2013/02/20

ツイートが手を離れること

会田誠氏の作品に多くのツイートが「無断使用」された件。詳しく調べてはいないけど、Twitterにも使用許可を求めてもいないそうで、法的にどーこーというのはよくわからない。っていうかそのあたりは置いといて。

誰が書いたかわかる状態で「全世界」にすでに公開されてるツイートが、特定の場所で公開されるのがイヤ、というのはちょっと奇妙な感じ。何かの主張の象徴として「ツイートの集合体」に含まれて利用されるのはイヤってのはわからなくもない。逆にアイコンなしで書き手をわからなくされていたら怒る人もいるかもしれない。

「自分のツイートがネットの外部に取り出されて利用されるなんて聞いてないよ!」って感じもあるかな。(ただ、最初のTogetterまとめでは「芸術家が自分の商売のために他人のツイートを勝手に使うのはいかがなものか」のニュアンスが大きかった。それはちょっとなあ。)

誰かに何かの主張の道具として利用されるってのはTogetterだってそうだし、そもそもリツイートだって引用だってそうだ。ってことは、ツイートボタンをクリックした瞬間に自分の手を離れると覚悟するしかしょうがない(公式リツイートなら元発言を削除できるけど)。

手を離れるってことは、どういう解釈されても誤解されて何かアクション起こされてもしかたないってこと。実はかなり恐ろしいことだったりする。インターネットの初期にさんざん脅かされた「今お前が書いたことは、全世界に発信されてるんだぞ! いいのか?」ってこと、今ちゃんと常識になってるのかな?? なってなさそうだなあ。

僕も毎日くだらないツイートを書き飛ばしてるけど、ときたま猛烈にツイートしたくても「これ書いたらマズい!」ってガマンすることがある。有名人に対する軽口っぽいツイートをして本人から突っ込まれてあたふたしたりとかあったし。衝動を抑えきれずツイートしてから削除することもよくある。

その意味では相当に自制が効いてきたとは思う。それはひょっとすると「空気を読んで表現の自由を自粛」してるのかもしれないけど、脊髄反射で書いた発言に自分で責任とれないし、議論吹っ掛けられるのもイヤだし。・・・って、ブログだってデジクリ連載だって同じなんだけどね。

先週2月12日、「遠隔操作逮捕」についてツイートしたら、1900を超えてリツイートされたんですよ。普段はせいぜい数十リツイート、過去3年間の最高でも200リツイートくらい。数百リツイートを超えると、もうなんか完全に手を離れちゃった感じで、変なとばっちりが来ないかこわくなる。実は数日間ビビッてた。↓

「遠隔操作逮捕の件で、マスコミや警察がコンピュータやプログラムについての無知・無理解ぶりを盛大に晒してるらしいですけど、たまたま僕らがパソコン関係多少わかるから突っ込めるわけで。他の全てのジャンルに対してもその程度の理解でメチャクチャ言ってるということなので、たいへんおそろしい。」
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