2012/04/29

蛇腹ノートアプリと、巻紙ノートアプリ

●蛇腹ノート「Paper by FiftyThree」
ずいぶん話題になってるPaper by FiftyThreeっていうiPad用お絵描きアプリ。FiftyThreeは、頓挫したタブレット端末の開発に関わったマイクロソフトの元社員が立ち上げた会社だそう。

超がつくほど素晴らしい使い勝手! っていうか使ってて超キモチイイ! モレスキン的なノートをアプリ内に何個も作成でき、ノートを選ぶと中身が蛇腹状に開いて全ページを信じられないほどスムーズに閲覧でき、二本指ピンチアウトで拡げるとそのページが開く。途中で他のページを見たかったら二本指ピンチインで蛇腹状に戻り、一本指スクロールで閲覧。どのページにもスッと移動、全体を見渡すのも同じ操作の中。二本指で巻き戻すUNDO操作が新鮮。

紙のノートを模してページをめくれるようにしたアプリは無数にありますけど、蛇腹ノートをモデルにしたことの勝利! モレスキンにも蛇腹タイプがありますが、Paper by FiftyThreeの使いやすさはもしかすると紙のノートを越えたかも。

SketchBook Proなどのスケッチアプリを使い慣れた僕的には「拡大縮小表示」はおろか「ブラシサイズの調整」もできないし色数も9色のみなので、本格的に使うにはかなり不満。でも、逆に限定されてるからやれることが定まるという利点もある。この心地よい使い勝手は放っておくにはもったいなさすぎる!

書き溜めたノートは「モレスキン丸ごと一冊が作品」に似た感じがあり、時間をかけて「すごいノート作品」を作ってみたくなること請け合い。ところで、無料アプリってことになってるけど、実は6種類のペイントツールのうち4本は有料。一個170円。結局全部買うことになるわけだけど。

●巻紙ノート「Sketch Rolls」
しばらく前に知ったSketch Rollsというアプリも面白い。こちらは名前のとおり「巻紙、ロール紙」状のノートです。ノートはいくつも作れるし、ロール紙の端まで来たらはどんどん足して長くできる。ペンはシンプルな一種類だけですがサイズや色は変えられますし、消しゴムもあります。こちらもズーム表示はできないです。

ロール紙状のスケッチ・ドローイングアプリがほしいと思ってました。アナログでも、ページめくり式のスケッチブックやノートはアイディア出しに向いてないのです。紙の端っこやページという単位での断絶があるし、他のページを参照するにはページをめくらなきゃいけない。その点、ロール紙では少なくとも横方向の断絶がない。IKEAで子供のラクガキ用にロール紙と専用台を売ってるけど、アレかなりほしかった。

アナログのロール紙は場所をとるし、紙を回して描けなかったり、すでに巻かれてしまった部分を閲覧するのがかなり面倒。Sketch Rollsではスクロールが簡単なのでそのあたりは紙のロール紙を越えている。横スクロールのみってのは一次元の動きなのでシンプル。単に広さなら、Adobe Ideasでペンサイズを最小にして描くと数メートルの正方形の紙相当の広さを使えるのですが、こんどは探す範囲が二次元だからiPad画面では迷いがち。

ただ、Paper by FiftyThreeが登場してしまった後では、ロール紙ノートの閲覧や開閉の点で使い勝手が劣って見えてしまうのは残念かな。でも、他のノートアプリはもちろん、Paper by FiftyThreeでさえ「描いてるときはページや見開きの範囲に拘束される」わけで、左右方向に断絶がないロール紙は強力です!

2012.4.9
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