森下 唯」

「佐村河内氏の誇大妄想的なアイディアを新垣氏が形にするという、この特異な状況下でしか生まれ得なかったあれら一連の楽曲とその魅力」だって!!

・「偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ/伊東 乾」

「作曲課題の<実施>」そうなのか!!

つまり、十分な実力と芸術的プライドを持つ人なら普段は手がけないような種類の作品が、発注やコラボによって実現してしまうということ。これって完全に一般の「商業的クリエイター」そのもの! オリジナル作品では絶対に出せない/出さないような発想や品質の作品が、ややこしい条件やリテイクや締切などを含む「発注」によって出来ちゃうんだよね!

絵に置き換えると、古今東西のあらゆる絵の表現法に精通していて何でも描けちゃう実力はあるのに、現代美術の世界で生きてるため自分の作品として絵を描かなくなってる人がいる。でも、匿名仕事で頼まれて誰々風の絵を描いてみたらめちゃくちゃウケて痛快! 持ってる技術をちょこっと発揮してるだけなのにw みたいなもんかな。

もっと言えば、田中圭一氏が手塚タッチや本宮タッチを駆使してギャグやパロディではなく真面目なマンガを描いたら大ヒット! みたいなもんか。

●意志の力

会見でも言ってたけど、佐村河内氏の意志の力ってのは本当に強大なものってところは見習いたいとか思ったw 作曲も楽器もできない空っぽなのに、意志の力だけで自分をあそこまで持って行ったってのは驚異的。

●音楽のイメージ、絵のイメージ

現代のベートーベン佐村河内氏はどうやら耳は聞こえるらしいけど、作曲家って楽器や機材が目の前になく物理的に無音でも作曲できるのはうらやましい(実際に演奏した上での調整は必要だろうけど)。

僕だってそれほど長い曲じゃなければ頭の中でほぼ完成形が鳴るまでこねくり回した上で、最後にそのまま書き出せたりする(譜面書けないのでGarageBandのピアノロール入力)。

一方、絵やキャラクターを作るときは、おぼろげなイメージと色くらいしか浮かばず、実際に描きながら作っていく感じ。頭の中でほぼ完成まで詰めておいて、最終的に紙やパソコンに一気に吐き出す! ってことができたらなあ〜。

絵描きやイラストレーターやデザイナーの人って普通、頭の中でどこらへんまで思い描けるんだろう? 頭の中で完成した絵を描き写すだけって人もいるんだろうか? 僕はアイディアや配色の断片どまり。歩きながらやウトウトしながら形や色をはっきり思い描くってのはまったくダメ。イメージをまとめるのは紙がないとムリだなあ。

たぶん、絵が平面のあちこちに同時に多数の要素が散らばってるのに対して、音楽はいくら音がたくさん並んでいても鳴ってる瞬間は点でしかなく、同時に数個の音を思い浮かべられればいいからだろうな、と想像。

●おまけ

Kindle本『「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か』去年11月号の記事のKindle書籍化。読んでみた。インチキが判明する前にここまでちゃんと見てる人がいるんだ!って一瞬おどろきかけたけど、たぶん周囲や専門家にはあやしいと思ってた人は多いんだろうな。何がすごいかというと、マスコミが偽作曲家を持ち上げる中で、ちゃんと疑問を呈すること。

なのに、アエラは何だよ? 「取材したけどインチキ臭かったのでボツにして掲載しなかった」って記事があったけど、インチキ臭かったことを記事にしなかったのはジャーナリズムの自殺じゃないのかとw

2014/02/05

ペンギン3Dプリント



某イベントのプレゼント用に作成したけど直送だったため実物は見れてなかったZPrinterによるフルカラー3Dプリンタ出力のペンギン。あらためて自分用に発注したものが上がってきた。6cmくらい。素晴らしい仕上がり!

出力をお願いしたのはrinkakさんです。

 裏話。編集部から依頼があったとき「3Dプリント? はいはい、やったことありますよ。2体ポーズつけて出力ですね。了解です。」って軽く引き受けたのですが・・・。

今までZPrinterを含め、けっこうたくさんの機種の3Dプリンタで出力してみたのは事実なんだけど、データの調整はほとんど先方にお願いしてたので、「マシンに送ればそのまま出力できる最終的なデータ」を作ったことがなかった。

いろいろ調べたり人に聞いたりしてデータ作成。3Dプリンタ向けに使ってきたSTL形式はUVマップがついて来ずテクスチャマップが使えないことがあらためて判明。どうも、VRML(.wrl)で渡すものらしい。以前はOBJで大丈夫だったけどなあ。

最大の問題。出力サービスの注意書きによれば、ZPrinterで出力するものは完全一体型でなくてはならず、パーツの重なりもダメだと。え〜〜!そうなの〜〜! 頭部と胴体とスタンドと小道具、全部別パーツだよ〜。

依頼を受けて数時間で発注できるつもりだったのに、ZBrushや3D-Coatの関連機能をゼロからやらなくてはならず、最終的にZBrushで数十万ポリゴンのメッシュが作れるまで一週間もかかっちゃった。もちろんUVも作り直してペイントし直し。ちょうど実家で大型作品集中制作やってる最中だったので、いろいろ焦りまくり。

で、完成したデータを某大手3Dプリントサービスに送ったところ、「エラーで出力できません」と。3Dデータ検証ソフトなどでいじってみても原因わからず。あらためて、そこで初めてrinkakさんに連絡を取って相談してみたら、なんと! データの出力サイズが「0.06mm」になってた〜! 単純に3Dソフト間での書き出し/読み込みスケールの違いの問題だった。1000倍に拡大し、ようやく出力に漕ぎ着けた〜。

いやしかし、完全一体型でパーツの重なりもダメって、そんな難しいデータを3Dプリントやってるみなさん作ってるわけですか? ロボットとか美少女フィギュアとか一体型で作れるわけないじゃんとか思うんだけど。何かすごい簡単な手でもあるのか? っていうか、例の中止になったCubifyの出力用データは、腕がめり込んでたり歯が別パーツだったりしてるけどなあ。

いくつかのサービスの注意書きを見てみたけど、複数パーツで構成されたものを一個として出力は一応可能だけど、ちょっと時間かかるよとか書いてある。そんなに気にすることじゃないのかも。やっぱ「一般向けの出力サービスとしての安全」優先でそういうことになってるっぽいですね。

その後確認したところ、ZPrinter出力でのパーツの重なりは大丈夫とのことでした。厚みのない板ポリゴンや閉じてない開いた形状に気をつければいいそうです。 な〜〜んだ、する必要のない苦労しちゃったらしい。気軽に出力依頼できるようになりそう。

2014/02/03

絵の練習

ヨシナガさんの「ハイブリッドワーカー」の、田中圭一さんのインタビューがおもしろい! 手塚治虫タッチなんであんなに上手いんだろ、こういう何でも描ける天才たまにいるよねと思ってたら、ものすごい量を練習してたのね!

「メチャクチャそっくりにすることがリスペクトなんだ」って、ノートに一日一ページ手塚タッチの練習を2年続けたとか。あと、本宮ひろ志タッチは本業で必要が生じて「業務として」本宮タッチの練習w そりゃ楽しいだろうなあ。

僕の場合、「絵の練習」って今まで何枚描いたかなと考えてみると、こんな絵を描きたいという目的があっての模写とか手足とかポーズの描き方の練習的な意味では、・・・たぶんスケッチブックで言えば20枚に届かないかもw

ってことで、ちょっと本気で「練習」してみれば、僕的最大のコンプレックスの「下絵を描くのが超ヘタクソ」は克服できるかもしれんなどと思った。

(あと、手塚タッチで「商売」することのヤバさを、サラリーマンの営業としての根回しスキルをもって外堀から埋めていく手法にシビレた! )

ハイブリッドワーカー 会社勤めしながらクリエイティブワークする (アフタヌーン新書) [Kindle版]

2014/02/01

液タブを板タブとして使う


ふと、Cintiq Companion Hyblidを板タブ代わりに使えるのではないかとやってみたら、当然、できるのであった。普段は板タブ、手描き作業の時は下を見て作業。以前の12インチCintiqではこの使い方が推奨されてたけど。

ただ、板タブとしてはintuosにくらべると画面周辺での精度が甘くなり、ゆらゆらして正確にクリックできない傾向があるので、思ったよりは実用度低い感じ。やっぱ板タブを極めるほうがいいかもね。

・・・別に液タブだけでやりゃいいんだけど、どちらで作業するか迷ったり、老眼のために眼鏡のつけはずしが思いのほか大きなストレスになってるのです。そこでヤル気を失って作業中断してしまうことも多いんで、そういう原因を取り除く必要を感じてるのです。

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